2010年10月の記事 (1/1)

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勉強会を終えて 触れることとはー

あなたは、
ありのままの自分を極力信じ、
感じ、知らなくてはならない。

そうしてはじめて
われわれはその状態を
変えることができる。

  (五番目のサリー、ダニエル・キイス)


昨日は急な開催にも関わらず、20名近くの
参加本当にありがとうございます。

AMは実際の動画から
評価、そして問題点の仮説を立て、
またその仮説をどうしたら懸賞できるか?

またPMはそれぞれ
経験年数が上(4~6年目)のセラピストを中心に
グループでハンドリングの練習をしました。


最初の御言葉のように、

先生方は
ありのままの自分の能力を
感じ、知ることができたでしょうか?

自分で思っているより
理論に足りず、説明できないこと

自分で思っているような
反応を目の前の被験者で出せないこと

でも上の先生がやると
スムーズに動いたり、
実際被検者になると
新人さんと
上の先生では
動きやすさが違ったんではないでしょうか?


何が違うんでしょうか。

自分たちセラピストは
多くの場合、
患者さんに触れて治療をします。


この”触れる”ことは何をしているんでしょうか


ただ関節を動かすのであれば
それこそTKA後のCPMと何ら変わりません

それならセラピストいりません


例えば骨盤後傾で座位をとっている人の
骨盤の動きを誘導する場合に


どこを持ちますか?
なんでそこを持つんでしょうか?

これが説明できますか?


自分はすべてにおいて
理由が必要なんじゃないか
と思ったりします。


ただ骨盤の動きを感じたいからASISの付近を
持っているのでしょうか?

ただ骨盤を前傾させたいから
仙骨を後ろから押しますか?

これらはセラピスト側の都合ですよね。


その人はなんで骨盤を前傾させにくいのでしょうか

骨盤前傾に伴う腰椎伸展の際に
腹圧が高まらず上方へと動く胸郭を
横隔膜で支持できないからでしょうか?

そうであれば腹圧を高めるために
腹部全体を包み
腹横筋や腹斜筋の働きを助けてあげる
方がいいのかも知れません


坐骨でを中心とした骨盤と支持基底面の圧の変化が
うまく認識できないのでしょうか?

そうであれば坐骨の圧を感じやするために
坐骨と座面の間に手をいれ坐骨から
骨盤全体の動きを助けるべきではないでしょうか


殿筋の緊張が低く、筋の長さや圧の変化から
支持面の変化を感じにくいでしょうか

そうであれば触れるべきは
殿筋のはずです。


また胸椎の後湾が強く重心が後方に移動しているために
骨盤前傾の初期に必要な重心を上方に
持ち上げる反応が生まれにくいのでしょうか?

そうであれば助けるべきは胸椎の伸展であったり
胸郭の重さを減らしてあげることかもしれません。


というように
骨盤後傾というだけでも
様々な理由があります。
それは仮説・検証によって

問題点を明らかにしない限りは分りません

だから評価ができないと
患者さんに
触れる理由がみつかりません。

上記のような仮説を立て実際に触れて動いてみる

上手く患者さんが反応できないのであれば
仮説そのものが間違っているかもしれません。


仮説はあくまで仮説です。
いかに多くの仮説を立て
検証し、
目の前の患者さんに当てはまってないことを
消去していく

それだけで
患者さんをよくする可能性は
高まるのではないでしょうか?

自分の今の力を知り、感じましょう

足りないなら勉強しましょう

生まれつき理学療法士のセンスがある人は
いないと思います。

自分も含めて頑張りましょう。

★★
昨日参加された先生、
今後のために
また昨日の勉強会の感想や
もっとこうして欲しい
こんなのやって欲しい
といった意見を
メールしていただけると
ありがたいです。
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今週土曜日…

あなたが自分に望むことを
他人にも望みなさい。
自分が望まないことを
他人に望んではなりません。
       
          J・マーフィー(思想家)


ということで今週土曜は勉強会です!

詳細はこちら

参加費は500円です★

時間・場所お間違えなく★
当日は実技のできる服装できてくださいな!

台風は大丈夫でしょうか?
来れる方は来て下さい(笑)

うちも電車で行く予定ですが
動かなかったら誰か迎えに来て下さい★


実技とか言いながらも
AMは動作分析をまずはやろうかと
思ってます。


だって実技やるにも
評価できなきゃ
何をどう実技するか
わかんないじゃん…

と管理人は感じるので。



実技はあくまで方法です。


評価で
患者さんの問題点が分かるからこそ
改善すべき要素であったり
学習してもらう要素が出てくるわけで…

何を改善するか分からないのに
何をアプローチするの?
その状態で何を実技するの?

というのが
自分の考えです。

触診であったり
ハンドリングであれば
世にいっぱい研修あるので
そちらに行ってもらった方が
よほど良いと思います。

でも手技の研修に行っても
いつ?どう?使うの?
ってなってしまうんじゃないでしょうか?

それをいつ、どう使うか?
を評価で見極められるか?
がまず最初じゃないかと。

午後は実技だらけやりますが
午前中はまず
実技をやるために
必要なこと
をみんなで患者さんの動画を
みながら考えてもらいます。

動作分析から患者さんの
根本的な問題点は何か?
という仮説を立ててもらいます。

グループディスカッション形式で


動作にみられる様々な異常要素のうち
一番問題となっているのは何か?
それは何でか?
異常要素がどんな関係性を持っているのか?
を考えてもらいます。

問題点がA、B、Cとあるとすると
AがBの現象の原因であり、それによってCの現象が起こっている

的な感じで、それぞれ仮説を立ててもらおうと思います。


これができれば
Aの問題を改善すれば
結果的にB,Cも改善するはずです。

B,Cにアプローチしても何かは変わります。
ただ根本的な問題が残っていれば
また次の日には同じ問題が
出てくるはずです。

だからこそ仮説を立てることは
治療の大前提だと思います。

そして検証ですね。
その仮説があっているかどうか
どうしたら確認できるか?

これが大事です。

若い先生は
自分の頭で勝手に答えを考えてしまうことが多いんじゃないでしょうか?

目の前の患者さんではなく
患者さんの現象を
勝手に頭の中でストーリーを作って
頭の中のストーリーで治療してしまう。

そうではなく
そのストーリーが実際に
目の前の患者さんに
当てはまっているのか?

自分の仮説が正しいのか
を検証しないといけません。

検証の方法は
それぞれの創造力ですね。

これをみんなで意見を出し合って
いければと思います。

必死に考えれば
午後からの実技で
考えたことを感じたり
気にしたりしながら実技を
できると思います。


自分で考えていないことは
実技をやっても
気にすることができません。

だって考えてないんですから★


ということで
基本に戻って評価、
そして実技を
たくさんやりたいと思います!!

小脳の難しさ その2

新しい試みがうまくいくことは半分もない。
でもやらないと、自分の世界が固まってしまう。
         
        羽生善治(棋士)



I丸大先生からメールがありました

以下添付します


****************

ブログ更新楽しみにしています。
ここ最近、我らがボスとポニョ先生とのブログは
止まったままですが。



まず小脳の話の前に経験の話ですが、
人生の中で実際に自分で経験することなんて極わずかなので、
文献を読んだり、研修に行って学んでいるということも、
他の人たちが経験した知識を自分が経験したかのように
学ぶことなのだろうなと思います。

成長していくためには、
人の経験から学ぶということが大切なのであって、
自分の考えを押し付けるということには疑問を感じます。

むしろ、若いセラピストの経験から年長者が学べることも
多くあるということに気づかなくてはいけないと思います。
僕もちょっと思うところがあったので書きました。



さて文章の長さを稼いだところで小脳ですが、
本当に難しいですよね、今日もへこみました。
予測・注意・記憶の影響は大きいなと感じています。

小脳障害の初期に見られる吐き気というのも、
重心の移動とともに生じる前庭系・視覚・他の体性感覚の変化を
予測できていない場合が多いのではないかと考えています。

その問題は吐き気がおさまった後も、歩行や立位、上肢操作など
に影響を与えている重要な問題だと思います。


ここからは恥ずかしながら印象(経験論…)という感じですが、
予測(運動のイメージ)ができると、
運動にも変化が生じると思うのだけれど、持続しにくい。
記憶に残りにくいというか、
なんだか運動イメージに対して注意を持続できないというか、
(こんな表現はおかしいのかな?)
と感じています。



管理人さんの言葉にある、
過去に学習された運動についてということに関して、
小脳の方に動いた感じなどを質問した時に、
現在の状況ではなく、
発症前の運動について語られる方を経験することがあり、
そういったことも関係があるのかなと思いました。
取り留めの無い話になってしまいました。
すみません。

****************


というメールを頂きました。

なぜかI丸先生のパソコンからは
コメントができないということで
メールを下さいました。


ありがとうございます。

ではここからは
管理人の考えを…


なかなか下の若い先生の意見を
拾える
という先生はやはり現実的には少ないですかね。

うちは
1年目の時から
そうゆう先生に出会えたので
自分の考えを
突き進めていくことができました。

ただ印象ですが
最近の先生は
自分の考えを
アグレッシブに出していく
若い先生(ポニョ先生やATOMの主力メンバー?)
が少ない、ということもあるかもしれませんね。

ゆとり教育の影響?
でしょうか?



では話しを戻して小脳ですね!

やっぱり難しいですよね。
上手く注意を引き出すことができた症例も
自分は1人しか思い出せないくらい
まだ効果的なアプローチをみつけられていません。

それもまだ
理由ははっきりせず…
残存能力と言ってしまえば
それまでですが…。

まだまだ小脳は大脳皮質以上に
グレーな部分が多いですね。

大脳皮質と違って
直接的に意識化しにくいことも
影響しているのかもしれないです。


吐き気や目に見える障害の
原因であろうと思われる
予測の崩れ。

予測ができないからこそ
準備ができない。


ただ片麻痺患者さんの
準備ができないのとは
質的に違う。

片麻痺患者さんは
運動・感覚障害由来の
うまく動けない、ことでの
準備不足

つまり予測ができていても
その予測に見合う運動を
生み出せない


だけど小脳疾患の方は
運動・感覚の障害は少ないはず
つまり動くための能力はあるにも関わらず
準備ができない。

運動障害ではなく
運動を起こすための
準備(予測)が
できない。

予測ができないからこそ
実際の動作時に生じる
感覚フィードバックを比較するための
フィードフォワード情報がない

だから自己の運動を感じることができない
何を感じたらいいかが分からない

揺れていても
そのことにすら気づかない

なんてことが生じるのかと
思っています。



だけどもだけども
I丸先生の言われるように

「予測(運動のイメージ)ができると、
運動にも変化が生じると思うのだけれど、持続しにくい。

記憶に残りにくいというか、
なんだか運動イメージに対して注意を持続できないというか、
(こんな表現はおかしいのかな?)
と感じています。」


僕はI丸先生の
運動イメージに対して注意を持続できない
ということを

運動イメージそのものが作りだせない、
から注意を向けるべき情報が抽出できず
注意を向け、持続することができない

のだと考えます。


あとは立位・歩行に関してですが
多くの小脳患者さんは
下肢を過伸展して
上肢を完全に突っ張って
立位を保持しようとします。

運動イメージには
空間的なものだけではなく
下肢関節の動きの変化、流れといった
時間的要素もあると思います。

動作場面では
時系列に沿って
関節運動が常に起こり続けています

それも単関節ではなく
多くの関節が
時間的な順序・強さの変化をしながら…

人間はすごいですね。
そして多分小脳はすごい。

この部分が崩れてしまうからこそ
完全に下肢は膝をロックして
動かない下肢
を作ることで時間的・空間的要素をなくし
コントロールする必要をなくしてしまう

これは多くの情報処理を少なくし
ADLを遂行するための
小脳疾患患者さんの
ある意味では
自立するための
戦略であるかもしれません。

つまり動的な情報処理は
すごく苦手なんじゃないかと。

といって単関節の感覚を感じるだけならできます。
臥位で肘の屈伸、ならかろうじて分かります。

でもそれができても

上肢全体、下肢全体
と協調性を求める課題では非常に苦手
時間的・空間的+多関節
な情報処理

の改善には結び付かないのが現状です。


片麻痺患者さんや運動器疾患では
単関節の改善が
上肢や下肢といった
全体の何らかの改善に波及することは
経験しますが

小脳疾患はあまりそうゆう感じがない
(経験論…(笑))


つまり一つの要素が全体に影響している
片麻痺(それだけではもちろんないですが)や
運動器疾患と比べ


運動を含めた
身体全体の制御
そのものが障害されている
とも考えられます。


答えはまだないです…

またI丸先生、ディスカッションしましょう!!

10/30 勉強会 詳細

理解してないことを理解し始めたとき、
人は向上する。
           
        ダライ・ラマ(宗教家)

今日は2つ記事を更新しました

下の
”小脳の難しさ”
のブログも読んで頂けますと
ありがたいかぎりです★


日時:10/30(土) 9:30~17:00(予定)

場所:刈谷市中央生涯学習センター
   和室2・3(注意!場所が変わりました!)



今の所

13名!!

の参加のご連絡を頂いております★

急な開催にも関わらず多くの先生のご参加
本当にありがとうございます!


内容は………

丸1日
実技祭りです!!


内容は
皆さんの疑問に思っていることです!

ということで…

参加される先生は

実技でやりたいこと
臨床で悩んでいること


を考えてきて下さい。

当日
みんなに聞きます

その中から
実技を一緒にやっていこうと思います!!

人数も少ないですし
言いたいこと言って
楽しく
真面目にやりましょう!

小脳の難しさ

たんなる一生懸命にはなんら価値がない。
一生懸命が価値をもつためには、
正しい理論にもとづくことが前提条件だ。
            
       本田宗一郎(本田技研創業者)


すごく良い言葉ですね。

久しぶりに心を動かされました★


一生懸命って言うのは簡単です。

でも一生懸命が
担当する患者さんの人生を
よりよい方向や選択肢に導くことができてるのか?

それが経験論という
あいまいなものじゃなく…


いつも思います。

そして経験論の押しつぶされて
新しい考えに取り組もうとして
つぶされてしまう
若いセラピストの先生を見たり
他の病院の仲間から
話しを聞くと

経験がそんなにえらいのか?

と言いたくなります。

もちろん経験は大事です。


でも努力して
色々試行錯誤している先生を
(努力していない若い先生は含みません)
はなから違うとつぶしてもいいのでしょうか?

その先生方は
若い頃からそんなに
素晴らしかったんでしょうか?


とまぁ愚痴ですが…

世渡り上手くいきたいですね(笑)


だけど経験論に勝つには
知識や正しい理論に基づいて
説明ができるように
ならないといけません

そしてそれを患者さんの
変化に結び付けないといけません。

口だけで偉そうなことゆうてても
上の先生は納得させられませんからね。


うちはそうしていきます。

10年目のセラピストに5年で追いつくために
20年目のセラピストに10年で追いつくために

いいとこどりで。


とまぁ最近
後輩のことや他の病院の若いセラピストの現状を
聞くと
納得できないことだらけなので
ブログに書いちゃいました。

自分の力になれることは
なりますんで☆



話しはタイトルの小脳疾患の難しさについて
に戻ります。

10月から訪問リハに異動となり
うちの病院は総合病院併設の
訪問看護ということもあり
SCD(脊髄小脳変性症)や
ALS(筋萎縮性側索硬化症)など
の難病の方の訪問のリハも行っています。

そこでもSCDの方は毎日必ず一人はいる
くらいの感じで関わらせてもらってます。

また先週の土曜は
訪問はお休みのため
他の病院スタッフの患者さんを
その日だけ担当、という形で
ヘルプに入ります。

そこで小脳梗塞の患者さんを
担当させてもらいました。

今回はその方のことではなく
やっぱり小脳疾患患者さんは難しい

ということで
何で難しいのか?
ということの
私見を書こうかと思いますね★


学校レベルの教科書では
小脳障害では
いわゆる協調運動障害や平衡障害
なんてのが出現する、って書いてあります。

臨床的にもそうですよね。

でもなんで起こるか?
はあまりはっきり書いてありません。

なんであんなに全身フラフラ揺れるんだ?
ということです。

何度か上の先生にも
若い頃聞いたことがありますが

大抵…
小脳だから揺れるのしょうがないんじゃない?

なんて
答えのような答えでない答え
しか返ってきません。

じゃあどうすりゃいいねん。

ということで最近
色々勉強しました。

毎日出あうSCDの方のためにも。


ということで
適当に思ったこと書いちゃいます。

むかぁしむかしは
そりゃまぁ小脳障害=失調
という運動障害にばかり
スポットが当てられてました。

今でもそう考えてる先生も
多いように思いますが。


言いたいことは
でも運動機能にアプローチしてる割には
失調治らないよね…

というのが
自分の率直な意見です。

ということは筋力や外部で観察される
バランス障害にアプローチしても
あまり変わらない…

そして小脳の患者さんは
学習自体も難しいですよね。

アプローチ後
運動パターンが変化したとしても
数分後には
元に戻る…

さっき言ったじゃん…
もう戻ってんじゃん…

と患者さんに突っ込みは入れますが

それは自分のアプローチが悪いだけです。


ということでいつも話しているように
小脳患者さんの目に見える
運動障害や学習のしにくさは
どこから来てるんだいっっ?
ってことですよね。

ということで文献的考察。

視空間的な統合困難・視空間的な記憶の機能不全
これは運動前野と関連する。


→これが運動失調とつながりがあると考えられる原因ですかね。
 次に述べる運動イメージとあいまって。
 自己の身体を空間内で自由に操るために
 身体イメージが存在します。
 その身体イメージは自己と空間の関係性から
 作られると言われてます。
 だから小脳の障害で視空間情報にエラーが生じてしまうと
 これまでの身体イメージを頼りに運動をしても
 情報の取り込みの時点でエラーがあるため
 歪んだ情報を元に運動プログラムを立ててしまい
 結果的に目標物へのリーチングができなくなったり
 視空間情報と身体の結び付けが上手くできなくなり
 体幹失調を含めたバランス障害が生じる
 のかもしれません。


1990年にIngvarらのグループにおいて、
手の運動をイメージすると大脳皮質の
運動野に局周的な脳血流量の増加を認め、
さらに小脳においても同様の局所的な血流量の増加を認めたという.
これは、運動イメージが大脳皮質の運動野だけでなく、
小脳機能も関与している事を示唆するものとなった.


→これは最近よく言われてますよね。
 運動イメージ、つまり予測に関与していると。
 だからこそFB情報に頼ってしまったり
 予測できないからこそ
 動かないように四肢を固めて
 バランスをとろうと
 (動かないようにしようと)
 してしまうかもしれないですよね。
 運動イメージ=運動プログラム
 とも捉えられるので。

Gottwaldらは小脳切除は注意機能を低下させることを指摘している.
注意分配課題、作業記憶課題で低下を認めるが、
選択的注意課題の低下はないと報告している.


→そうなんです。小脳患者さんは聞けば単一の感覚にも注意を向けられます。
 はっきりしないことも多いですが。感覚障害ではないですしね。
 でも分配は難しい。
 だから上肢のリーチング課題時にも
 姿勢制御というリーチングのための準備の活動が
 できないんかもしれないですね。

注意力,記憶,処理速度,情緒障害、視覚構成 (visual constructive copying)
などに影響がある

→注意・記憶や視覚的な問題に加え、処理速度にも問題がある印象は強くします。
 しゃべっていても、発語にしにくさはもちろんのこと、
 質問に対する反応が遅くないでしょうか?
 自転車の乗り方のような運動感覚の記憶や
 筋感覚そのものが入力されている小脳。
 脊髄小脳路を介して筋感覚は小脳に入ると
 言われています。

 ということは筋の感覚は無意識的に処理されてしまう…
 でも実際には筋の感覚は意識できるような気もする…
 
 なぜ無意識に処理されているはずの感覚を
 感じることができるのか?

 これはまた別の機会に…



ともあれ
小脳障害ではこれまでの経験で完成された
運動感覚の無意識的なパターンが崩れてしまいます。
そのためその時に必要な情報を
予測的に使うことができないのかもしれません。
何に注意を向け
どのような感覚情報を頼りに
運動したらいいのかを
プランニングすることができないのかもしれません。

また視空間認知の崩れから
今まで通りの身体-環境との関係で
学習されら運動パターンが
崩れた情報を頼りに
プランニングしてしまうために
結果的に
外見的には
環境に適応できていない
つまり運動失調として出現してしまうのかもしれません。

ただ筋トレをしていたらいいのでしょうか?

鉄棒ができない子どもは
筋力が足りないのでしょうか?

筋力だけでは説明できません。

小脳疾患は特に強く思います。

★I丸先生、是非ご意見をお願いします★

痛み

脱皮できない蛇は滅びる。
その意見をとりかえていくことを
妨げられた精神も同様だ。
           
     ニーチェ(哲学者)


痛み関連の研究をしていることもあり、
痛みに関する文献を最近読んでます。

痛みは奥が深いですね~


次回の強化勉強会(まだ日程は未定ですが)

痛みに対するアプローチでもやろうかと
思ってます。



臨床的にも良く感じることですが

痛みは実際の機械的なストレスだけじゃなくて
情動や記憶など、認知的なプロセスの
影響を受けまくります。

だからこそプラセボなんてことが
功を奏することがあるんですね。

実際にプラセボだけでも
前頭前野や前帯状回など
痛みの下行性抑制系の賦活が
みられるなんてことも
科学的に示されてきてます。

注意を痛みから反らす
ということでも
十分自覚的な痛みを軽減することも
あります


自分の現在の研究テーマも
この辺ですね。

バイオメカニカルな要素だけじゃなく
注意や自己の体性感覚情報を
上手く利用することで
痛みの軽減と運動パフォーマンスが
改善する
ってことを示したいんです。


臨床的には
何となくそうなんだろうな…

ってことを証明しないと
ただの予想になっちゃいますからね。


神経科学や精神医学の部分では
痛みの抑制や鎮痛に関する
論文はここ数年かなり出てきているんですが

セラピストの臨床では
まだまだ
この辺りを踏まえて
アプローチを展開している
セラピストは
少ないように思います。

もちろんいますけどね。


認知運動療法をやっている方は
このことを考えて展開している
発表もちらほら見ます。



自分の研究でも
痛みの軽減=運動パフォーマンスの改善
という相関関係はありませんでした。


これは何を意味しているのか?


当たり前のように考えられている

痛いから筋発揮ができない!!

ということではないようです。




頑張って英語論文を読んでいたら

痛みの存在自体が
ボディイメージを歪めてしまい
大脳皮質の再構成を起こしてしまう

また痛みがあると
運動プログラム自体が
ある目的の遂行、という課題よりも
痛みからの逃避を優先して
プログラムを
勝手に書き換えてしまう

なんてことも言われています。

だからある程度の
痛みと共存する時間があると

例え実際に生じている痛みが
消失したとしても

学習された運動プログラム自体は
勝手に修正されない


という可能性があるかもしれませんね。


痛みに対するアプローチは
鎮痛はもちろんですが

鎮痛だけでは不十分で

痛みによって崩れてしまった
ボディイメージや
運動プログラムの修正までを
含めて
臨床展開する必要がある

ってことを考える
必要があるんじゃないんでしょうか?


なんてことが自分の研究から
痛みに対して
認識させられたことですかね。

まだ抄録完成してませんが(笑)


たまには真面目な話しをしてみました。

今回は少なめです★

楽しみを期待するのも、
また一つの楽しみである。
          
        レッシング(劇作家)

研究のデータ処理やら、
抄録作成やら
考察のための英語論文読んでたりで

なかなか更新できずすいません。

英語は大変ですね。
1論文読むのにまだ数日かかります…

広島の相棒は
もう日本の論文なみにすらすら
読むらしいですが…。


まぁ何事もやらないのに
できない!
なんて思うのが嫌いな私なので

そして相棒に差をつけられるのが
嫌いなので
頑張ります


ということで
10/30開催の勉強会ですが

参加人数が
今の所10人くらいか?
多くても…

いいですね~少なくて(笑)


10月入ってからの応募
だったので
すでに今月の予定が
出てしまっていたので

仕事…なんて人が多かったです


すいませんね
奥さんの予定次第なんで…。

あと最近は土日も仕事の先生も
多く参加人数はこれからも
少ないかもしんないですね。


でもでもでもでも

少ない方がうちはやりやすいので
いいですが★

今回は少ないので
講義形式はなしにして

そして会場も和室なんで
参加される先生方の質問に対して
その場でうちが答えたり
他の先生が答えたり
その中で
実技を通してみんなで
考えよう!

なんて会にできれば
と思います。

人数が少ないほうが
直接関われるので
うちはありがたいですけどね★


では人数には余裕ありまくりますので
暇な先生は
また参加希望の連絡を下さいまし。

10月勉強会開催決定!!

急きょですが10月に勉強会を開催します!!


日程
10/30(土)~
10時~16時くらい


場所 刈谷市中央生涯学習センター 和室1・2
   (刈谷市総合文化センター内)



内容は…

実技中心に
評価と治療


をやります★


9月の勉強会では
実技の時間が短かったので…


人数の把握をしたいので
もし開催する場合
(多分1週間以内には決定します)
参加を希望される先生は
メールを下さいませませ!

若い力

我々は他人の知識によって
物知りにはなれるが、
賢くなるには、
我々自身の知恵によるしかない。
        
        モンテーニュ(哲学者)


うちの信頼する後輩、

I先生のはからいで

1年目の先生方にお話しする機会を
頂きました★


5年目になるI先生の他に、
4人のPT、と1人のOTの
1年目の先生でした。


やっぱり少人数の方がいいですね。

少ないほど、
相手の理解度に合わせて話しを
進められます。


今回の勉強会では、
その中の一人が担当している
片麻痺の患者さんの
歩行の動画から

自分が何をどう見て
どのように仮説を立てて

また実際のアプローチでは
どのようなことに気をつけているか

ということを実技も踏まえて
お話させてもらいました。


自分が思う大事なことは

相手(患者さん)は
どう感じているのか

を考えることが重要

ということです。


そしてそのためには
自分の身体を
感じることが大切

ということです。

伝わりましたでしょうか?



参加された先生方へ。

うちの勝手な考えを
聞いてもらい
ありがとうございます。

役に立つことも
役に立たないことも
あるかもしれません。


全てを分かる必要はないです。

ただあんな考え方でも

学校で教えられなかった方法でも

患者さんの
何かしらの
お役に立つこともできるかも
しれないです


外から観察できることは
何らかの脳の情報処理の結果です。

意識的な部分も
無意識的な部分もあります

脳からも
機能解剖からも
心理学的にも

理由は考えられます。

その色々考えられること(仮説)
が目の前の患者さんに
現実問題として
当てはまるかどうか
を検証することが

評価です。


ちゃんと評価できれば
ちゃんとアプローチできます。

評価が大雑把なら
アプローチも大雑把になります。

最初の御言葉にもあるように
他人の知識を知る、だけなら簡単です。

それを患者さんに活かすために
知恵、が必要です。

毎日考えること、
が必要です。

多分、近道はありません。


あとは
いつも自分が患者さんにやっていること


患者さんはどう感じているのか
どう思っているのか

なんてことを考えるといいかもしれません

少し触り方が変わるだけで
触られる方の感じ方は
全然変わります。

それを知るだけでも
患者さんに
優しく触れることが
できるかもしれません☆

優しいだけでもいけませんけど(笑)


自分的にはすごく反応が良くて楽しかったです。

頭だけで考えず
素直に身体の変化や感じを
感じることができる

若いけど素晴らしいメンバーだと
思います。

いつか機会があれば一緒に働きましょう★
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