2010年11月の記事 (1/1)

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身体ってどう感じてる?

何もしないで何かを得ようとするのは
ムシがよすぎるというものだ。
本気で成功したいと思うなら、
ズルはしないことだ。
根気よく努力するしかないのだ。

    ナポレオン・ヒル『思考は現実化する』


ということで広いテーマです…

最近、講義内容を考えるため
いろいろ文献やら読んでるんですが

最近は現象学の文献などにはまっていたりします。


脳科学やらいろいろ調べても
結局
自分や患者さんが感じるのは
その瞬間瞬間の

身体の感じ

その瞬間に感じている現象

じゃないのかな、
なんて思ったりします。


そうゆう意味で
現象学は様々なヒントを
与えてくれます。

脳や脊髄のそれぞれのつながりや
経路などを勉強しても
(もちろん知ることは大切です)
結局様々な部分や
介在ニューロンなど
えらい数のつながりがあります。

脳や脊髄の1部分が個別に働くことは
ありません。

そう思うと、
脳や神経系の勉強だけをしてても
実際の臨床場面ではうまく説明が
できないことが多すぎるんです…

様々な目に見えない部分の問題が重なりあって
外から見える運動になっているはずです。


まだまだ答えは見えません…



ということで
身体をどう感じる?なんて話ですが

身体は感じる、前に
”それ”として
存在しているようなんですね。

毎回自分の手を
そこらにある携帯のように
探しはしません。

あることは
意識しなくとも
理解してるんですね。

しかもそれは
たとえ手が動いていなくても
(入力情報の変化がなくても)
手がある、
ということは自分たちは知っています。

自分で動かしても
他人に動かされても

自分の手が動いてる(動かされている)
と分かります。

activeな情報でも
passiveな情報でも

自分の手であることに変わりはないんですね。


筋収縮を伴っていようが、いまいが
自分の手
なのは分かってるんですね。


じゃあ自分の手
って分かるためには
何が必要なんだろう

なんて考えてしまいます。


そんな話を
今度講師のI丸先生と
後輩のスーパーエースの子と
あれやこれやと話していました。

患者さんには
この身体の”存在感”なるものが
ない方が多いんではないでしょうか?

議論の中で話題に挙がったのは
随意運動が消失した
身体の存在感までも消失した
弛緩性麻痺の患者さんが
運動を再獲得するためには
どうしたら良いか?
なんて感じでした。

弛緩性、つまり筋緊張が異常に低い
ということは
上肢を例に挙げると

上肢の重さを感知できない
またはあることに気づけない
ために
重さに対応した筋緊張が
生み出されないのではないか

もしそうであるなら
介助の量を変化しながら
重さ、という情報を
感じ取ってもらうことで
上肢の存在に気づき
その重さ、存在に気づくことで
筋緊張に変化がみられるのではないか?

また後輩は
しっかりと筋は把持し、
筋の情報を与えていく

と言いました。

弛緩性であれば筋緊張は低く
筋紡錘の発火も落ちるでしょうから
筋の情報は減っているはずです。

でも筋感覚は
脊髄小脳路系なので
意識には直接挙がりにくいはず。

でも実際臨床場面では
何らかの変化
介助運動に追従してくるような
反応がみられる患者さんもいます。

今日は訪問に出ながらこのことをずっと考えてました。

ちゃんと仕事しさいよ…わたし。

確かに上手い人にハンドリングされると
動かしやすくなるよね。

でもこれって
何が起こってるんだろうと。

自分の目を閉じて
動かす時に感じるのは
実際目に見えるような上肢ではなく

うちの場合は白くもやもやした影
のような形で上肢を認識します。

白熊のきぐるみを着てるような感じね。
着たことないけど(笑)

さっきも書きましたが
これは
自分で動かしても
他人に動かされても
この白い影、
はあんまり変わらないんです。

ということは筋収縮で認識
してるわけじゃないんでしょうね。

ただ厚みがある、ってことは
骨で認識してるわけでもなさそうだ

筋の長さの変化によるものと
そのときの皮膚の伸張感なのかしら

でも皮膚の伸張は直接感じない…

この辺りが複合して
上肢 という大雑把な全体像として
感じているだけのような感じもします。

そう考えれば
把持をしっかりすることで
皮膚や筋・筋膜の変化が強調されて

うちにとっての
白熊の腕のような
上肢、というような
感じが出てくるのかもしれないですね。

だけど
これも自分は肩や肘や手といった
個別部位の認識が前提としてあるから
その白いもやもやが
その肩や肘といった”点”を
結び付けていることができるからかもしれない
と思うんです。

ハンドリングをして
その場で
何らかの反応が出ても
患者さんがそれを自己の運動として
できないのであれば
それはまだ患者さん自身がその感覚を作り出せないの
かもしれません

そこに肩や、肘、手といった
点の部分が存在するからこそ
空間での自分の上肢の位置を確認
でき、
さらには視覚的なイメージにも変換しやすくなるんじゃないかと。

治療でもちろん
感じ取ることは大切だけれど
それだけではなく
それをどう運動に結びつけるか
身体を感じれれば運動ができるわけでは
ないはずです。

長くなりました。
答えがなくすっきりしませんけど
ちょいと考えるきっかけになれば
と思い書いてみました。

講義までに形に
できれば、
と思います。

今日話した2人の先生
ご意見を頂けると
ありがたいです。
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健常者であるが故の落とし穴

物事には、
これでなければならないというものはない。
それが正しいことならば、
これまでのやり方を変えたっていいんだ。
             
      飯田亮(セコム創業者)


良い言葉ですね。
まさに今のリハにあてはまるんじゃないでしょうか。

これまで正しいとされてきたことが
覆されつつあります。

様々な解析機器のおかげさまで。

そしてまだまだ
人間には未知の領域もあります


新たな知見とともに
またリハも変わっていかなければいけないでしょう


ということで
今回は健常者であるが故の落とし穴、
について簡単に話そうと思います。

今日、病院の勉強会で
研修の伝達がありました。

そこで予測的姿勢調節についての話しがあったんですが
うちはこれに疑問があります。

上肢の運動の前に腹横筋の先行的な活動がある
など、ある動作の前にはその動作の準備として
姿勢保持筋が先行して、
また動作中にも姿勢の安定を保つために
姿勢調節が行われている。

というものです。

言いたいことは分かります。

それが健常人であればね。


CVAをはじめとする
姿勢保持の戦略に問題を抱えている人は

その予測的な姿勢保持ができない
ことそのものが問題であったりします。

姿勢制御や姿勢調節といったものは
基本的には意識下で遂行されており、
行為をしている時には
意識に上がるものではありません。

姿勢調節に限らず、
四肢の運動においても
予測は必要です。

健常人でも意識には上がらなくとも
予測はしています。

簡単にいうと
歩ける、と知っている
(予測できている)
からこそ
歩行という手段を使うんですね。

健常人では当たり前すぎて
毎回
”歩こう!!”
なんて意識しなくても
さも当たり前に行っているんでしょうが。

坐位や立位の保持でもそうですよね。

さも当たり前のように
うちらはできます。

でも患者さんは必死にそれらを遂行しようとします。


なぜなんでしょうか?


坐位や立位の
保持ができるための基準
を失っているからではないのか

とうちは考えます。

普通は
視覚情報でも
前庭系の情報でも
座面の情報でも
座っている・立っていること
が認識できます。

でもうちらは
それぞれ個別に毎回意識して
確認はしないはずですよね。
各種の感覚が同時に処理され、

ある人は視覚情報が変化しなかったり
ある人は前庭の情報から頭部が激しく動いていない
ある人は支持面と接触している部分の圧覚が
大きく変化しない、

なんてことで認識しているのかもしれません。
普通はそれさえも意識に上がらず遂行しますが。

この健常、といわれる自分の感覚を
答えだと思って患者さんに接しても
患者さんは同じようにはできません。

各種の感覚の関係性そのものが崩れているので…

自分たちは
言語を十分獲得する前に
姿勢調節を獲得します。

1歳くらいには歩行が自立してきます。

でもこれは
言語的な学習というよりは
運動感覚に基づいた学習
だと思います。

自転車の乗り方や車の運転の感覚
というような
言語化しにくい
感覚

じゃないでしょうか?


本来は意識することなく
また言語的な解釈によって学習することのなかった
姿勢や運動の調節の戦略を

成人になり、何らかの障害を負ってしまうと
そこから再獲得しなければならなくなります。


運動学習には
意識して注意を集中する時期から
運動が上達することで
徐々に自動化、
すなわち意識下の制御に変わってくると言われています。

最初は何かしら意識して
学習する段階があるんですね。

ただ患者さんはこれを生まれてから
一度も経験していません。

だから大変なんだと思います。

課題志向的なアプローチでも
先行的な姿勢調節反応が
残存している患者さんでは

課題志向的な方法も良いかもしれません。

でも課題によって
先行的な反応がない方には
姿勢調節するための
”基準”を作るようは
治療展開も必要なんじゃないでしょうか?

うちは意識させながら行うことが多いですが。

何か良い方法がある先生がいましたら
是非教えて下さい!

何をやろう…?

チャレンジしなかったら、
成功するかどうかさえ分からない。
             
     フィル・ナイト(ナイキ創業者)



2月勉強会の参加者が
あっという間に10名を超えました!

本当にありがとうございます。


まだ何をやるか決めてませんけど…


まだまだ参加をお待ちしております

勉強会については↓をクリック!

2月強化勉強会


今回も4年目以下の
若い先生が多いようなので

基本的な内容をやろうか
ややレベル高めの内容で
皆さんを混乱の海に
連れて行こうか…

どうしようかと悩んでます。

まぁ
あんま基本的過ぎても
臨床に活用しづらいですからね。

なんとなく
印象的には感じていても
裏付けがあんまり…
理論的にははっきりしない…

部分を裏付けして
臨床に少しでも役立つような
内容を講義できればと考えています。

三重の相棒とも話してましたが
せっかくだから
痛みが脳に与える影響でも話そうか

と今は考えています。

痛みによって
何が起こるのか
なぜ急性痛が落ち着く時期であっても
痛みが残存する人がいるのか
なぜ痛みが軽減しても
運動パターンが変わらない人がいるのか?

THAなどで痛みの原因(関節)を取り除いても
運動パターンに改善がみられないのはなぜか?

運動イメージやNLS(neglect like syndrome)を踏まえて
身体・運動イメージと痛みとの関連性、
そしてoutputする運動の変化はなぜか

についてお話しようかと

”今は”

考えています。

ついに決定!2月強化勉強会

今日の姿では
これからの30年を生き延びられない。
         
       ピーター・ドラッカー(経営学者)


おまたせしました!

ついに2月勉強会の日程、講師が決定しました!

2/6(日)
刈谷市中央生涯学習センター
504研修室
9:30~17:00

テーマ
「脳科学と臨床応用」


ということで
今回は講義を中心に
最近の脳科学と
それをどうリハビリに活用するか?

をテーマに
脳科学に精通したセラピストを
講師にお招きしました!


講師名は個人情報ですので
メーリングリスト登録者にのみ
公開させて頂いております

講師は私を含めて5人

認知のマスターコースの修了者、
愛知OT協会の偉いさん、
そしてうちの
三重、と広島にいる2人の相棒…


自分のコネクションのなかでは
脳科学の最高メンバーですね。
まだ講義内容は未定ですが
興味深く、そしてレベルの高い内容が
聞けることは間違いなしです!!


★★
今回も参加は先着順とさせて頂きます
参加希望の先生は
・氏名
・職種
・経験年数
・所属
を管理人まで連絡下さい!!

右上の”管理人にメール”なり
知っている人は携帯なりに…

たくさんのご参加を
お待ちしております
★★


Bridge管理人

自由と代償

自由とは
世界における
我々の存在の仕方の選択である

(Merleau Ponty,1962)


いつやるか分からない、
冬の大勉強会に向けて資料作りです。

なんでやってるかって?!

モチベーションを下げないようにです(笑)


ということで
真面目にメルロポンティです。

この方はフランスの哲学者で
身体についての哲学、現象学を
考えてた人のようです。


それはさておき、
初めの御言葉
1962年に発表されているんですね。

ウィキペディアでは
1961年に亡くなっているらしいんですが…

1960年代にこんなこと考えてる人が
いるってことがすごいです。


ということで
今回は運動について書こうと思います。

患者さんは運動の自由度を失っていたり、
積極的に減らしていたりします。

その結果、
人生における自由度も制限されているのだと
思います。

単なる運動の制限ではなく
それによって
ADLといった生活や
外出や趣味などの
人生の自由も制限されてしまっています。

PTであれば本来の運動の改善を
OTであれば生活や趣味ができるよう環境や方法の改善を

時には両方向からアプローチしているのだろうと思います。

今までとは違う方法でも
充実した人生が送れるようになる
そしてその方法を患者さんが知り
選択肢の一つとなるよう手助けをする

ことも大事ですよね。


代償を作らないように運動を制限し
人生の自由度をある程度減らすのか

代償があっても
道具などを導入しながら
人生の自由度を増やすのか


これも患者さんの選択だと思います。


患者さんはどちらを望んでいるのか?

によってこちらから
提供するべきリハは変わってくるはずです。

代償を嫌うのは
セラピスト側だけではだめですよね。

代償のdemeritを知っても
代償がありながらも
生活の自由度を増やすことを望むのであれば
その意向にそってリハを提供すべきでは
ないのかな

なんて最近は思います。

それもこれも
訪問に出て
実際の生活を見ると強く感じます。


自分の担当している
SCDの患者さんは

家のなかを
体育座りで手をついて
お尻を浮かせた状態で移動します。

そりゃあもう最初は
びっくりしました。

わぉ!!!

と思いましたが

これはこれで
体幹失調の影響で
立って歩けば転倒してしまう
からこそ
重心を低くし、さらには疲れたらすぐに
休憩できる、ためのスタイルなんだと思います。

この方に
歩行を獲得するための
アプローチは必要なのでしょうか?

もちろん全身の持久性や
体幹・下肢の伸展筋の活動を
維持するためには必要かもしれません。

でも歩行の獲得が目的ではないはずです。


歩行を犠牲にして(犠牲、という言い方はあてはまらないかもしれないですが)
この方は自宅内の自立した生活、を送っています。

考え方は色々あります。

患者さんの視点に立てるように
自分はなりたいです。


運動、ADL=歩行ではないですね。
うちの親父もアキレス腱切った時は這って
移動してました。

もちろん
歩行の獲得が期待できる方は
歩行の獲得を目指さないといけないですが。

そこもセラピスト側の”自由な”発想が求められてくるんでしょうね。

冬の強化勉強会

目の見える人間は、
見えるという幸福を知らずにいる。

                   ジッド


どもども、
少し更新が空いてしまいました。


先週末に全国PT学術大会の
演題登録を終え、
また2月に名古屋で行われる
ニューロリハ学会にも
発表することになり
2日で抄録を作る、という
無茶なことをしてました(笑)

両方とも演題通ると良いですが。



ということで
冬の強化勉強会、
脳についてですが、

講師陣が大体決まりました。

うちと三重の相棒は
まぁいつも通りですが。
(ただ三重の相棒も学会やらで
まだ参加できるか分からないらしいです…)

あとはですね

去年?の勉強会で話して頂いたり、
ちょいと前の小脳のブログでコメント頂いた
I丸スーパーOTです。
前の強化勉強会ではクラインフォーゲルバッハの
考え方をOTなのに話してもらった先生です。


あと2名は外部から…

一人目は
この辺で認知やっている人なら
ほぼ知っている
K澤先生です。
有名人ですね!!!

認知の小児の全国研修会の
主催をなさっていたりと
非常にアグレッシブな先生であり
小児だけでなく成人の治療もしていたこともあり
非常に幅広い視点から
脳とか、ヒトを考えている先生です。


もう一人は…

来れたら…とゆうてましたが
神奈川、今は広島にいるうちのもう一人の
相棒が来れたらきます。

うちの学校の同級生で
今はTMS(経頭蓋磁気刺激)の研究で
海外論文やら、神経生理学会やら
バシバシ出しており
もうすでにPTの領域にはいません(笑)
研究者ですね。

実際に脳と運動がどのような
関係を持っているのかを
そりゃぁ病気のように勉強してます(笑)

実際の研究者からみた
最新の脳の知見から
リハビリへの臨床応用や
リハの曖昧な部分に突っ込みを入れてもらいます。


ということで
かなり充実したメンバーですね。

多分このメンバーが揃うことは
ないでしょう…



まだ内容は未定ですが、

前回書いた内容も踏まえて
さらには

言語と運動の関係性や言語の重要性
運動発達と運動制御の関連性
意識と意識下での運動を考える
痛みが運動制御に与える影響

なんてのも
実際の臨床に活きてくるかな、
なんて考えています。


講師の先生方と
コンタクトをとりながら
内容を詰めていこうと思います★

またこんな話しが聞きたい!!

なんてことがありましたら
遠慮なく管理人までメールを下さい!

今年度の冬は…脳みそ祭り!

問題をつくりだした時と同じ考え方では、
その問題を解決することはできない。
          
        アインシュタイン(物理学者)


どうもどうも
全国学会の抄録作りがまだ終わっていない
管理人です。

ワタル先生はじめ
ATOMの先生方との熱い議論も良い刺激になりました。


11日の締め切りまで頑張ります。




ということで今年度の冬の強化勉強会は

脳みそ祭り2010(か2011)です


認知運動療法の精通したセラピストを中心に

最近の脳科学の知見から
リハビリのどう活かすか?

を伝えられたら、と思います。

講師は4名程度で
それぞれ1~1時間半程度の講義を予定しています。


痙性ってそもそも何?
なんで連合反応って出るの?それをどうしたらいいの?
身体イメージってどう捉えたらいいの?
運動イメージってどう使うの?
運動学習とか運動制御理論をどう臨床応用するか?


などなど、
若い先生向けに
基本的な部分をお伝えできればなんて思います。


ハンドリングを含め、
アプローチに必要なのは
テクニックの前に
理論です。

理論なきテクニックは存在しない

と管理人は思うております。


まだ開催日は案の定未定です。

講師の先生方と
うちの奥さんの都合で決まります。


まだまだ内容は未定ですので
是非ぜひこんな話しが聞きたい
なんてことがありましたら
遠慮なく
管理人までメール下さい!
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