2012年01月の記事 (1/1)

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自分のセラピストとしてのベース

成功者のひとりごと
「そうしたい。必ずできる。」

敗北者のひとりごと
「やらなければならない。でも、できない。」
          
           デニス・ウェイトリー(思想家)




最近勉強会、講演、後輩への指導などなど
自分の伝えたいことはこの辺りに集約されつつある気がする。

以下自分のツイッターより

*****

患者さんは障害を被った時に
初めて身体が思い通りに動かない、ことを経験する。

それまで何も考えなくてもできていたことが、
どうやったらできるか分からない。

それは元々身体運動が言語発達を獲得する前に
赤ちゃんの頃に身体を使って失敗を繰り返し試行錯誤しながら獲得したから。

頭で考えてもそもそも言語化してないから。



だから障害からのリハビリは、
今まで考えずにできていたことを、
今度は頭と身体を使いながら再獲得する、
という人生で初めての経験だということを、
セラピストも自覚していないといけない。

説明してできなくてもそれは患者さんが悪いわけではないことを。


セラピストは患者さんに説明するとき、
健常な自分の身体感覚を基準に説明することが多い。

その当たり前の感じが分からないから
患者さんは困っているはず。

もっと患者さんの感じる身体と患者さんの思いを傾聴すべきだと思う。

*****

まぁ、いつも言ってることですね★

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失敗を恐れるな!口よりも行動を

一流とは、より多くの疑問を抱き、
失敗からたくさんのことを
学び取る能力に優れた人間

考え方が行動になって、
取り組みになって表れてくる。
苦労して、苦労していかないと、自分の哲学はできない

           野村克也 元監督

******

すごく考えさせれます。
一流の人ほど、失敗もしているし
その中でまた新たな発見を繰り返しています。

そして自分の考えは行動し、その結果に満足したり、反省したり
修正したりを繰り返すうちにできてきます。

最近の若いセラピストは頭が良いです。
ネットを使って情報を収拾することに長けています。

だけど自分の身体を使わずに
ネットで他人の良い、悪いという情報が入ってしまうがために
「悪いならやらないでおこう」
という思考に陥っている人もいるのではないでしょうか。

もしかすると
やったら何かが変わるかもしれません。
その悪い、と言っていた人は
実はその方法は正しいかもしれないのに
その方法を自分なりの解釈や方法でやっていたがために
失敗していたのかもしれません。

情報がありふれすぎていて、
良い、悪いという他人の声に惑わされ、
失敗しないように立ちまわっていても

それは失敗しないだけで
どうしたら成功するのか、上手くいくのか
という手段は見つかりません。

一回失敗しただけでへこんでたらキリがありません。
自分なんて一人の治療中何回へこんでるやら…。

でもそこで諦めても患者さんは良くなりません。
諦めたら患者さんは自力で良くなるしかありません。

諦め悪くいきましょう☆

自分で行動して、失敗することもあるから
その原因を解決し、成功に近付くのだと思います。

ということで、うちの後輩たちよ
口を動かす前に身体を動かして行動してちょうだい★

口だけで偉そうなことをゆうてても
患者さんが良くならなければ
セラピストとしては
誰も認めてくれませんよ☆

自戒をこめて…。

答えは本の中にはない

ビジネスは簡単だ。
それをむずかしく考えようとする人は、
何をやってもモノにならない。

ジャック・ウェルチ(ゼネラル・エレクトリック(GE)会長兼CEO)


どうも、Bridge管理人です。

来月に迫った講演の準備をぼちぼちやっております。

3月にもとある病院から講演の機会を頂けることとなり、
本当に感謝しています。


ということで今回は

答えは本の中にはない、

をテーマにお送りします。




勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい (光文社新書)





最近この本を買いました。

中古で12円という奇跡の値段で売ってまして。
(送料が200いくらで、送料のが高かった)


このタイトルの示すところは、
最近の新人のビジネスマンが
起業セミナーやら自己啓発のセミナーなどに
躍起になって通うことを
危惧したタイトルだと
自分は解釈しています。


それよりも自分の働く会社の上司ともっと密に
コミュニケーションをとることこそが
自分を成長させることにつながるんだよ

ということですね。


まだ社会に出て数年しか経験もしていないのに

ビジネス書を読みあさり、
キャリアアップだ、スキルアップだ
と言う前に


幅広い年齢の方が入り乱れる
会社という社会の中で

まずは与えられた目の前の仕事を
しっかりコツコツとこなす

上司や先輩に挨拶をしたり食事にいく中で

会社とは何か
社会とは何か
組織とは何か

ということを学ぶことが
もっともキャリアアップやスキルアップにつながるんだよ。

という内容です。


すごく読みやすいですし、
今の自分の立ち位置を再確認させてもらえる本です。



今、目の前にある課題をなおざりにしていて

10年後の自分は成長できてるんでしょうか?



目の前にある課題をクリアし、
その次に出てきた課題をクリアし、
またその次に……………


という繰り返しをしているうちに
気づいたら
10年前の自分からは成長した自分を確認できるのではないでしょうか。


努力もせず、
10年後は成功する!!良いセラピストになる

というのは可能なんでしょうか?



努力してるよ!と思っている人もいるかもしれません。

ではあなたは周りのセラピストで
自分より努力している人はいない!
と断言できますか?


自分は先輩、後輩関わらず
本当に努力している人をみています。

できる先輩は
最初からできていた訳ではありません、きっと。


自分達と同じように
新人の時代があり、
初めての疾患を経験することがあり
失敗を経験してきています。

自分たちがセラピストになる前から。


今の先輩方はきっと今の自分達が学生時代よりも
厳しい実習を乗り越えてきた方たちです。

体育会系のノリで、
誤字脱字があれば
何時間もかけて手書きで書いたレポートを
読む前に破られる…

なんて人もいたようです。


今よりもネットも普及しておらず
少ない文献で、
あとは自分の頭をフル回転させて
レポートを書いてきたはずです。

だから先輩方は
自分の力で評価し、考察する能力を学生時代から身につけていることでしょう。



今はネットも普及し、
困ったら
Yahooで質問すれば誰かが答えてくれ、
本を調べたら
臨床推論まで載っている。

どこをどう見たらいいかまで載っていたりする。

それを参考にレポートを書く…。


本人の思考の欠片はどこに…???

というようなレポートでも
きれいにまとまってさえいれば実習合格
(もちろんそうでないところもあります)

最近はレポートを書かなくていい学校もあるようです。


で、卒業し、臨床に出たら分からないことだらけ。

先輩に聞いたら優しい先輩が教えてくれる。


その先輩が教えてくれたことを
あたかも自分が考えたことのように勘違いしてしまう…。

で実際に頭で理解するだけで満足してしまい
いざ臨床で結果が出ない…。

それを先輩のせいにする…
あの先輩の言ってること違うじゃん!なんて風に…


あの先輩できないじゃん…的な…。


そんなことに
なってないですか?



最近は大学も増え、
学生さんも新人さんも
学歴が高く、優秀な方が増えてきていると思います。


でもそれはあくまで
筆記試験上の話しです。

知識を覚えることには長けている人が多いです。

ただ頭が良すぎるが故に
効率化を求め過ぎるセラピストも
多くいるのではないでしょうか?


すぐに結果を求めたがる
すぐに答えを知りたがる
すぐに理論にあてはめたがる


もちろん、効率が良いことは良いことです。
効率よく治ればそりゃぁ万々歳です★


でも皆さん経験していると思いますが

臨床はそんなに甘くないですよね。

教科書通りやってたら治るんなら
誰も講習なんか行かないし
誰も余分に本なんか買わないし、
誰も勉強しようなんて思わないですよね。


臨床が教科書通りいかないことはみんな経験してる、

のになぜかその答えをまた教科書に求めていく


という悪循環になっている人もいるんじゃないでしょうか?


多分先輩は何度も言ってくれているはずです。


目の前の患者さんから学べ、と。


目の前の患者さんと向き合って
患者さんの声を聞いて、
患者さんの喜ぶ顔を見るために
セラピストをしているのではないでしょうか。


患者さんを見ていても
それを自分の持っている知識に当てはめて
自分にとって都合に良い部分だけを評価して
ねつ造された問題点に対して
アプローチしていれば

患者さんは変わらないかもしれません。


常に自分の評価を疑って
自分の知識のなさを知り、勉強し

その上で

目の前の患者さんの動きや訴えを
ありのまま、受け止めて
向き合っていくことが大切ではないか。


また他のセラピストとの関わりでも
自分と違う治療理論だからとか、
考え方が違うからと敬遠するのではなく、

それでもその人が努力をし、結果を出しているセラピストなのであれば

きっと患者さんを良くしたい、思いは一緒のはずです。

飲みにでも言って
色々意見をぶつけ合えば
お互い臨床に思いのあるセラピスト同士であれば

きっと何か共通する部分や、刺激を受ける部分もあるはずです。


自分に都合の良い選択ばかりをしていれば
自分の視点を狭め、
それが自分の成長を止めてしまう原因になるかもしれません。


とものすごーく偉そうなことをゆうてますが…
この本を読んで考えさせられました。

「現象に基づいたアプローチ」 Bridge実技祭りを終えて…

人には必ず得手不得手、
向き不向きがある。
だから助け合うことで
よい結果が得られる。
              
     安藤百福 (日清食品創業者)


昨日は45名のセラピストのご参加、本当にありがとうございました。

今後のこの勉強会のためにも、
昨日の勉強会のご感想やご意見、ご要望など
遠慮なく、コメントや管理人にメールより、
お返事頂けると幸いです。


昨日は、
AMに管理人の臨床推論とアプローチとして、

TKA症例の実際の動画を提示しながら
アプローチ前後や毎日のリハ前後の経時的な変化を

どこが変わっていて、どこが変わっていなかったのか?

そしてこの症例にとって
自分は何を考え、何を改善すべきと考えたのか。

そのためにどのようなアプローチを行い、
症例はどのように変化したのか、

をお話しました。


PMは参加者の端座位のリーチング動作をテーマに
実際の動作場面をみながら、
左右差のある部分を観察から抽出し、
その左右差の原因となる

仮説を立て、
実際にどのように仮説を検証しているのか?

を他の参加者も巻き込みながら
一つ一つ説明、実証することを意識しました。

若いセラピストにもできるだけ伝わるように。


参加された皆さま、
いかがだったでしょうか?


分かりにくいところも多々あったかもしれません。


昨日の自分の行ったことが全てではありません。

あれはあくまで自分の考えや方法で
自分の中では現時点であの方法がベストなだけです。

他にもそれこそ無限大に考え方や仮説・検証の方法はあるはずです。


昨日伝えたかったことは…

自分の仮説はあくまで仮説、

その仮説が正しいのか、間違っているかを

検証することが大事。


見た目は同じようであっても、

人それぞれに原因は違う。

同じような触り方をしても

人それぞれに感じ方は違う。




ということです。



昨日、今日考えていたんですが、
多分、自分の治療に対する考え方は、

もちろん解剖学や脳科学の知識や必要ですし、
現在実証されている科学的根拠ある治療を
知っておくことも大切です。

そして患者さんの心理を考えることもすごく大切です。

では知識があって、患者さんのことを考えさえすれば
良いアプローチになるのか?


多分、答えはノーです。


良いアプローチとは、

患者さんが望むべきゴールに
導くためのヒントを与えられる

ことだと思います。

なぜヒントなのか?

それを頭と身体を使って行うのは
患者さん自身だからです。


患者さん自身でできなければ
退院後の生活はどうするのでしょうか?
入院中でもリハの時間以外はどうするのでしょうか?

今何らかの原因で患者さん自身で
できないことをできるようにするために
患者さん自身がその原因をどうしたら解決できるか?
のヒントを与えることです。


言葉で伝えれば良い、のではありません。
それで上手くいく人もいるかと思いますが、

患者さん自身がそのヒントにより、
”上手くできる”という
実体験をできてこそ
そのヒントがその方にとって重要になるんだと思います。


実感できる

ことが本当に重要です。


だからこそ、
臨床で大切なのは、

目の前の現象を捉え、それをどう解釈し、
仮説を立て、
その仮説を検証する方法を考え、
その検証を行い、

そこでどのような現象が起きたのか…
それをまた解釈…………

ということを繰り返し、

より良く患者さんが変化、実感、再現できる
方法を探し続けることだと思います。


これがタイトルにもあった


現象に基づいたアプローチ

カッコよく言うと
Phenomenon based Approach

EBMっぽくゆうと

PBA……………


………………まぁどうでもいいんですが(笑)

言ってみたかっただけです。


最後に補足ですが、

昨日の勉強会で
うちは筋トレは指導しません!!

と言い放ちました(笑)

誤解を生まないように書きますが、

いわゆる本などに載っている
患者さんの個別性を無視した
座って膝を伸ばす

という見た目の方法論だけを
提示した筋トレは指導しない、
ということです。

そして患者さんの求める変化を
生み出さない方法を提示するのが良くない、
ということです。

別に筋トレを否定している訳でも
筋トレをしてはいけない、
ということではありません。


現に昨日のTKAの患者さんには
パテラセッティングを指導していましたよね。

あれは初回に担当PTが指導していたこともあります。

そこで代わりに入った自分が
それやらないでね。

なんて言ってしまえば
その担当PTの信頼は失われる可能性もありますし、
意見の違いに患者さん自身が混乱してしまう可能性もあります。
そんな状態では患者さんが前向きにもなれないかもしれないので。

だからその方のパテラセッティングを観察し、
どこを意識することで
使えなかった膝を使えるようになるか、
そしてそれを本人が実感できるか
をお伝えし、確認しました。

ただの大腿四頭筋の収縮を促す訓練ではなく
今まで使い方の分からなかった膝の使い方を覚える
訓練としての意味合いを持つように、と考えました。

だから自主トレの指導も

現象と患者さんの実感ありきです。

その部分を評価・検証しているのであれば
筋トレだろうが
立ち上がりだろうが
踊るのだろうが、
ゴルフの素振りだろうが
自主トレになり得るはずです。


ということが筋トレは指導しない!
という言葉の裏にはあります。

誤解されないように★

ということで
まだ次回のBridgeは未定ですが、
今後ともよろしくお願いします。

1/15 Bridge勉強会の詳細

参加される皆さま


場所と時間を再度ご確認下さい。

日時:

1/15(日)
9:30~15:30


場所:
刈谷市中央生涯学習センター

★車で来られる方は駐車場をご確認下さい。
 隣のバロー駐車場に停めた場合減免できませんのでご注意ください!
 有料:30分150円、施設利用者は4時間分減免です。


501・502研修室

★実技のできる服装でお越し下さい★


テーマ:

管理人のクリニカルリーズニングとアプローチの実演+午後はグループで実技~


では寒いですが、体調管理にお気をつけて当日お越し下さい!
お会いできることを楽しみにしています!

Meaningful task

昨日のことを嘆きながら今日を無駄にする人間は、
今日のことを嘆きながら明日を無駄にするだろう。
       
       フィリップ・M・ラスキン(著述家)



今日はすごく良い言葉に出会ったので、
ブログに書こうと思います。

タイトルにもある

Meaningful task

直訳すると”意味のある課題”ということですね。



年末に届いた理学療法学vol.38の
石井慎一郎先生が書かれた

「変形性膝関節症ー歩行解析からみた理学療法の可能性」

にあった言葉です。


以下抜粋して書いておきます。


**********

変形性膝関節症例(以下、膝OA)に対する理学療法を考える上で
ターゲットとすべき「Meaningful task(面倒なので以下、MTとします)」を抽出することは重要な意味をもつ

歩行障害と一口にいっても、
歩行の「どの機能」に問題があるのかを最初に見極めなくては
評価や治療はできない。
ただ、やみくもに歩行を分析しても
「その症例がどのように歩いているのか」を見ているだけで、
健常歩行との違いが羅列されるにすぎない。
歩行のどの機能に着目して動作を分析したらよいのかを明確にした上で、
評価のための課題を選定すべきである。

では膝OA症例にとってMTとはなんだろう?
MTを選定するためには症例の主訴に注意深く耳を傾けることが肝要だ。
多くの症例が共通して
「階段の上り下りがつらい」
「立ち座りがつらい」と訴える。

ー中略ー
「歩くと痛い」と訴える症例も
歩行中の荷重応答期や、
立脚初期から中期にかけて膝を伸展させるフェーズで痛みを訴える場合が多い。

一方「体重をかけると痛い」とか
「体重を患側へ移動させると痛い」と訴える症例は少ない。

このことから、歩行に主訴を有する症例の大半が、
膝の屈伸を伴う運動課題で痛みが誘発されていることがわかる。

つまり、膝OA症例にとってのMTとは
「荷重位での膝屈伸運動」である場合が多いということである。

歩行分析から理学療法戦略を立案するためには
歩行動作を構成する機能に着目して、
その症例にとってのMTを見出して、
評価・治療をすることが重要だと考える。


ー中略ー

歩行分析によって得られた病態運動の知見は、
ただちに膝OAの理学療法プログラムを示唆してくれるものではない。

症例の異常歩行のパターンが原因なのか、それとも結果なのかを判断することができないためである。


「膝に病態がある症例が歩くと、そのような異常歩行を呈する」のか
それとも
「歩行に原因があって、病態が膝に出現している」のかは、
歩行分析の結果からは結論づけることができない。

ゆえに、ただ闇雲に歩行を分析して、
正常歩行との相違点を列挙しても問題点は見えてこないだろう

大切なことは
症例の病態の本質を抽出するためのMTを分析し、
そのTaskを可能にするメカニズムを
治療のターゲットとすることである。


***********


以上が抜粋です。

すごく分かりやすくないでしょうか?


・分析がただの健常パターンとの比較ではいけない

・症例の訴えから歩行であればどのフェーズに問題があるのかを考える。

・その問題となるフェーズを構成する要素を考察し、その要素が必要となるTaskを分析する。

・そのTaskで問題が現れたら、その問題となる要素を改善する。


簡単にいえば、
ある動作で問題となる要素を検討した上で、
課題を設定し、評価をする、という

仮説・検証のことですよね。

この論文ではMTを検証するための課題

つまり
セラピスト側が問題を抽出するために
「意味のある」課題

のことを示しているようでした。


もちろん大切です。


でも自分は

「患者さんにとって、意味のある課題」

でもあるべきだと思います。


臨床で
後輩の患者さんを一日だけ
代わりに担当させてもらう機会をちょくちょく頂きます。

その患者さんに
自主トレとか指導されてます?

と聞くと、
されてます
と言います。

毎日やれてます?

と聞くと……………

……………あんまり定着してないんですね。


もちろん本人のモチベーションなどなど
色んな理由もあるかと思いますが、

セラピスト側が気をつけられることとすれば

その指導した自主トレは
患者さんのニードを改善するために
意味のあることであり、
その効果を患者さん自身が実感できていますか?

ということだと思います。


例えば下肢運動器疾患で、
患側への荷重が不安で体重がかけられない人がいるとします。

もちろん術後で、あまり使っておらず
筋も萎縮している人が多いです。
MMTでも3-レベルの人もいるでしょう。

ということで
座位で膝伸展運動を自主トレを指導したとします。

その自主トレ後、
その不安が解消し、体重がかけられるのであれば
その自主トレは患者さんにとって
意味のあることだと思います。

これをやれば
体重をかけられる!!!!と実感すれば
多分、自ら進んでやってくれることでしょう。


でも自主トレしても
体重をかけるのが怖い…
ままなら

その患者さんにとって膝を伸ばす運動は何の意味もないこと、になります。


即時効果、は大事です。

多分、アプローチが
問題となる要素を改善するものであれば
何らかの即時効果は必ず現れるはずです。

リハ後、何も変わっていないなら
多分そのアプローチは間違っているか、
実は変化しているけど、セラピスト側が
見逃しているか、のどちらかだと思います。

即時効果がないのに、徐々に良くなっているのなら
それは自然回復と患者さんお一人での努力の成果だと思います。


体重をかけるのが怖いのなら、
ただ端座位で足をついて
自分で痛みのない範囲で踏みつけ、
痛みの出ない範囲で踏みつけること
を練習することで、

患者さん自身がこのくらいなら痛くない、という基準ができるかもしれません。

そうすれば立位でもその基準を頼りにある程度体重がかけられるかもしれません。

痛くない基準ができれば
普段のトイレや移乗時にも
その基準の中で少しでも体重がかかるチャンスがあるかもしれません。

いくら医者やセラピストが
体重をかけても大丈夫!!と言っても

患者さん自身が大丈夫!!
と思える経験をしないと
なかなか日常場面では発揮されません。

この基準を作るのがセラピストであり、
この基準を患者さん自身が認識できる課題こそが

患者さんにとって意味のある課題

Meaningful task

であると思います。



自分の臨床は常に
患者さんにとっての

意味のある課題

に相応しい課題を提示するために

仮説・検証作業を繰り返し、
患者さんの変化や訴えに応じて

常に患者さん自身が
自分の抱えている問題に直面し
自己で解決できる
レベルの課題を提示すること
だと思います。


この論文を読んで
自分の普段やっている

仮説・検証作業の意味、

患者さんのニードや訴えを大切にする意味、

患者さんが一人でもできる課題を提示する意味、

が少しすっきりしました。


1/15のBridgeでも
このMeaning taskをキーワードに
自分の臨床での
仮説・検証の流れ、実際に臨床でどう行っているか?

をお話、お見せできればと思います★



1/15の勉強会ですが、
現在40名ほどのご参加の連絡を頂いております。

急な応募にも関わらず、
本当に多くの先生のご参加を頂き
感謝致します。

まだご参加を考えている方がいらっしゃいましたら
ブログ右上の管理人にメールより
”1月Bridge参加希望”と書いてご連絡下さい★

新しい年

人生最大の喜びは、
周囲に「君には無理だ」
と言われたことを実現することだ

       ウォルター・バジョット



あけましておめでとうございます。

昨年はこの勉強会に加え、
他の病院での講演の機会にも多く恵まれました。

本当に多くの方に
チャンスを頂けたことに感謝致します。


このBridgeは
基本的には自分の成長のために始めた勉強会です。

自分が毎回発表し、
参加される方の前で知識、理論、技術を提示する。
発表することに慣れる。

今でもベースは多分これです。


近年、本当に多くの勉強会がここ愛知でも発足されています。

勉強会をやることは素晴らしいことだと思います。
やらないよりは。


ただ、この勉強会では
ただ著明な先生をお呼びして講義をしてもらう

というスタイルはとりません。

そのような勉強会はすでにありますし、
自分自身がそのような先生の話しを聞いたら
それが実践できるか?

というと

どうでしょう………

と言わざるを得ないからです。


著明な先生は多くの経験があります。
多くの知識と技術を
その経験の中でさらに洗練されています。

その洗練された情報は
多分、多くの失敗の上に成り立っているはずです。


だからその洗練された情報は非常に分かりやすく、
魅力のある内容です。

でも、実際の臨床ではその話のようにやっても
上手くいかないことが多いのではないでしょうか?


同じ人を観察したとしても

何をどう観るのか?
表情やわずかな動きの変化、
動き出す瞬間の変化や動きの途中の変化、

など細かい所を当たり前のように
見ているはずです。


知識や著明な先生の考え方、は
もちろん勉強になります。


でも若い頃に大切なのは、
それをどうやって活かすのか?

自分の何を変えるべきなのか?

を知ることだと思います。



Bridgeもなんだかんだいって、
始めてから7年が経とうとしています。


これだけ続いたのは、

うちが暇なのと(笑)
何より多くの参加者の方がいたからです。

自分は基本的に勉強会を有名にしよう!とか
大きくしよう!!とか

思ってません。

むしろ人が少ない方がそれだけ密にディスカッションができるのにな…

と考えたりもします。




ただ、こんな管理人の名前すら明かしていない勉強会に
わざわざ興味を持ってきてくれる方がいる限り、
出来る限りの努力、
そして来てよかったなぁ
と思ってもらえることが大切だと思うようになりました。


プレゼンなど勉強する中で、
大事なのは、
参加してくれる方の
日頃の悩みの解決に何かしらつながるような内容が
大切だと思っています。

ただ難しい話しを聞いたところで
多分寝るし(笑)
意味分からない時点で臨床には活かされないでしょうし。


そのためにはやはり
実技を通して、自分の身体で感じる、という経験が
絶対に必要だと思います。

だってリハビリは
患者さんに触れ、患者さんの身体や動きを
変える仕事なので。



ということで今年も

来るもの拒まず、去るもの負わず

の精神で頑張ろうと思います。



今年も一年、よろしくお願い致します。
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