2013年07月の記事 (1/1)

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講演を聞く効果は5%ですよー!

ASRIN2ASRIN1




ただ知るのではなく利用せねばならぬ。
ただやる気があるのではなく実行せねばならぬ。
         
           ゲーテ(詩人)



講演を聞くことの学習効果はたったの5%…


昨日のASRINで頭頂葉についてお話された吉田先生がおっしゃってましたね。

講演を聞くより、本を読んだ方が学習効果が高かった気もします。

まぁそれはともかく…

昨日は700名の方の前でお話をさせて頂く、という

もうこの先の人生ではないかもしれない…チャンスを頂きました。



このようなチャンスを下さったASRIN代表の石田先生、
当日の細やかな運営をして頂いたASRINのスタッフ+お手伝いの皆様、

そして昨日お越しになり、
最後の私の話まで残って聞いて下さった700名の皆様

本当にありがとうございました!

もう感謝、感謝…これしかありません。



僕の講義についての感想を
いつもBridgeにわざわざ静岡から来てくれている
カッサーノくんがブログに書いてくれました

↓↓↓

カッサーノのニューロリハ日記


………

………

………


僕より分かりやすく、脳の視点から僕の臨床を説明してくれています。

カッサーノくんが講演した方が、良かったんじゃないか…

まぁそれはともかく、
前日からずっーーーっと緊張してました。


僕、人前で話すの

ちょーーー苦手なんです。こう見えても。


その自分へのリハビリも兼ねて、Bridge勉強会をやっていたりもします。

4人の講師、それぞれの考え、それぞれのスタイル、それぞれの臨床や患者さんへの思い、それぞれ違えど、目の前の患者さんに何ができるのか?どうしたら少しでも良くなるのか?を考える思いは同じだと思います。

そして講師全員が研究者ではなく、臨床のセラピスト。

まぁ僕はともかく…

他の講師の知識の広さ、深さったらないですね。
もー嫌になります。


細川、坪井くんの二人なんて、まだ5,6年目(だったかな…)。
参加者の平均とそれほど変わらない程度の経験年数。

世の中は広いです。


そして世の中の広さを知るためにもこういった勉強会は良かったのではないでしょうか?

著明で経験年数豊かな先生の考えに触れることも大事。

でも自分とそんなに変わらない年数のセラピストの圧倒的な力を見せられるのも今の自分の実力を知るためにいい機会となるんじゃないでしょうか。


最近はセラピストが急激に増え、どこの病院でも若手が半分以上の組織、なんてのも珍しくはありません。
その中で少しできている、後輩からよく質問される、それに応える、それだけで満足していても井の中の蛙になっているかもしれません。


今の自分の実力って?ってゆうのを知るためにも外の同年代のセラピストの話を聞ける、こんな機会は自分のモチベーションを上げ、また保つためにも必要だと思いますし、
ASRINさんだけでなく、自分の勉強会もこの思いがあってずーっとやっています。


では自分の講演の話をちょっと…

講義後20名程度の方が
自分が臨床場面を見せた動画のアプローチで
言葉では説明できないので、講義後やって欲しい方は来て下さい、と言ったら

本当に来ていただけました。ありがとうございます。

700名の前で、みなに伝える実技は僕にはできません。

それぞれの人で同じ経験はできないからです。


腹圧を高め、座位での胸郭ー骨盤を安定させる

その目的は同じでも、
その方の
体型や姿勢
触れた時の反応
楽、という価値観の違い

などによって
触れる場所や強さ
声のかけ方、もしくは言葉は使わず身体経験を優位にするのか

など介入の仕方を変えます。

だから、講演の動画を見て、よく分からんかった…という方もいるかと思います。でも日曜にはそこまでをお話することは不可能でした。90分、700人という制限の中では。

実技が分からない、どうにかしたい、という方は
Bridgeに参加してもらえればその部分はお伝えしますし、
遠くて来れない!という方はお呼び頂ければ
日程と嫁の機嫌次第でお伺いします。




さて、講演から2日が経ちました。

皆さんの頭の中には何が残っていますか?

実際に何を行動しましたか?


ただ知るのではなく利用せねばならぬ。
ただやる気があるのではなく実行せねばならぬ。

初めのお言葉です。


勉強になった!
良かった!
やる気が出ました!

だけじゃダメです。

知識は勝手に臨床力にはつながりません。

知識はないよりはあった方がいいです。
でもそれを臨床につなげるには考え、
そしてその考えが患者さんに役に立つのか、は
やってみないと分かりません。

やってよければ、さらに良いものを探す
あまり変化がなければ、他に良いものを探す


その繰り返しです。

やらないのに成功も失敗もありません。

臨床に失敗は良くないことかもしれません。

でもそれを恐れていたら成功もありません。

失敗しないとそれがダメだということにも気づけません。

失敗したらすぐにまた試行錯誤して次はより良いものを提供できるよう努力する。



それだけです。


自分は臨床動画を見てもらっても分かるかと思いますが

特別な手技を勉強したり、精通している訳ではありません。

患者さんの反応や姿勢を自分の身体で何度も何度も真似してみて、
そこから感じるものは何か?
なぜそのような反応をとらざるを得ないのか?
じゃあ自分がそうせず、いわゆる普通に座ったり動く、という時にはどんなことを感じるのか?といったことを一人で家などで悶々とやっているだけです。

またそれを自分の勉強会の参加者へのデモで行い、患者さんとの臨床の中で、患者さんに教えてもらい、また試行錯誤する…。

ただそれだけです。


カッサーノくんがブログで自分の臨床を脳科学的に説明してくれていましたが、

それって当たり前のことだと思うんですね。


要するに、

自分が嬉しいと感じることを相手にしてあげる

ことだと思います。


廊下で患者さんがこちらに気づいているのに、無視して通り過ぎる。

こちらから目を合わせ、挨拶をして、「最近どうです?」とか「歩くの上手くなってきましたね」と一声かける。


どちらが嬉しいですか?



皆さんに足を浮かせ体幹を伸ばす実技をしてもらいました。
楽じゃない姿勢、

自分がその状態の時に
セラピストにはどこを助けて欲しいですか?
どこにいて欲しいですか?

そんなことを考え、実践できるセラピストが増えるといいな、と思って最近の勉強会や講演では伝えるようにしています。


もっと色々話したいことはありますが、今日はこの辺で。

日曜にご参加頂いた日本全国の皆様、
ブログを最後までお読み頂いた皆様

本当にありがとうございました!
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脳を勉強するだけで脳卒中のリハビリができる?!

自分の中に取り組むべきテーマを
なにももっていない人間は、
いくら本を読んでも、
何一つ新しい発見をすることができない

         中谷彰宏 「自分塾」


あと1週間後に750名の前で話すことになっている管理人です。

ちなみに発表スライドは1/3程度しかできていません…


まぁそれはともかく

今回のテーマは
脳の勉強をすれば、脳卒中のリハができるのか?です。


うちの病院からも数名のスタッフが

来週の勉強会に来てくれるようです。


それで予習として、参加するスタッフが
それぞれ脳の領域についてまとめて来週病院で勉強会をしてくれるようです。

こうゆうのをきっかけにみんなで予習をしよう!という思いは素晴らしいです。


そしてその資料をチラッと見た時に
自分の引用した画像なんかも載ってたんですね。


多分、自分と参加する4,5年目の後輩は
脳の知識はそんなに変わらないと思います。

自分も引用した画像をみながら
曖昧な部分を確認したりします。


画像をノーヒントで診れるほど
岐阜脳卒中リハの代表のような
脅威の能力は持っていません。


今回その勉強会をやる後輩や
これまでBridgeなどで関わりのあった方との会話の中で…


脳科学の知見をどうやって臨床に活かすんですか?

話が変わってBridgeなどの実技のあとで

それをどうやって臨床に活かすんですか?

なんてことをよく聞かれます。













それ考えるのが自分たち一人一人の仕事でしょー!!



って思います。


整形のセラピストは
筋の解剖学や関節運動学の知識を臨床に活かします
(もちろんそれだけではありませんが)

ただ筋の名前が言えるだけでは
患者さんにとって何の役にも立ちません。

触診ができるだけでも
患者さんにとって役に立ちません。

せいぜい、この筋が凝ってるんですよー、と指摘できるぐらいですかね。

じゃあそれどうやって良くするの?
ってことが大事ですよね。

筋や関節を知っていて、
それを患者さんの動きの際に
何が起こっているのか?
それはなぜなのか?

ではそれをどうしたら良い方向に導けるのか?

そしてそれをどう具体的に実践していくのか?
何をもって改善とするのか?

を明確にしないと

何となくリハ

っぽいことをしているだけになってしまうかもしれません。



脳も同じはずです。

ただ運動前野〜〜〜とか、上頭頂小葉〜〜〜〜とか、小脳歯状核〜〜〜

って言葉と大雑把な役割、ネットワークを知っているだけでは

臨床ではあまり使えません。

(もちろん知らなければ何にもできません)

筋肉の名前と単純な作用、肘屈曲、みたいなことを知っているのと同じようなもんです。


脳は筋と違い、目や手で何がどうなっているかを確認もできません。


患者さんの振る舞いや目に見える現象の解釈

に役立つだけだと自分は思っています。


また同じ脳の部位がたとえ働いたとしても
人の運動やその意味付け、体験は
人それぞれだと思います。


筋も脳も名前と作用を知っているだけで

勝手に臨床力が上がる、訳ではありません。


それを目の前の患者さんの動きや言葉、表情といったものを
解釈するツールにしか過ぎません。


冒頭のお言葉にあるように、

テーマを持っていないと
本や勉強会で知識を得ても

臨床につながるような発見につながらない、こともあると思います。



色んな本や勉強会で学んだことを

どう臨床に活かすのか?
患者さんの改善につなげるにはどうしたらいいのか?

という積極的な思いがなければいけないと思います。


勉強会に沢山でたり、
有名な先生の講演を聞いたり、
他人が読んでいないマニアックな本を読むことが

良いんじゃありません。
それは自己満足です。


毎日の臨床に知識をいかに落としこむか、

患者さんの変化が全て、だと自分は思っています。



あなたが勉強会に出たり、文献を読むのは何のためですか???

経営学はリハビリにもつながる

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ

           『愛蔵版 星の王子さま』


リハビリは量だけでなく、質的な部分も大切だ。

もちろんです。

ここに反論するつもりは毛頭ありません。


昨日、今日と東京にマネジメント、組織活性化とはなにか?といった研修会に参加してきました。

先月と今月と9月、各2日で計6日間、
医療・福祉職の方との研修です。

半日講義、そして午後はグループ討議です。

痛感することは自分の考えの甘さ、曖昧さ偏りすぎ…ということです。

講師は中小企業診断士やMBAの資格を持っている方、実際の看護師長や関東の医療法人の事務部長・専務理事をお勤めになっている現場で現役で働いている方々です。


病院経営を赤字から黒字に転換したりを実際に実現しているような方々です。



感じるのは、行動力ですね。頭でいくら考えても何も変わらない。ずっと考えるくらいなら行動すればいい。

あとただ頑張るだけじゃだめ、誠意を込めて、とか一生懸命とかキレイ事で済ませてはダメ、ということです。

もちろん頑張らないよりは頑張ったほうが良いです。誠意も込めていないより込めた方がもちろんいいです。


当たり前のことです。


でもそれを頑張っても患者さんが減り、病院経営が成り立たなくなっては自分の生活も保障されなくなる。病院が潰れれば結局地域に迷惑がかかる。

より病院がその地域の方に、医療や福祉を必要とされるサービスを提供するためにも経営、というものも考える必要がありますし、現状を知る必要があるとも思います。


そんな機会を病院から頂けることは非常にありがたいです。



そしてグループ討議の中でも

どう自分の部署、私ならリハビリ課を活性化、成長できるよう導けるのか?という話題がありました。

求められるのはキレイ事ではなく具体的な行動目標です。

みんなで切磋琢磨して、刺激し合って、頑張る!じゃもちろん×です。

判断基準が何もないからです。

判断基準がないのにどうやって頑張ったと判断できるんでしょうか?



もともと勉強大好きで知識が豊富なAさん

仕事が遅めのBさん


いつも休憩時間に論文を読んでいるAさんは頑張っていると判断されるかもしれません。

実はBさんも家で必死に勉強をしているかもしれません。でもBさんは仕事を片付けるのが遅いから休憩時間はカルテを打たないといけないために職場では勉強をしていない、と判断されてしまうかもしれません。

また判断基準は曖昧では
C、Dさんの二人がいた時、実際には同じくらい頑張っているとします。

同じくらいなはずなのに、一方の人が上司の気に入られ具合で、評価が違えば、そこに不満が生まれます。
モチベーションも下がります。
失敗が増え、怒られれば、さらにモチベーションも下がります。


だからこそ、誰もが分かるような明確な基準を用いる必要がある、ということです。


でもその基準を考える際に、その基準が成長を測るための指標として適切かどうか?も考えないといけません。

何らかの努力の成果がそこに反映しないといけません。

ただのやっている・やっていないチェックシートのようなものでは
質はともかく、やってさえいれば評価が高い、ということになってしまいます。

これから職場のみんなと模索していきます。


そしてリハビリ課の成長、活性化をする、という曖昧な事柄ではそれを言われても誰も動けません。

自分の部署の
何を成長させたいのか?
何が強みで、何が弱みなのか?
求められるリハビリ課の姿とはどうゆうものなのか?
現状のリハ課で、何ができるようになれば求められる姿になれるのか?

をまずは知らないといけません。
現状を知らず、
さらに理想の姿が見えなければ

何に向かうかすらわかりません。

とにかく頑張れ!みたいなドラクエ的な指示にしかなりません。

何を頑張るのか?

何ができるようにならないといけないのか?

それはいつまでに達成されるべきなのか?


などを明確にし、実際にどうするか?という具体的な行動目標を提示する必要があります。

各自に任せれば、
各自の美学にもとづき、それぞれが向かう方向がバラバラになるかもしれません。


目標は急性期や回復期、生活期、PT、OT、ST、地域性や文化などによっても変わるかもしれません。

その時に立ち戻るべきが「病院理念」なんだと教えてもらいました。

病院理念は、その病院の創始者が、ここに病院を作ろう!と思った理由です★

何のためにこの病院が存在しているのか?

この病院の使命とはなんなのか?を表しているのが病院理念です。


だからこそ、
年度の病院目標であったり、部署目標、さらには個人の年間目標もこの病院理念につながらないといけません。

もちろんと特定のスキルのレベルアップも大事です。でもそれは自分のお金と時間を使って勝手にやればいいんですね。

例えば、地域の人々の健康と生活を守る、みたいな理念であれば、そこに結びついているのか?その理念の中でリハビリ課やリハスタッフに求められる役割は何なのか?ということを考えることが大切なんだと気付かされました。



ということで自分の病院でのPTの教育体制をありがたくも任せられている私はPTの教育に対してどうゆう計画や評価できるシステム、そしてそれが後輩にも納得、賛同でき、そのシステム自体が実際に個の成長につなげられるか?を今月中に形にします。

初めは動作分析から問題点を抽出し、そのプロセスを説明できる。としていました。

何か聞こえは良いですよね。


でもリハビリでも目標設定があってのリハビリですよね。

この患者さんにどうなって欲しい、また自宅に退院できるためにはこれこれができるようにならないといけない。

という目標の設定が必要です。それが夢のような目標であってもいけません。実現可能かどうか?を考えないといけないんですね。そのためには文献での知見や退院先での家族や家屋の状況、その方の生活スタイル、などを知らなければ設定できないんですね。

この目標設定が間違えば、リハビリも違う方向に向かいます。目標が曖昧であればリハビリも曖昧になります。

目標を設定し、現状では実際にどうなのか? この差が問題です。

そしてその差を埋めるにはどうしたらいいのか?
具体的には何を指標として効果判定するのか?
これがリハビリの課題ですよね。


あとは自分の介入の前後で効果判定をしているのか?
ここが大事ですね。介入前評価、そして介入した後に効果判定
効果があれば継続、またはさらに改善するものを探索、追求
効果がなければ再度課題を考え直し、アプローチをしていく…


この繰り返しですよね。

ビジネスで言われる

PDCAサイクルです。

Plan
Do
Check
Action

このサイクルを繰り返しているか?

ですよね。
自己のリハビリを客観的に見直し、修正し、結果を見てさらに修正を繰り返していく。


はい、当たり前のことですね。


患者さんは皆、違うし個人差があるから同じ評価基準では比較できないのではないか?

なんて意見もあると思います。

同じADLレベルを目指すことが必要なわけではありません。

その患者さんにとって適切な目標を設定し、そしてその目標が達成できるよう常に介入前後の評価により、介入の妥当性を検証し、自己のリハビリを良い方向に軌道修正し続けているか?

具体的な行動計画、その目指すべき目標を設定するための情報収集や指標の選別。


こんなことを考えながら臨床をしばらく考えたいと重います。

触れることで何をしようとしているのか

想像力は知識よりも大切である。

              アインシュタイン


8/18の起き上がりの勉強会、10名ほどの方から参加のご連絡を頂いております。
誠にありがとうございます。

人数が少ない方が、実技やディスカッションも密に関われますので、あんまり人数は増えないほうが実は良かったりします(笑)



ここ最近、触れることをテーマにこの勉強会での実技や
他院にお呼び頂いた時にお話させて頂くことが多いです。

やはり患者さんに「触れる」ことはセラピストにとって
大切なツールであると思います。


もちろん触れずして、
患者さん自らが、望むべく方向に導くことができたならそれは素晴らしいことだと思います。

在宅であればなおさらですが、
入院中であれ、セラピストが関わっているのは一日の中のわずか数時間です。長くとも。

そのため、理想としてはセラピストがいなくとも
患者さん、利用者さん自身が自己の身体をもって、自己の身体をより良い方向につなげられることや現状の状態を維持できるようにできることだと思います。


自分は最近は勉強会などで、

まずは受ける側(患者・利用者さん)の立場に立てることが大事だ、と言い続けています。
多分今後もゆうてくでしょう。

受ける側がどう感じているか?に気づくことが始まりですね。


じゃあそれが少なからず分かったら、いきなり患者に触れ、誘導することが上手になるか?

………まぁなりません、多分(笑)


だけど必要以上の負荷をかけていたり、患者さんに無茶を強いることは減るかもしれないですね。

それだけでもプラスです。


では触れ、誘導が上手くなるには?

自分の身体を感じてみることです。

これもいつも言ったりブログで書いたりしてますね。


そこに専門用語はいりません。

例えば立ち上がりの時に、
体幹が前傾して身体重心の位置が前方に移動し、
殿部離床が起こった後に、下肢の抗重力伸展活動で…………

学生さんがこれを書いてきたら◯かもしれません。

でもこれは患者さんには通じません。

専門用語はセラピストしか知りません。
そしてその言葉の中にはどのような身体経験を伴うかが明らかになっていません。


なかなか上半身をおじぎしても上手くお尻が持ち上がらない患者さんには

両足でしっかり地面を踏んづけて。
踏んづけた分だけお尻が軽くなっている時はしっかり足に力が入っています。
その力でそのままお尻を軽くして、できればそのまま足の力で立って

なぁんて伝えた方が上手くいく場合が多いです。

見た目を修正するのではなく、

実際に何をするべきか。
上手くいっているときはどうなるのか。

など具体的に伝えたり、経験してもらえるような関わりができることが現場のセラピストには求められると思います。


そして上手くいくためには
患者さん自身の筋収縮、運動出力が必要になります。

脊髄損傷など出力がほとんどできない方ではその中で出力を上げていくことが難しいかもしれません。

でも臨床の中では、重度の片麻痺の方でも
課題や触れ方の違いでも出力がわずかずつ出やすくなる方もいます。

出力をするのは患者さん自身にしかできません。

セラピストは
その出力をしやすくするための準備を整えることが大切だと思います。

そのために何がいるのか、8月の寝返り・起き上がりの中で
実際にどこを見てどう判断するのか
触れている時に、何を意識し、何を効果判定としているのか。

などなど、臨床につなげるための方法論も大ざっぱに頭の中でまとめていこうと思います★

先月の勉強会の感想+昨日三重で講演してきました

先月の勉強会のご感想を多く頂いております。ありがとうございます。

テーマを各グループで考え、その問題点を探る。

難しかったようです…(笑)

1つのテーマに絞りながらの方が
イメージしやすいようですので今後はテーマを絞っていきますね。

ただ、そんな意見がありながらも
皆さんに共通していたことは、

「自分の考えの浅さに気づけた」
「自分が分かっていなければ相手に伝えられない」

ということが多かったです★

この部分にまず自分が気づく、ということがスタートだと思います。

ではでは
ご感想を頂いた皆様への返信メールを記載します。


*********

勉強会へのご参加まことにありがとうございました。

テーマが広すぎて難しかったみたいですね。

今後1つ1つテーマを絞ろうと思います。

ただ、どんなテーマでも今回の勉強会と考えること、そしてチャレンジするプロセスは同じです。

毎日の臨床で、1つ1つの患者さんの変化や言葉をどう考えるか?を続けることがハンドリング、タッチが上手になる秘訣だと思います。

今後の実技勉強会では
テーマを絞ること、
各グループにファシリテーターを入れ、進行をスムーズにする。

ことを行なっていきます。

そのため、3年目であっても、1,2年目のグループのファシリテーターになることもあると思います。

それも良いチャンスだと思って下さい。


下のセラピストに上手く伝えられること、は
後輩の教育だけでなく、
患者さんや家族にも上手く伝えるための訓練にもなります。


そして後輩に伝えるためには
自分の考えをまとめ、
後輩のレベルに合わせ、噛み砕いて説明できる
ことが求められます。


でもこれは毎日の臨床でも同じことですよね。


あってるとか間違っているということではなく
自分はこう考えてるんだ、ということが伝えられるセラピストが増えるといいな、というスタンスで
Bridgeは行なっていこうと思っています。

教えてもらう勉強会ではなく、
自分の意見と他のセラピストの意見をぶつけあう

自分の得意なこと、苦手なことに気づくことができる
他のセラピストから良い所を吸収する


passiveではなくactiveなセラピストになれるお手伝いができればいいな、と思います。


今後ともよろしくお願いします。

********


てな感じですね。



そして昨日、ありがたくも三重のお肉で有名な街の病院から講演のお話を頂き、

岐阜脳卒中リハ研究会ってゆうところの代表らしき人と
一緒に講演してきました。

★★★
昨日の勉強会のスライドをお渡しすると言っていましたが、
どうやって渡すかをお伝えしてませんでした…

自分の時にケースをご紹介して頂いた
N井くんにデータをお送りしましたので
もらって下さい。
★★★


この代表らしき人とは5月Bridgeの連携でも話してもらったし、
今月末のASRINさんの勉強会でも
一緒に講師をします。

んで昨日の勉強会ですが、

病院スタッフのほとんどが参加して頂ける、という非常に嬉しい状況でした。

ご参加頂きましたセラピストの方々、本当にありがとうございました。

良い雰囲気で、とても話やすかったです。

いつもですが、実技の時には全員の方に
周りたいのですが時間の都合で周り切れずすいません。

自分はその病院に入院中の患者さんの動画を実際に流してもらい
その方の立ち上がりや歩行など動作を手がかりに
実際に何を考えないといけないのか?

患者さんの動きや心を変えるきっかけをどう作るのか?というお話をさせて頂きました。


自分の伝えることはいつも共通しています

患者さんの思いに立てるか


です。


言葉はキレイですがそんな簡単じゃありません。

でもそのためには実技をするだけじゃなく、
される側を経験することです。

患者さんはこうやって触られるとこんな感じがするんだ

上手い人とそうでない人では
見た目は同じようでも
やられる側には

えらい経験に違いが出るんだ!ということに気づいてもらえたら幸いです。


上記の感想への返信にも書きましたが、

毎日の臨床で、1つ1つの患者さんの変化や言葉をどう考えるか?を続けることがハンドリング、タッチが上手になる秘訣だと思います。


そしていつも受け手はどう感じているんだろう?という目線を持つことが大切だと思います。


そこに近道はありません。

自分もまだまだ下手です。いつも、どんな患者さんでも昨日の自分が実技で入った方のように上手くいく訳ではありません。

でも昨日実技を受け、上手く行った時に受けての人が

「おーーーーー」とか「あーーーー」とか言われた方には分かると思いますが、
やられてる人は良いか悪いか分かります。

そのおーーーとかあーーーとかいう経験を作っていけるセラピストになれると良いな、と思っています。


お酒を飲みながら講演をさせて頂きまして誠にありがとうございました(笑)

8月Bridge実技勉強会 日程決定!

昨日に引き続きブログの更新です。


8/18(日)

10:00〜16:30

刈谷市中央生涯学習センター(刈谷市総合文化センター内)

401会議室

テーマ:

寝返り・起き上がり〜立ち上がりの誘導

定員:40名

*実技のできる服装でお越しください

当日は床に寝ることがあるのでバスタオルかヨガマットなどがあった方がいい方はご持参下さい。
別に良いよ、って人はなしでいいです(笑)


*******
【参加の受付方法】
ブログ左上の「管理人にメール」より

件名:8月Bridge参加希望

と書いて、

本文に
・氏名(ヨミガナ)
・職種
・経験年数(○年目)
・所属

★メールアドレスはパソコンのアドレスでの登録をお願いします!
(エラーになり受付のメールが届かない場合があります)

を記載し送信して下さい!!
(複数名の記載も可能です)

今回も先着順とさせて頂きます。

参加の受付の返信メールは
数日分まとめて行うため、
数日空くこともありますが、
ご了承下さい。
**********

プログラム:

10:00〜10:30
 管理人より講義とグループ討議についての説明

10:30〜11:30
 グループ討議
 「寝返り・起き上がりに必要な要素の抽出」

11:30〜12:00
 各グループの発表

12:00〜13:00
 休憩

13:00〜14:30
 各グループでの実技

14:30〜15:00
 各グループ発表「実技で発見したこと、難しかったこと」

15:00〜16:15
 各グループでの実技


こんな流れ(仮)で行きます!

今回も同年代のセラピストを中心にグループ

+少し上のセラピスト一人をファシリテーターとしてついてもらう予定です。


討議で行き詰まった時などに話をまとめたり、方向修正をしたりする役割として勝手に振りたいと思います。



寝返り、起き上がりの誘導がテーマです。

が、それは別にただ寝返り、起き上がりの介助方法が上手くなる、ためではありません。

先日の勉強会で1つのグループだけが寝返りの実技をしていて、そこで行いましたが、
触り方や、動かし方によって

受け手が楽に動ける時と
逆に動きにくかったりすることがあるんですね。

受け手は感じます。今なら楽にいけそう、今は大変そう…と。

そしてそれを触れる側が感じられることが大切です。

誘導の上手な人は
動かす前に今は動けそうか、まだ難しそうか。

が分かります。

それが動くための準備ですね。


だから寝返り、起き上がりで動く前に
触れる側、触れられる側が

今は動けそう、
触れられる前より動けそう
どっちに行こうとするかが分かる

といった経験を共有できるようななれるといいな、と思ってます。


この感覚が分かってくると、
端座位や立位でも今は動けるのか、まだ準備ができていないのか、も分かってきます。
勘の良い人なら。

その勘もただのあてずっぽではないんです。

経験に基づいた
言葉にできない身体感覚だと思うんです。

その良い感覚、をつかむために
今回はテーマをしぼっているだけです。

ではご興味のある方のご参加をお待ちしております★
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