2014年11月の記事 (1/1)

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運動麻痺に対する治療戦略と実践④ 回復の時期に合わせた治療戦略

これまでの知見から、脳の再構築は永続的に変化する可能性があると考えられています。
しかし多くの患者さんの機能回復は3~6ヶ月でプラトーに達するという報告もあります。

この矛盾はどうして生まれるのでしょうか?
そこには機能・生活・心の3つの要素が影響していると考えます。


急性期には脳の器質的な変化による劇的な運動回復が起こります。
それこそ次の日には全く動かなかった手が少し動くようになったりします。

この時期には自然回復の影響が大きいと思いますが、リハビリが開始されていれば
「リハビリのおかげで良くなった」と患者さんも、さらにはセラピストまでもが思ったります。

そのリハビリがベッド上で指を適当に?動かすだけでも。


セラピストが自然回復をリハビリの効果だと勘違いすることで、自分のリハビリの内容を 見直すことがないまま、リハビリを続けていればいずれ自然回復を終わる時期(3ヶ月頃)に来ると、途端に患者の回復速度が落ちます。


もしかするとその頃には回復期病棟や外部の回復期病院などへ患者が転院しているかもしれないので急性期病院のセラピストは自然回復している患者の姿しか知らないかもしれません。

回復期病院のセラピストは自然回復~脳の再構築の時期(発症後3~6ヶ月)の患者に関わることになります。発症後早期に入院してくれば、自然回復を目の当たりにすることになります。

しかし自然回復を過ぎた頃から、運動機能の改善は急に緩徐になります。

アプローチをしたとしてもその変化は(急性期に比べ)わずかです。

患者さんはその変化の遅さ・分かりにくさにじれったさを感じるかもしれません。


急性期で積極的な参加をせず、受動的なリハを受けていた患者さんは、

もしかすると
寝て動かされてれば動くようになる、
ただリハ室で歩く練習をしていれば良くなるという
先入観を持ってしまっているかもしれません。


または逆に動かない現実にもう麻痺側が改善することを諦めてしまっているのかもしれません。

またその時期までに生活場面で麻痺側を使用せず、過ごしてきた方には筋萎縮に加え麻痺肢への運動指令ネットワークの弱化も来している可能性があります。


セラピストは使うことの大切さ、使っていくことで少しずつ起こるわずかな変化を患者さんが実感できるようにフィードバックしていくことが大切です。


わずかな変化を生活場面につなげ、 地道に続けていく。

続けるためにはセラピストの援助が必要です。
わずかな身体や動きの変化を感じ、
生活動作につながる実感を常に持てるような関わりが必要です。



患者さんのWishの達成のために、
Focusした問題が解決につながり、
その変化を患者さん自身が実感できるような課題のDesign


を毎日積み重ねていくことが治療戦略の基盤になります。




最後までお読み頂き、ありがとうございました★

次回は「機能だけなく生活と心を変える」です!!!




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運動麻痺に対する治療戦略と実践③ 質を考える ー 患者さんにとっての良い運動とは

私たちセラピストは、
筋や関節などバイオメカ的な視点、
感覚・知覚、ボディイメージといった脳科学的な視点など
様々な視点から良い運動を考えることができます。

もちろんそれらは非常に大切ですし、
知らなければ何が起こっているのか捉えることができません


しかし、臨床場面において大切なことは

患者さんは何を望んでいるか
患者さんはどうなりたいのか
患者さんの良くなる、ということはどうゆうことなのか」を把握することです。


これまでの背景や会話、病棟生活での過ごし方や表情など様々な所にヒントはあります。

患者さんの望みを聞き出すこと、見つけ出すこと。
これがリハビリのスタートです。


ここが曖昧なままだと患者さんは何を目指してリハビリをするのかが分からないまま患者さんもセラピストも日常を過ごすことになります。
それでやる気を出せというのも無理な話かもしれません。


患者さんの望んでいることが分かったら、
それを達成するために何ができるのか(どこに問題があるのか)、
それに対してどう課題を提案し、効果判定をしていくのかというアプローチに進むことができます。



著書「観察による歩行分析」で有名なKirsten Götz-Neumannは

1  Wish (患者の望み)
2  Focus (望みを達成するための問題の焦点化)
3  Design (治療デザイン)

という3つのステップに分けています。


様々な知見や治療の理論は2、3のために役立ちます。
でもどんな理論や治療法も患者さんのWishにつながっているかどうか、をいつも考え、見直すことが大切だと思います。


極論になりますが、良い運動なんて存在しません

これまでの患者さんに人生で培われた身体経験を基盤とした「良い」という感覚。
加えて見た目の美しさにこだわったり、
見た目よりも一人でできれば良い、
運動速度や安全性などどれを優先するかは患者さんの価値観によって異なります。


患者の身体経験と価値観に沿った運動、これが良い運動だと思います。



次回は、回復の時期に合わせた治療戦略、をお送りします!!




運動麻痺に対する治療戦略と実践② 「質」の問題

昨日の「量」の問題に引き続き、

本日は運動麻痺に対する治療戦略と実践

「質」の問題を考えたいと思います



■「質」の問題


量の問題により、廃用の問題は解決するかもしれません。

運動の再学習(神経ネットワークの再構築)にも反復運動が必要です。

しかし反復運動は現在のパターンを定着させ、効率良くすることはできても機能の改善に直接結びつく訳ではないようです。

リハビリによって麻痺側の参加を促し、
(リハビリによって見つけた)良い運動パターンを(病棟や在宅 生活での使用によって)より多く使う」ことが量と質の問題の解決にとって重要なことだと考えます。


では実際の臨床ではどうでしょうか?
たとえばリハビリで運動パターンが変化した際に、
その変化は次の日まで持続するでしょうか?
午前のリハ効果が午後まで持続するでしょうか?
リハ時間が終わった瞬間に戻っていないでしょうか?

このようなことを私たちは多く経験します。
なぜそんなことが起こるのでしょうか?

患者さんのやる気がないのでしょうか?

もしかすると患者さんは運動パターンが変化したことすら気づいていないかもしれません。
変わったことは何となく分かっても、どうして変わったかは分かっていないのかもしれません。


運動学習とは「運動パターンの比較的永続的な変化」であるとされています。

ということはすぐに元に戻ってしまうような一次的な変化を学習とは呼びません。
ある運動パターンを学習したかどうかは、患者自身が再現できるかどうかで評価ができます。

つまりリハビリは、患者さんに良い運動を再現できるためのコツを見つけ、定着させることと言い換えることができます。


では先ほどから何度も出てきている、「良い運動パターン」とはそもそも何でしょうか?

それがなければリハビリの課題の効果判定もできません。
セラピストによって以下の例の様な様々な基準があるかと思います。

・主動作筋の筋収縮
・アライメントの対称性
・いわゆる正常運動に近い関節運動
・変に力が入っていない

しかし、健常人によっても姿勢や運動パターンは異なります。

答えは1つではありません。

また臨床では、見た目が正常っぽくなったとしても、患者さんの反応がいまいち良くないという場合に遭遇します。

それは患者さんにとって見た目の姿勢や動きと実際に感じられている経験の間に大きな違いがあります。

リハビリによって何かしらの変化が生まれた時、
その変化を患者自身が良い、と思えなければ生活には活かされないかもしれません。


やっぱり、最後は「」だと思います。


では次回は

患者にとっての良い運動とは何か?
考えたいと思います。






運動麻痺に対する治療戦略と実践① リハビリの現状とその中でできること+「量」と「質」の量を考える

最近、脳卒中患者さんへのアプローチを中心にお話させて頂く機会が増えています。
本当にありがたいことです。


過去のセミナーなどの内容を少しずつアップし、
自分なりに思うことを書いていこうと思います。

皆さんと脳卒中のリハビリに対する思いや考えなどを共有し、もっと何かできないのか?一緒に考える機会になれば幸いです。

シリーズでちょこちょこ書いていこうと思っています。
マメではないので、更新は気長にお待ちください(笑)

ではでは…



■リハビリの現状と、その中でできること

近年、脳卒中後の運動麻痺の回復メカニズムが明らかにされてきています。

ではそれらの知識をどのように臨床に活かしたらいいでしょうか。


現在の医療制度では入院期間には限界があります。
急性期病院での在院日数も短くなってきており、続く回復期病院でも算定日数の壁があり、いつまでも機能回復にだけこだわってリハビリを続けることは難しい状況にあります。

さらにその後の生活期での外来リハビリや訪問リハビリは、6~9単位を実施していた回復期と比較すると週数回、しかも数十分という頻度の激減という問題があります。


最近ではリハビリに特化したデイサービスや機能向上を目指した訪問リハビリや実費でのリハビリを提供する企業も立ち上がってきています。

それでも入院している時のように、毎日リハビリが提供される環境にはないのが現状だと思います。


ではその中で私たちは何ができるでしょうか。
機能回復を目指したリハビリを進めていくためには大きく3つのポイントがあります。

①「量」と「質」の確保
②回復の時期に合わせた治療戦略の計画と実践
③機能だけでなく生活と心を変える



■量と質の確保

神経ネットワークの再構築には量、すなわち反復練習が必要です。

昨年名古屋で行われた回復期リハ病棟協会の全国学会でも機能回復やADL向上における「量」の大切さを強調さ れていました。

吉村先生(熊本リハ病院Dr)は、回復期リハ病棟から自宅退院直後の脳卒中患者において、集中的な立ち上がり訓練により 65%の患者に歩行能力の向上がみられた、と報告していました。

これは、回復期リハにおいてセラピストが機能改善にこだわるのはいいが、基本的な筋力や体力の向上といった部分を軽視していないか、とのメッセージだと感じます。



■「量」の問題

上記のメッセージでも量の不足を訴えています。

平成24年 国民健康・栄養調査結果の概要」で発表された一日の平均の歩数は60代の男性7307歩、女性6705歩、70代以上でさえ男性5263歩、女性4323歩です。

退院後に以前のような生活を送る、というリハ目標を掲げた時に、退院前にこの目標は達成できているでしょうか?

病棟での歩行自立であっても、トイレや食堂、浴室までの歩行しかしていない患者も多くいます。

短距離が安全に歩ける歩行自立は、病前の日常生活を1日過ごせることとイコールではありません。

しかし退院後の生活イメージがついていない患者さんは、病院でも歩けているから、退院後も(病前みたいな)生活ができると思っているかもしれません。

そのためにもセラピストができるだけ似たような場面でのリハ(1時間寝ることなく、できれば座ることもなく歩行や立位での調理、洗濯)を行い、患者さんに生活イメージ (どのくらいの時間動けるのか、疲れてくるとどうなるのか) をつけてもらうような関わりも必要だと思います。


そして量の問題はリハ時間だけでは圧倒的に足りません。

生活にどれだけ落としこむか、が大切です。

そうでないと患者さんはリハをする(受ける)と良くなる、とリハへの依存が生まれるかもしれません。

退院が迫ってくるともう少し退院を延ばせないか、外来リハを続けてくれないか、などの訴えが聞かれることになるかもしれません。

もちろん必要性がある場合もありますが、
自分の身体は自分で維持・改善・調整をするというスタイルを定着できることが理想だと思います。


量の問題を克服するには病棟生活での活動が必要です。
ここでは省略しますが、時間のある方は私のブログ記事

●回復期リハ病棟の主役は?

●入院中のリハビリで退院後の生活の準備ができていますか

をご参照頂けますと幸いです。


量の確保により、患者の全身の廃用の要素の改善が期待できます。
廃用性筋萎縮の改善が図られるだけでも、患者さんの異常パターンは軽減することがあります。
患者さんの異常バターン は麻痺や手術による痛みは筋発揮といった問題はもちろん存在しますが、臥床や不動、不活動といった部分によって生じた廃用も影響しています。

その廃用の部分を異常パターンだと勘違いして、活動を制限してしまえばより廃用は進むことになります。

今一度自分たちの関わりは量を確保できているのか、
量の問題が質にも影響していないかも見つめ直す必要があると思います。


日本においては片麻痺患者における筋トレは痙性を増悪させる、との意見がありますが世界からみればそれは珍しいようです。
Corti(2012)の報告では脳卒中片麻痺患者に機能的課題訓練と筋力トレでの上肢機能回復を比較したところ、筋トレの方が代償動作が少なく、より正常運動パターンを導いたとしています。
前述したGraciesの不動が 痙縮を悪化させる、という報告にもあるように、

悪化するから動かさないのではなく「動かさないから悪化している」という発想の転換も必要かもしれません。


では量を確保するだけで良いのでしょうか。

街を歩いている、または退院後外来に来る片麻痺患者さんを見ても麻痺は自然回復するようには見えません。
やはり機能回復は、量を確保するだけでは十分回復しないようです。


セラピストの役割は、活動の量の確保ではなく、ある活動においていかに麻痺側の参加を促せるかだと考えています。

麻痺側の参加を促すことができれば、病棟や在宅生活においてADLや立ち上がり、歩行訓練など活動量を上げるための取り組みを行う際に、「良いパターンを、より多く」行えるチャンスを増やすことにつながるのではないでしょうか。


長くなりすぎました…(笑)
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。

次回は質の問題を考えます。




2015.1.10 Bridge開催!(申し込みはこの記事の最後にあります)

tunagu


どうも、悩めるセラピストの

知識と臨床の架け橋となるべく活動している
Bridge。

どうも、代表の小松です。


2015年、第1回目のセミナーが決定しました!!!

特に、若いセラピストの方で解剖学や運動学は勉強したけど、
なかなか臨床で活かせない…といった方におすすめです★

個々の関節解剖をいかにして「目の前の患者さん」に活かすのか?
そのために何を見て、どう考え、どうアプローチしていくのか?

そのためのヒントが盛りだくさんな一日になるはずです。

ご興味のある方、是非ご参加をお待ちしております。


小松は実技でアシスタントに回りまくる予定ですので、
遠慮なくつかまえてくださいませm(__)m


【日時】

2015年1月10日(土)

10:00-16:00


【会場】

刈谷市中央生涯学習センター(刈谷市総合文化センター内) 402研修室
(↑クリックするとアクセスが表示されます)

*駐車場はありますが、駐車料金が発生するため、電車でのお越しをおすすめします。会場は駅の目の前にあります


【テーマ】

変形性膝関節症の評価と治療 〜下肢・膝の役割から考える

講師:小瀬 勝也
(なかざわ記念クリニック|Bridge講師|理学療法士)

小瀬


【セミナー内容】

下肢運動器疾患を有した患者は、外傷、手術、退行変性など様々な原因で、下肢の役割を十分に果たすことができなくなった状態にあると言えます。セラピストには、下肢の役割を再建し、患者の動作・生活を再獲得する使命があると思います。しかし、患者の主訴の部位に必死にアプローチしてもなかなか結果が出ないことも多いのではないでしょうか?

変性性膝関節症の患者を例に挙げると、実は問題は膝関節だけに留まりません。

隣接関節である股関節、足関節に加え体幹・骨盤にも影響を及ぼしている事が多くあります。逆にこれらの部位の問題が膝に影響していることもあり、臨床像を複雑化しています。

また、患者は痛みにフォーカスする傾向が強く、セラピストも痛みのアプローチに偏る傾向があるように思います。もちろん痛みを改善する臨床力は必要ですが、痛みがとれたら何がしたいのか?といったQOL向上を考慮した介入が重要です。

今回のセミナーでは、下肢運動器疾患の中で臨床で多く経験する「変形性膝関節症」を中心に、私の考える「下肢の役割。特に膝の役割」、「臨床における評価と治療」をお伝えします。さらにQOL向上の視点から、セラピストは患者の為に何ができるのかを、グループワーク、実技を交えて参加して下さる方々と共に考え、理解を深めていきたいと思います。


【参加費】

5000円

→ 3000円
  (12/10 23:59までにお申込みの方)


ではでは参加の申し込みは

↓↓↓

1/10 愛知Bridge参加申し込み(←クリックすると申し込みフォームにリンクします)






2015.1.25 Bridge脳祭り in 福島 ついに開催!

つ、ついにこの日が来ました★


Bridgeが、福島県で初開催です!

申し込みは記事の1番最後にあります!


【日時】 

2015.1.25(日曜)

 9:00−16:00

【テーマ】

脳祭り in 福島
BRAIN × BODYから考える
我々は脳卒中片麻痺患者に何ができるのか?

定員:40名(先着順)

会場:ユラックス熱海 第2・3会議室(福島県郡山市)



東海地区において「脳卒中に対するリハビリテーション」をテーマに
100人、700人規模のセミナーの講師として活躍する2人が
福島で初のセミナーを開催します。

なぜ、この2人は脳卒中患者や脳卒中に向き合うセラピストから支持されるのか?
なぜ、この2人は巷で人気のセミナーに参加しなくとも、
脳卒中患者に対して結果を出せるのか?


それは、2人が「知識をどう臨床に活かすか」を大事にしているからです
是非、この機会に2人の臨床感、臨床への思いを感じてみませんか?

【内容】

■ 脳機能からみた脳卒中リハビリテーション

坪井 祥一
理学療法士7年目
岐阜脳卒中リハビリテーション研究会代表
Bridge講師


脳の損傷によって引き起こされる脳卒中という病態は、運動麻痺や感覚障害のみならず、高次脳機能障害や精神心理的な問題など、非常に多彩な症状を引き起こすことが知られています。

それらは、取り巻く周囲の人的(家族や医療・介護スタッフ)あるいは物理的(道具や住まい)環境などを含めた、社会的な背景因子によっても、自立した生活能力を低下させるなど、しばしば問題点を複雑化させるようです。
リハビリテーションの専門家である僕たちは、脳の機能に基づいた臨床推論を学ぶことによって、絡み合う問題たちを少しずつ紐解いていくことができるかもしれません。

今回は、脳の機能からみた脳卒中のリハビリテーションについて、みなさまと一緒に考えます。


■ 運動麻痺に対する治療戦略

小松 洋介
理学療法士10年目
Bridge事業部|Bridge代表講師


知識・理論・技術はツールの1つ
活用するのは、患者の眼の前にいるアナタ。

運動麻痺の治療戦略を立てる上で、運動回復や随意運動のメカニズム、運動学習など様々な知見を知ることは大切です。また技術を磨くことも必要です。

でもそれらの知識や技術は結果に結びついていますか?

運動麻痺の治療において、求めるべき結果とは何でしょうか?ただわずかにアライメントや筋緊張、筋収縮、感覚鈍麻が良くなれば良
いのでしょうか?それともADLが自立になれば良いのでしょうか?
私は、「私たちの関わりによって、いかに患者の今後の生活・人生が良くなるか」だと考えています。

そしてそのためには「患者の潜在能力を見つけ出し、ADLに汎化・定着する」「介入による変化が今後の生活・人生に有益でより多くの選択肢や可能性を生み出す」ことが必要だと考えています。

私たちセラピストは何ができるのか?症例・実技を通じて一緒に考えましょう。


*******************

参加費:10000円 
→ 1/7までにお申込みの方 8000



お申込みは

↓↓↓

申し込みフォーム(←クリック)


皆様の、ご参加お待ちしております。

12/14 名古屋でセミナー開催します★

12/14(日)

Cross Functional Seminar様からお招き頂いて、

実技中心のセミナーを行います★

満員御礼となり、増員決定いたしました!
あと若干名空いているとのことですので、

ご興味のある方は、是非名古屋にいらしてください★


12/14(日)

【場所】
名駅セミナーオフィス
(部屋は参加者へ後日ご連絡致します)

【受講費】
一般:5,000円

【定員】
20名満員御礼  → 30名まで増員決定!!



【セミナー概要】

目に見える現象は「結果」でしかない

皆さんが臨床で目にする
片麻痺患者の異常な姿勢や関節運動・動作は、
脳のシステムの障害に加え、
患者の思考や心理、廃用など様々な要因が
複雑に絡みあったプロセスの結果です


実際に観察から、
何を考え、どのように私が臨床展開しているのか
デモや皆さんとの実技を通じて
お伝えしようと思います。


参加をお考えの方は



申し込みフォーム(←こちらをクリック)



セラピストのためのプレゼンテーションセミナー開催!予定は未定(笑)


調子にのって、

本日2つ目の記事アップ★


プレゼン


プレゼンテーション…

こうゆうとおおげさですが、


ウィキペディア先生は

【プレゼンテーション】

プレゼンテーション (英語: presentation) とは、情報伝達手段の一種で、聴衆に対して情報を提示し、理解・納得を得る行為を指す。略してプレゼンとも呼称される。


とおっしゃっています。


自分は、何十人、何百人の前で話さなくても、

相手に対して、
相手が理解、納得できるような説明ができること

さらには
理解、納得だけでなく
相手が行動できるよう後押しできるよう

導くこと


がプレゼンテーションだと色んな本を読んで思うようになりました。


でもこれって、

患者さんやご家族、
後輩の指導や
先輩とのディスカッション、
上司への提案

など毎日のようにありませんか?


そうなんです、
プレゼンテーションって別に
特別なことじゃないんです。

毎日のコミュニケーションの中にあります。

本当は。

でもコミュニケーションが
上手くいかない多くの人は、

自分の考えを通したいがために
自分を誇示したいがために


相手のことをあまり考えず、

「自分のためのプレゼン」

を行っているんじゃないでしょうか?


プレゼンは

Presentation

↓↓↓

Presentation


そうです!!

プレゼントです★

誰のかって?

もちろん、

あなたのためじゃありません(笑)


「あなたの話を聞いてる”相手”のため」です★


そう考えれば、
今までより、ちょっとプレゼンが上手くなります。


あと皆さんがプレゼンで
思いつくイベント

学会での発表や

院内、地域などでの勉強会での発表

セミナーでの発表


などですかね★


多くの場合はパワーポイントやmacのkeynoteを使って
プレゼンをしますよね。

もしくはポスター。


ただただ、

多くの発表が

字が多い(新聞か…)
どこ見たらいいかよく分からない
速すぎてついていけない

…結果、眠くなる(笑)または内職が始まる。隣の参加者とちちくりあう…という結果に至るわけですね。



何がいけないのでしょうか?

そしてどうしたら
みんなが目をキラキラ、ギラギラ、ムラムラさせるような
発表ができるんでしょうか。

そんなセミナーを
開催したいと考えています。

多分来年以降ですが………
予定は未定ってことで★


先月あたりに

自分のところに
ブログを読破された方から

数年前にやった「プレゼンテーション」のプレゼンのスライド
(分かりにくくてすいません)
ください!!

という声がありました。


大阪の方です★

そして、適当な管理のため、そのスライドをなくしたため(笑)

私「じゃあ大阪でセミナー開催しますよ★」

ということでやる予定です。

脳祭りにもご参加頂けるとのことなので、
当日、少し打ち合わせなどしながら開催日程を詰めようと思います。


そしてそんなことをフェイスブックで書いたら
愛知でも★と数名の方からお声掛け頂いたので

調子にのり、

愛知でも開催しようかと考えています★

また詳細や日程が決まったらアップしていきますね★

右片麻痺の患者さんは失語を疑え

たまには臨床的な話を

右片麻痺の患者さんには
失語を疑え
、です。


セラピストの方なら

そんなん当たり前でしょ!!!
言語野があるのがほとんどの人で
左半球なんだから、と。


そうなんです。
当たり前なんです。


でも、
右片麻痺の方の臨床場面で、
そのことに配慮していますか?

配慮できていないセラピストの関わりを目にすることがあります。

運動と言語は切っても切り離せません。

失語のある方には
こちらの説明が伝わっていないから
今から何をしようとしているのか、
セラピストは何をしたいのか、
すら伝わっていないかもしれません。

そして運動・感覚麻痺もあれば
身体そのものの動かなさ、動かしにくさを
抱えています。


どこでエラーが生じているのか、を考えないと
運動・動作の問題なのか
言語理解の問題により、運動のスイッチを入れられないのか
など、患者さんができなくても困っている理由が
分かりません。

いつも言葉でやりとりできることが当たり前の自分たちの感覚で
失語症のある患者さんに向きあえば、
患者さんは多くの場合に混乱しています。


そんな思いをツイッターでつぶやいたら、
思いの他反応がありました★

以下、に貼り付けておきます★

**************

失語の患者さんとの関わりは慎重に。右片麻痺で日常会話ができる方でも、言語の処理には時間がかかる方が多い。

どのくらいの言葉で、文章の長さで、話す言葉の速さで、内容で伝わるかを表情や目線の動きを追いながらゆっくりと会話をする。


目線が宙を泳いだり、目が点になっている時は会話の内容が理解できなかったり、ついていけていないサイン。

でも若いセラピストは、理解させようとさせようとさらに言葉をかぶせていく…

余計混乱を生む。

説明することを諦め、急にリハが始まる。

相手の思いも知らないままに。

患者さんがフリーズした時には待つ。考えている素振りがあれば、さっきの内容を必死に処理しようとしているかもしれない。

そこでさらに言葉をかぶせてはいけない。

待つ。


伝わらない患者さんがいるのではなく、

患者さんにとって、どうしたら伝わるのか、なぜ伝わっていないのか考えていないセラピストがいるだけ。


言語や情報処理に時間がかかるかどうか

自分は
家族やお見舞いの人と喋っていて疲れるか。
テレビを見て、疲れるか、内容は分かるか。

をまず聞くことが多い。

患者さんによってはお見舞いの人と喋ると頭が真っ白になって寝ちゃうんだよ、という方もいた。


セラピストは、運動や動作をどうにかしたいと思う。

でもまずはコミュニケーションが大事。

相手が何を望んでいるのか
こちらはそれに対してどうしたいと思っているのか。

それを進めるためには
どう意志疎通を取っていけるか、を見極めないといけない。


また会話はでき、伝わったとしてもいざ運動になると急にフリーズしたり、エラーが増える人もいる。

いわゆる失行の問題。言語と身体や運動の関係性が崩れる。運動、感覚麻痺も相まって見た目の運動障害以上に問題は複雑。

患者さんの頭の中はパニックなはず。


見た目は同じような課題でも、言葉の使い方、こちらの与える情報量の制限(あえて言語を使いすぎない、視覚的な情報から入るなど)によってパフォーマンスは変化する。

前日、この患者さんに関わった後輩セラピストが自分のリハの時に見学に来た。

同じ課題でのパフォーマンスの違いに驚いていた。


やっている課題は一緒。目的も一緒。

でも関わり方の違いで、パフォーマンスが大きく変化する、患者さんが喜ぶ姿に驚いていた。

自分もいつも上手くいくわけじゃない。
でも失敗した瞬間に次はどうすべきか頭をフル回転。

失敗を最小限に留める。
時にはあえて失敗してもらう時もあるけど。


失語の患者さんに話しにくさに直面させたくない。

出にくい時に、ゆっくりで良いよ、間違っても良いよと言葉をかける。

話したくない、と思わせちゃうのが一番いけないと思う。

それを家族にも伝える。
家族が話しかける時にはどう話すと伝わりやすいかも伝える。



一番ストレスを感じているのは患者さん本人。

家族も伝わらなさや、以前のように会話をしても理解されないもどかしさがある。

お互いイライラする。

STの介入でそれを良くしていくことも大事。

でも、今、どう関わるべきか、も家族に伝えておかないといけない。


***********

自分とその患者さんの臨床を見学していた後輩は

「私、喋りすぎてました」

「言葉でどうにかしようとしてたんですね。」

と言いました。


患者に思いを伝えたいがために、
説明が長く、細かくなりすぎてしまう場面を多くのセラピストがしています。

その思いは大切です。

でも患者さんによっては、
それが逆に、問題を複雑にしてしまっていることもあります。

できることを
考えすぎて、上手くできなくしてしまっている可能性があります。


そんなことに気づいた後輩は素敵ですね★


12/20の脳祭りでも、
そんな話をできたらと思います。

脳祭りの申し込みをされた方へ【再度連絡】

脳祭りの申し込みをされた方へ

3つのご連絡があります!


まだ振込をされていない方がいらっしゃいます。

申し込みの連絡後、
自動返信で振込先の連絡がいきますが、

振込先のメールが届いていない方が
何名かいらっしゃるようです。

もし振込先の連絡が来ていない!!という方は

お手数ですが
↓↓↓

bridgefjstar★yahoo.co.jp

(「★」を、「@」に変えてください)


のアドレスまで、お名前と振込先の連絡の旨を記載し、ご連絡ください!





振込完了後、こちらからの連絡はありません。

入金の確認できない方は、再度こちらより
連絡を差し上げます。




携帯のアドレスを登録している方がいます。

事前資料や事前の連絡などが、届かない可能性がありますので、

お手数ですが
↓↓↓

bridgefjstar★yahoo.co.jp

(「★」を、「@」に変えてください)


まで氏名と、携帯以外のgmailなどのメールアドレスを再度ご連絡ください!


ご協力お願い致します★

肩書き ≠ 実力

本題の前にちらっと宣伝を。

来年一発目のBridgeの開催が決定しました!!


1/10(土)

10:00-16:00

場所:刈谷市中央生涯学習センター

テーマ:
下肢運動器疾患における評価と治療
 -膝OAを中心にー



です!!

もちろん、講義だけじゃなく
当然、実技しますよ★


内容など詳細は後日アップしますので、
ご興味のある方は新年早々ですが、スケジュールを空けといてくださいね★


**************

では本題に…



昨日、仕事後にうちの病院の部長(看護師)に呼び出され?まして、

色々と今後の病院の運営について二人で話しました。

どう職員を育てるべきなのか?
どう多職種連携を取るべきなのか?
なぜ院内で敵対関係が生まれるのか?

などなど…部長の愚痴のようなものを聞きながら
自分の思うところを遠慮なく伝えました。


遠慮してもしょうがないですからね。
本音を伝えました。


その中で、
部長から言われた言葉が響きました。

「リハの人って、研修届で○○法とかの技術的なセミナーとか行くじゃない?それって専門性を上げることにつながってるの?」

「小松くんは、そうゆうセミナーとか、この病院来てから行ってないじゃない。でもドクターや他のセラピストからはすごい、って言われてるんだけどそれって何で?」…………と




えーーーーーーと、自慢じゃありませんからね(笑)


そこが大事じゃないんです。


今回考えて欲しいことは、

技術的セミナーの肩書きと現場での実力は比例しないんじゃないか?

ってゆうお話ですよ。


何とかセミナー上級コース修了

何とか法アドバンスコース修了

何とか法インストラクター


最近すごく増えた気がします。


もちろん勉強することは良いことですし、やらないより何かやった方が良いに決まっています。


でも、どんな資格とかもそうですけど、
肩書きはそれについて
ある一定の知識がありますよ、ってゆうのを証明しているだけですよね。


みんなの周りにもいますよね。

すごい研修出てるけど、
何とかコースで海外行ったけど、
何かすごい長い名前の肩書きあるけど…………

臨床見ると………

んーーーーーーーーって思う人。


そうなんです、肩書きのすごさは実力には比例しないんです。


臨床現場にいるセラピストの役割は

目の前の患者さんに対して
自分が関わることで
患者さんや家族の望むべきことを達成できるよう援助すること



だと僕は思っています。

そこには機能的な部分にアプローチすること、だけでなく
今ある機能でいかに上手く生活できるよう導くか、
生活環境に対する提案、
本人や家族の心理状態なども配慮しながら、
それらを総合的に判断しながら

患者さんや家族の価値観に合わせて色々アレンジし、
より良い提案と実践ができることだと思っています。


何とか法や何とか理論はあくまでそのうちの

わずかーーーな、わずかーーーな

ツールの1つです。


患者さんの今後の生活や人生をより良い方向に導く

ためのツールの1つにすぎません。


セミナーで習ったことをそのままやって、

たとえその場で何か変化があったとしても

その後の、次の日の、1週間後の、1ヵ月後の
生活につながらないければ、

それはセラピストの自己満足でしかないと思います。


でも技術は必要です。
その場で変化が出せないのなら
あなたの関わりは
患者さんに何ももたらしていないことになります。


技術を学ぶことは必要です。
でも
その技術は何のために使うのか?
を考えていないと、
その場限りの自己満足でしかなくなってしまいますよ、というお話です。


自分のはまっている治療法や理論の正当性だけを言いたいがために
他の理論を否定したりするのは間違っています。


僕は良くなれば何でもいい、というスタンスです。

若い頃、色々行きましたけどね。
その中で気づきました。

同じコースを出ていても
すごい人とすごくない人がいます。


すごい人は患者さんの気持ちに寄り添えます。
すごい人は介入の方法にこだわりません。
方法に捉われず、患者さんにとっての良い介入を生み出します。



目の前の患者さんの反応や退院する時の表情や言葉を大切にしてください。

それが一番大切だと思います。

そのための視診・触診能力は不可欠です。


色々な物事の捉え方や介入の考え方を知ることは大切です。

多くの視点を増やせば
同じ患者さんを観た時に
観たり感じたりすることは増えます。

細かい所が見えてくるようになります。

セミナーはあくまでその視点を広げるためのツールでしかありません。


現場で活かすためには
患者さんとのやり取りの中で
常に患者さんの表情や反応、言葉を介して
より良い反応を追求していくことが大切だと思います。


若いセラピストのみなさん、
肩書きだけを増やして満足しないでくださいね★

肩書きはカッコいいですよね。

ないよりあった方が良いこともあります。

でも逆に自分のハードルを上げることにもなりますよ。


そんなにカッコいい肩書きなのに、臨床は…と。


そうならないように、みんなでやっていきましょう★
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