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違和感をなくす

いつもしていることをし続けていれば、
いつも得ているものしか手に入らない。
          
     ジャック・キャンフィールド(作家)



たまには臨床的なお話を…

今、外来で
昨年春にACLの再建術をした患者さんを担当しています。

まだ30代なのですが、学生時代に膝を痛め
そのまま生活しており
昨年の春にスノーボードで
捻ってからさすがに痛みが強くなり
opeを決意したそうです

他院opeをし、入院中はリハをしており、
退院後はあまり生活や仕事に
困ることがなかったようですが

最近
膝の違和感があり、
時折痛みもあるということで
外来リハを行う、
という経緯になりました。

先週より
リハを開始したんですが、
現在も仕事をしていて、
筋力はほぼ左右差なし
ROMは膝伸展が-5ですが
膝に著名な不安定性もなく、
Dr.からもジョギングぐらいしてもいいよ
なんてレベル。

本人に
「何か困ったりすることあります?」
と聞いた所、
「特にないです」
と…


その後も色々対話をしても
本当に日常生活では
何も支障がない様子。

最近もスノーボードいったゆうてるし…

さぁ何をゴールにしましょう…


まぁADLに支障がない時点で
多分リハは1カ月ぐらいで終了の指示が
Dr.から出るだろうし…
自主トレの確認・指導だろうな、と


ということで
治療のテーマを決めるため

「左右の膝の感じは一緒です?」
と聞くと、

「全然違うんです」
と言われました。

筋力は左右差なく、
膝の不安定性もないのに、です。

「何かこれが気になる!ってゆうのあります?」
「ん~はっきり分かんないですけど違和感がすごい、って感じ」
なんて感じです。


でもこの方にとっては

何とも説明できない違和感

が敵のようです。

そのために
歩行も良くみればやや健側に重心偏位
でも説明すれば患側に載せられる
別に患側の片脚立位も痛みなどなく可…

悩みました…かなり


でもよ~く動きをみると
膝の動きは股・足関節でうま~く代償しているんですね

本当に代償が上手くて
初回にはみつけられなかったんですが
2回目の今日はなんとなく分かりました

そして
先月の勉強会が役に立ちました(笑)

下肢機能である
支持と推進ですね。

この患者さんは支持にはほぼ問題がありません
でも推進において膝がactiveに参加していない感じ
なんです(これは本人を見ないとイメージできないかもしれないですが)

ということで立位で下腿をまずはうちが固定して下腿の上にお尻を載せるように
つまりは膝関節の伸展ですね

を行ってもらいました。

最初はどうしてもお尻を引いて膝を伸展させようとするんですね
つまりは下腿も動揺してしまう。

つまりこの方の特徴は
下腿と大腿を
いつも同時に動かすか、同時に固定してしまう

という動き方しかできないんですね。

だから股関節の伸筋などを使って膝関節面から下腿を押し付け
安定させることができません。

ということでまずは下腿を介助し
固定した状態で脛骨関節面上で大腿骨のactiveな動きを
出そうとすることを目的にしました。

本人と話しをしながら
色んなパターンで試し、
本人がやりやすい方法を
スピードや荷重量などを
本人にコントロールしてもらいながら
行いました


そしたら本人から

「何か気持ち悪い感じ…」
と言われ、

「ん?吐き気?」
なんて聞くと

「いや、なんかすごく膝が動いてて…」

という発言が出ました。

やっと膝が動く、ということが伝わったようです。
30分かかりました…

「すごい久しぶりの感じ。でもすごい疲れる」


「気持ち悪いかもしれないです。今まで膝痛めてから
 多分膝使わないようにしてたはずなんで」
「疲れるくらいのがいいですよ。というか
 疲れなかったら、今までの癖で
 膝じゃないとこ使ってるんですよ」

とお伝えしました。

まだ歩行はパターン化されていて、
意識するとよりぎこちなくなり
上手く出来ないので
まずは立位でのステップレベルで
本人が膝を使っている感じ、
が分かる程度でやってもらうよう
お伝えしました。

でも立位の時は
「大分違和感が減りました、まだなくなった訳じゃないけど」

という感じです。
でもあと多分2回程度で終了になるかもしれません。

作戦を練らなければ…

ということでまた続きは来週報告できればしたいと思います。
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