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後輩への教育、ファミレス勉強会(9/20更新)

この世で一番難しいのは、
新しい考えを受け入れることではなく、
古い考えを忘れることだ。
             
     ケインズ(経済学者)


早くも、ある回復期病院のセラピストから
ファミレス勉強会がやりたいです!!

なんてメールを頂きました★

ありがたいことです!!


何とか都合をつけて開催しようと思います♪
できれば実技もできるような場所
(ファミレスじゃなくても)
で開催できるといいかもしんないですね!


あと
私、10月から訪問に異動になります。
去年の前半の半年間経験してました。

機能回復、よりも
患者さんの生活の中で
環境や家族との関わりを
活かして
患者さん自身のよりよい
生活スタイルをどう獲得していくか
を追求する分野だと自分は思っています。

実際の在宅、
という場面でセラピストとして
自分が何の役に立てるか、
を勉強する良い機会になるよう
頑張ります★


ただ…
ただ…


わたくし、専門領域が
基礎研究と神経系なんです…。

つまりは
そんな基礎系や中枢神経系の
患者さんに対する
研究がかなり難しい
というデメリットもあります。

ただ
病院内での仕事に比べると
比較的残業も少なく、
時間的な余裕もできます。


だから
そろそろ真面目に後輩の教育や
自分の論文的な知識も深める良い機会に
なるかな

なんて考えてました。


そんな時、
1個下の後輩が
「私を教育して下さい!!」
と言ってきました。


うちの信頼している後輩です。

自分なりに患者さんのことを考えて
自分なりにちゃんとゴールを考えている
後輩です。

あんた、わざわざ
教育しなくてもいいんじゃないの?

とも思いながら

何を教育して欲しいの?

と聞くと

自分の立てた仮説以外に
もっと他の視点や考え方を
教えて欲しい
とのことでした。



ということで昨日は
患者さんも空いてて
自分も時間があったので
困っている患者さんの治療に
一緒に入りました。

患者さんは
左の脳出血で
頭頂葉のほとんどが出血でやられているような
状態…

自分は
治療に入る前に
画像から
失語は?
失行は?
感覚、注意の問題は?

なんて仮説を立ててから
治療に臨みました。


基本は後輩がアプローチしながら
うちは横から口出し、
手が足りなければ助ける、
なんてスタイルをとりました。

まずは患者さんの状態もですが
後輩がどんな風に
移乗をしたり端座位を介助するかをみてました

この患者さんは非麻痺側の突っ張りが非常に
過剰でいわゆるプッシャー的な
感じになっている状態でした。
そして体幹は重力に負けつぶれており、
頚部を起こしておくこともできない状態でした。


この人どうやって座ってるの?
 ⇒骨盤を後傾してます

なんで骨盤は後傾してるの?
 ⇒腹部の安定性が低くて保持できないんです

なんで腹部の安定性が低いの?
なんでうちらは骨盤後傾しても座れるの?
 ⇒………。

なんて感じで

全ての質問の答えに
なんで?

ってゆうことをぶつけてみました。


いじわるでごめんなさいねえ。


でもその後輩も
5年目のPTとなり
ある意味
上からもあまり言われなくなる年代。
そして後輩に指導したりもする年代。
自分の経験で何となく治療展開ができてしまう年代。

その子は自分なんかよりも
感性はすばらしいので
動作を視覚的に捉えることもできるし
筋緊張の状態も捉えることができます。


だけど
その筋緊張の変化がなぜ起きているか?
ということはこれまであまり気にしていなかったようです。


あとはまだ目に見える部分だけで考察を
してしまいます。

臨床場面では目に見える部分をアプローチすれば変わることもありますからね

自分もありがちですが…

だから仮説の過程が
骨盤が崩れる←腹圧が足りない←麻痺の影響←???

という感じになります。

つまり
腹圧を上げられない、
という現象の原因までは考えられていないんですね。

麻痺,というならなぜ、どんな麻痺が生じているから何にどうアプローチしたら麻痺が改善するのか?を仮説立てないといけません

麻痺は治らない,と考えたら麻痺に対してはアプローチできないことになりますよね

ぢゃあ随意運動はどう生じているか?を知らないといけません…

では腹圧を上げられない原因とは…

骨盤を安定する、なんてゆう概念がない
のかもしれません

あとはこの方は非麻痺側の左上肢の押し付けが非常に強く、
視覚情報は左ばかりに向きやすい。

ということはこの方が
現在感じているのは左の上肢からくる感覚と
その周辺の視覚情報だけしかない
(他の情報には注意が向かない)
のかもしれません。

この方は一番使いやすい左の視野と
左上肢をフルに使って
何とか倒れないようにしている

だから他の部位がどうなろうと
知ったこっちゃないのかもしれません。

そんな患者さんに
左上肢が突っ張りすぎているからと
「手をバンザイして」
なんてことは意味があるのでしょうか?

唯一、身体と環境であるプラットホームを
離してしまって
どこで
姿勢を保持するのでしょうか?

それだったら
患者さんにそんな恐怖なリハをするより、
坐位保持を手を使わなくても
済むように導いてあげる

ことが必要ですよね。

自分たちが坐位を保持するのに必要な条件が
揃えば
患者さんは勝手に自分の手を支持ではなく
自由な手、として使ってくれるはずです。
非麻痺側なんですから★

じゃあうちらが座るために
必要な条件は?

というのを考えなければいけません。

これはまた今度の勉強会で
お話できれば、と思いますし

みなさんが自分の身体を使って
感じながら見つけられると良いと思います。


まぁそんなこんなで
厳しめに指導しました。

良くできる後輩だからこそです。

わざと
乗り越えるべき
壁を作りました。


その子は
自分で壁を作るのが苦手です。

壁を作るのが嫌なら
もっと優しい先輩に
教育してもらって下さい、
なんて思います。


でもその子は
今日すでに
自分でちゃんと教科書などを
読んで考えてました。

字が多いのは好きじゃないと
言っていたのに★

そしてメールでも

自分は問題点が現象としてしか考えれてなかったことが
よく分かりました…

とメールがきました。


それで良いと思います。
自分は答えを教えることはできません

けど
答えを導き出すための
仮説の立て方、検証の仕方
を伝えることはできます。

目に見える現象は
脳の神経線維からみれば立ったの0.01%に
すぎない現象です。

脳の残りの99.9%は
そこに行きつくまでの
情報処理に使われています。


だからこそ運動を評価するのは
見た目の現象だけでなく

その目に見える現象は
脳が何をどのように情報処理した
結果なんだ??

なんてことを考えることが重要だと
思いますし。度々勉強会で話しています。

いきなり答えに行きつくことはないと
思いますし、
うちも答えに行きつかないから
悶々と暇さえあれば
なんであの患者さんは……

なんて考えています。
まぁ病気??日課??
みたいなものなので(笑)

だから今までの考えを捨てる

現象以外の、現象をさらに深くつっこんで
その現象はなんで生じるのか?

という考えもあるんだよ、
と伝わればうちの昨日の教育は
成功です。

大事な後輩だからこそ
厳しく、というか
真剣に伝えられたら、と思います。
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