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便利ワードに満足しないこと

その仕事のなかから何かを学ぼうとし、
仕事に誇りを持ち、
もっと活動的に、
もっと楽しく仕事をすれば、
それは人生を生きていることになる。

自分から何も学ぼうとしない人の人生は、
ロボットのようであり、
第一楽しくないだろう。

ドゥンガ(サッカー)



昨日は名古屋の病院の症例検討会に参加しました。

あと今、病院の後輩の患者さんの
問題点の考察のアドバイスをしています。


その中で感じたこと。


最近の若い先生方は、
本当に色々な言葉を知っています。
色々勉強しています。

自分の1,2年目の頃に
比べたら遥かに…。


でも言葉を知りすぎているからこそ、
言葉に頼りすぎているのかな?
なんて印象を受ける場面もあります。

昨日の症例検討では
左片麻痺患者さんの
立ち上がり、寝返り動作の評価を
中心にグループワークをしました。

そこでの発表で、
他のグループから

「この患者さんは身体図式が崩れているのが問題だ」

という発現がありました。

あと病院の後輩の
脳損傷患者さんの考察でも

「上部体幹が重く、体幹が安定しない」

「立ち上がりの準備ができていない」

といった言葉が出てきていました。


身体図式が崩れている…確かに。
崩れているから非対称なんでしょうね。

身体図式が崩れている、と言葉で言うことは簡単です。

でも実際治療しないといけない場面では
身体図式を正しくする……
というアプローチを考えないといけません。

そのためには
この人の身体図式はどうして?
どのようにして崩れてしまっているのか?

を評価しないといけません。

簡単に言うと、
この患者さんに対して
何を学習したり、
治療場面で何を経験してもらうことで
身体図式を正しくすることができるの?

ってことを考えないといけません。

ただ姿勢が非対称だから、
ただ感覚検査で感覚鈍麻があるから
ただ立ち上がり動作で麻痺側下肢が参加しないから

身体図式が崩れている

と言葉でゆってしまっても
何の解決策にもなりません。

身体図式が崩れている、
というのなら

じゃあ身体図式とはどうゆうものなの?
そしてその患者さんは
○○が理由で身体図式が崩れている

だから○○を改善するためには
どのような介入が必要で
患者さんは何を学習しないといけないのか?

が説明でき、実際のアプローチで実践できないと
いけません。


次に
「体幹が重く、安定しない」

便利ワードですね(笑)

体幹=姿勢保持筋


だから
姿勢が崩れている=体幹が働いていない=不安定


という流れでしょうか?

体幹が重い。良くいいますうちの病院(笑)

じゃあどうなっている状態が
体幹が軽い状態なのか?
ということが説明できないといけません
患者さんに実践できないといけません。

体幹が伸展保持してたらいいんでしょうか?
でも腰痛になるぐらい
背筋群だけで過剰固定してるのはだめなんですよね?

じゃあ
体幹がどのように働いて
姿勢をどのように制御して
安定/不安定を
患者さん自身が感じたら
良いのか?
を考えないといけませんよね。


では次、
「立ち上がりの準備ができていない」
について
準備、とか構え、フィードフォワード、予測…

言葉は良く聞きますし、
すごく大切なことだと思います。

でもアプローチ、を考えると

どうしたら準備ができるように
なるように
患者さんを導くか?

なぜ患者さんはそもそも準備が
できない状況に陥っているのか?

を考えないといけませんよね。


そりゃ準備ができてないから
上手く立ち上がりの時に
下肢が参加しないんでしょうけども

それは下肢を立ち上がりの時に
どう使うかが分からないのかもしれません。

崩れた姿勢を保つのに必死で
麻痺側の下肢に注意を向ける余裕がないのかもしれません。

その崩れた姿勢は体幹の空間保持ができないからかもしれません。

立ち上がりの準備ができない、といっても
原因によってアプローチする部位や内容は
異なってきます。

そんなことを全部踏まえて
準備できてない、といって
しまうのは簡単です。



とまぁ言いたいことは色々ありますが

重い、不安定、身体図式が崩れてる、協調性が無い
ボディイメージがない、
自由度が少ない

といった便利ワードを使うと
何か頭良さげに聞こえますが

結果的に
治療に結び付かないと
意味がない、ってことです。

自分なりの言葉の定義を持たないと
言葉に踊らされるだけですよね★
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コメント

No title
KENJIさん:
そうなんです!バランス良いってどうゆうことやねん!ってゆう定義が自分なりにないといけないですよね。例えば要素A、B、Cってゆうのがバランスには必要。と定義づければ、評価のなかで、ある人はAが問題、またある人はBが問題。でも言葉で言ってしまえば「バランスが悪い」
後輩指導して「そうなんです立位バランス悪いんですよ~」と言ってても、そもそもうちの言ってるバランスが悪い、ってゆうのと後輩のバランス悪い、って言うまでの評価、考察プロセスが違えば、結局治療効果に差が出る。ってことになると思います。

2年目OTさん:
いいですよ!2年目でそのことに気づければ★
うちは最近気づいたんですから…。だからこそ勉強で知識を増やすことは必須だけどもそこから患者さんの変化につなげるためには…を考えることも必要ですよね☆
No title
ものすごく納得。
心が痛いです。。。
No title
納得です。

「あの患者さん、バランス悪いですねー。」も便利ワードですよね。
簡単に言ってしまいますけど、そもそも、あなたと私でバランスが良い、悪いの基準が違っている可能性もありますからね。

どうして悪いのか?入力系?統合系?出力系の問題?
そもそもバランスとは何か?

色々考えなくてはなりません。


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