スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

分かりやすいプレゼンに満足しない

現状のままで
化石のように固まっていいのなら、
怠け心に調子を合わせていれば事足りる。
         
      ヘンリー・フォード(フォード・モーター創業者)



更新が滞っております…。


今日のテーマは

分かりやすいプレゼンに満足しない、です。


これは聞き手、そしてセラピストのことを言っています。


もちろんプレゼンは分かりやすいに越したことはありません。

聞き手にとって意味があり、役に立つことが大事ですから。



ですが、セラピストがある勉強会なり、研修なり、先輩とのディスカッションの中で
分かりやすくて良いプレゼン(や説明)だ!!

と思うことは本当に良いことなのでしょうか?


もちろん、悪いことではありません。


でも分かりやすい説明で理解できた!!!

ということに満足していいのでしょうか?



自分が新人の頃、
うちの病院にとある有名な先生が治療のデモにきて下さいました。

ものすごく重度の麻痺の人の手が動いて
すげーーーーー!!!!

と感動してました。


でも何が起こっているのかどうして動くのかは
全くもって???でした。


またその先生の講義は色んな文献を使って
非常に分かりやすかったと思います。

でもその魔法のような治療には
その分かりやすい講義を聞いたところで
全く治療と講義内容を結び付けられませんでした。


多分、その実技と講義が別で
講義だけを聞いたとしたら

分かりやすくて、良いプレゼンだ!

と当時の自分なら思ったことでしょう。



でもその内容が分かったから
その先生と同じレベルで治療効果が出せるか?

と言ったらそれはノーです!


なんでか?

と言ったら答えは簡単です。


その先生は
僕らにも分かるように

講義の内容を

超 手加減しているからです(笑)
(すいません、表現が雑で…)



東大生が小学生1年生に自分の研究内容をそのまま話したら
多分、教室で鬼ごっこが始まりますよね…


だからその先生も
講義では
僕らが鬼ごっこを始めないように(笑)
興味を持つレベルや内容に
手加減、出し惜しみ、チラ見せをして
話しているんですね。



文献何百冊、経験何十年で積み上げられたものを
30分で聞き手に少しでも分かるようにされています。

その先生の持っている容量から言えば
それは0.0000…1%くらいの力しか出していないかもしれません。


教えるのが上手な先生は
聞き手のレベルを掴むのが上手いです。

小学1年生でも分かるように、
そして小学2年生につながるためのヒントを講義では提供していたのかもしれません。


だから講義が分かりやすい!
と満足してもそれはあくまで小1レベルの話しなんですね。


臨床がそんなに簡単なものではないことは
皆さん臨床で苦労して経験しているはずです。


人間なんてまだまだ分からないことだらけだし、
ウェルニッケ野も最近部位が間違っていたことが発見されたし、
まだまだ明らかになっていないことだらけです。

さらに色んな治療法や治療概念が出てきている、ということは
まだまだリハビリにおいて
確かなことは少ないはずです。


ということは治療アプローチなんて
複雑な要素が折り重なって折り重なって
身体機能やら認知機能やら環境の関わりやらが
影響した結果なんですね。


本来複雑なもののはずです。

だから分かりやすい講師の先生の話しを聞いて
満足しても、それはただ入口に立っただけなのかもしれません。


偉い先生の話しを理解できる自分に満足してる
だけなのかもしれません。


逆に分かりやすい説明をされたら

手加減すんなこのやろー!!
くらいのハングリー精神が必要かもしれないですね。
関連記事
スポンサーサイト

コメント


管理者のみに表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。