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即効的治療へ一言

ゆっくりでもいい!!

自分の力でやり遂げろ!!

     by 田岡監督(スラムダンク)


スライド希望のメール、ありがとうございます。

お粗末なものですが、
少しでもお役に立てればと思います。


今回はスライド希望のメールの今後希望する内容についてです。

「一発技術のような即効治療が見たいです」

とありました。


自分も新人の頃はそうでした。




厳しいようですが、
先に言っときます。

そんなものはありません。

あったら僕が知りたいです…。

そして知っていたら
本をだして一儲けしています(笑)



基本的に誰でも
何かしらの介入や刺激、環境変化を作れば
何かしらの動作や言葉の変化が起こります。

靴の中に石を一つ入れれば歩行は変わります。


姿勢を保つのに必死な患者さんに
少しでも外乱刺激を加えてしまえば
必死に姿勢を保とうと
動かせる部分の過剰な努力が出現するかもしれません。


要するに
即時的な変化を出すことはできます。


でも
即時的な変化=改善

とは限りません。

また、その改善は
誰が判断するのでしょうか?

多くの場合、
動作の変化があった場合、
その良し悪しを判断するのは
セラピストに委ねられることもあると思います。


患者さん自身は多くの場合、
違和感を感じて動いています。
または違和感に気づかず、
違和感があっても本来の問題点には気づかない

というより気づけないことが多いと思います。

これまで上手く動けなかったことなんて経験したことがないんですから。


患者さん自身で自分の動きの変化の良し悪しを判断できる方は、ご自分で動きを良くすることができます。


多分、臨床で難渋するのは、自身の身体、動きの感覚をどう判断したらいいか分からず困っている

方が多いのではないでしょうか。



だから、その判断基準は、
個々のセラピストに委ねられます。

だからこそ
セラピストそれぞれが

・良い歩行とは?
・麻痺が改善するとは?
・関節運動とは?
・足部の役割とは?
・股関節の安定性とは?
・バランスとは?
・筋緊張とは?
・運動・姿勢制御とは?


…………といったことに対する
自分なりの考えを持っていないといけないと思います。


それがあるからこそ


評価項目が挙がるんだろうし、

動作を観察するポイントが決まるんだろうし、

問題点を抽出することができるんだろうし、

課題の適切なレベルを設定できるんだろうし、

患者さんに不快感を与えないタッチや操作ができ、
アプローチができるんだと思います。



つまり

①基盤となる知識があって

②それを見て、触って判断でき、

③自分の身体で患者さんの立場を少しでもイメージができ、

④臨床で評価やアプローチに応用できる


のだと思います。



①、②は多くの勉強会や研修でやっています。

自分は③の部分が伝えたいと思うことが多いです。

Bridgeの実技は技術よりも
③の部分を最近は重要視していることが多いです。

①、②があっても、
患者さんの立場にたって考えることができないと、
治療が上手く進まないことを経験してきたからです。


例えばある筋が弱くて歩行に問題がある患者さんがいて
知識を基に動作を観察し
その方の歩行の問題となる部分を見出し
実際に触診やらで筋発揮の弱さを確認できた。

じゃあそこを筋トレして筋収縮は得られやすくなった

でも歩いたらまた同じだった…。


場合、患者さんは筋トレをしても歩行は良くならないことが分かります。

問題なのはその方が歩くときに
その筋が上手く働くように動くことができない

ことが問題で、その結果として
筋発揮も得られにくい、と
考えることもできます。

じゃあその患者さんは
歩くときにどうやって歩こうとしてるのか
どんな感覚を頼りにしているのか
どんな不安があるのか

なんてことも考えないと答えに行きつかないこともあるんじゃ?
と思っています。


だから
③自分の身体で患者さんの立場を少しでもイメージができる

ことを大切にします。


でも評価のためには①、②の知識と視診・触診技術ももちろんいります。

でもそれは教科書に載っています。

教科書に載っているなら自分一人でもできます。
同僚や友人とでもできます。


僕がBrdgeでやりたいことは
勉強して試行錯誤して色々やっているのに
なかなか臨床では結果がついてこない…

人の役に立ちたいと思っています。


だからBridgeで

ただ講義を聞いたら
すぐに使える知識や技術は提供できないかもしれません。


でも毎日考えて、努力して悩んでいる人にとっては
視点を増やす、変えるためのきっかけになるかもしれません。

自分の今持っている技術を
どう活かすか?について
気づけるかもしれません。


でも基礎知識と臨床での試行錯誤がない人が
ふらっと来ても
役に立つ情報は提供できないかもしれません。


今回もですし、以前からもたまに聞く声ですが、

実技をやっていると

「この実技をどうやって臨床に活かすんですか?」

という声を聞きます。


それは自分で考えてください。


厳しいようですが、
それが臨床だと思います。

どんな勉強会や研修でも
あるアイデアは提供してくれます。
知見やなんらかの技術ですね。


でもそれを目の前の患者さんにどうやって活かすか?

はそれぞれのセラピストの試行錯誤と経験からしか生まれないし育たないと思います。


どんな研修に行ってもそうですよね。
超一流の人の講義を聞いても
超一流にはなれないですよね。


臨床で、どうにか患者さんを良くしたいと
色々勉強して
考えて
チャレンジしているうちに

ふと昔の研修で言っていたことが

あれはこうゆうことだったのか!!!

なんてピンとくる、ことがあると思います。


それはそれまでに
その知識を蓄えていたからこそ
生まれます。

知識と思考と実践を繰り返してこそ、
その持っている知識の解釈はより洗練され、
ただの知識が技術になります。


即時効果、即効的で良いアプローチができるためには
それまでに蓄えた知識と技術があり、
それを目の前の患者にどう活かすか?
ということを瞬時に判断できる能力を見に付けた結果できることなんでしょうね。

うちなんてまだまだですが…。


だからこそ毎日悩んでいるんです、うちも。
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コメント

No title
通りすがりさん:

コメントありがとうございます。
返信が遅れ申し訳ありません。

>「筋が上手く働くように動く」ことは本当に筋力増強とは無関係なのでしょうか?

無関係ではないと思います。むしろ上手く働くように動けるから、こそそこに必要な筋力がついてくるのだと思います。

ただ検査上、臥位や座位で発揮される筋力が増しても、動作場面でその能力が上手く発揮されない患者さんを多く目にします。

その場合には、ただ筋力が足りない、ということではなくて動作場面になるとそれが発揮されない理由が存在する。その理由を見つけ、アプローチすること、が大事だと考えています。
No title
筋トレは筋収縮が得られやすくなることが目標でしょうか?筋力が増すことではないでしょうか?筋収縮が得られやすくなったことが実際にどれだけ筋力増強に寄与していたのでしょうか?そこを超定性的に評価しただけで大きな方針を否定することには非常に危うさを感じます.

「筋が上手く働くように動く」ことは本当に筋力増強とは無関係なのでしょうか?

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