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脳祭…画像所見をどう考える?

脳祭


脳祭…皆さん参加費のご協力ありがとうございます★

皆様のアンケートから少しずつ構想が出来上がりつつあります。






今回の講師の一人でもあるカッサーノさん↓

カッサーノのニューロリハ日記

もブログで脳祭の内容に触れていたので、

自分も同様、当日の内容を考える中で
ブログに思ったことを書き出して
頭の中を整理していこうと思います。

でも多分、当日は話しません(笑)

脳画像の見方などは他の有名なセミナーでもやってますし、
色んな本に書いてありますので。

まずはそこを読んで頂くことをおすすめします。

たった1時間半で画像所見から臨床までを網羅することは不可能です!!


ではメールのアンケートにもありました、
被殻出血なのになぜ半側空間無視(USN)が出現する人がいるのか?です。

上縦束の障害では、SLF2の損傷により半側空間無視が出現する。
SLF2は、前頭前皮質に頭頂皮質の視覚空間認知に関する情報を伝える。
空間注意、視覚、眼球運動機能に関わる。

ワーキングメモリから頭頂皮質に「空間注意の焦点の情報」と「空間情報の選択と検索」の制御指令が送られていると考えらます。

では被殻と上縦束の位置関係を見てみます。

上縦束


被殻と画像の3:上縦束、は隣接していますね。

右被殻出血とUSNの出現頻度は血腫量に左右されると言われています。

血腫が大きくなると、上縦束が圧迫されることで前頭葉のワーキングメモリと頭頂葉の空間性注意の情報のやり取りが上手くできなくなることでUSNが生じる可能性が考えられます。


というように画像所見から臨床症状を予測する可能性が考えられます。



部位

こんな簡略図も高次脳障害の本などでは載っていますよね。

昔から言われていて今もこの考えが残っているということは
やはり病巣と臨床症状は少なからず関連性があるってことだと思います。


でもこれはそれこそ本に書いてあるので
読んでもらえれば……と思っちゃいます。

ただ画像所見は予後予測には役立ちます。

臨床症状みて、画像所見とすり合わせれば、
ここが損傷されてるからこの症状なんだろうね、
なんて理由付けはできるかもしれません。

でも、
じゃあどうアプローチするの?

ということは分かりません。


似たような部位に障害を負ったとしても、
臨床症状は異なります。

患者さんの動き方や訴えは本当にそれぞれです。

そこには患者さんのそれまでの人生や思い、身体の感じ方や価値観があるからです。


感覚障害で表在覚が鈍くなる感じ、を

人によっては分厚い靴下を履いている感じ、であったり
足が大きくなってる感じ、であったり
なんかぼんやり痺れている感じ、であったり
またはその痺れ感も人によっては痛い感じ、
と表現したりします。

知覚や言葉はその方の経験や思いによって表現が異なります。

正座して足が痺れたとき、
すごい痺れてる、と感じる人もいれば
痛い、と感じる人もいるかもしれません
両者が混同する人もいるかもしれません。

多分出現メカニズムは同じはずです。

でも脳がそれをどう解釈し、意味づけするかは患者さんに委ねられます。

そこを本や文献に載っている言葉に当てはめてしまえば
患者さんの思いとセラピストの解釈に

ズレ

が生まれる可能性もあります。


多分、臨床を難しくしているのはこの辺りではないかと思ったりします。


運動も同様です。

動き方には人それぞれの特徴があります。

立位や歩行などで

膝を伸展ロックしたり股関節を屈曲することで
筋活動を利用しない静的な関節の安定性を高める方もいれば

過度に下肢全体の緊張を高め、
硬さによって支持をする人もいます。


どちらも体重をかけても転ばないようにするための戦略です。

患者さんはそれらを意識してやっているわけではありません。

下肢の緊張を高めよう!とか膝をロックしよう!とは思っていません。

転ばないように何とかした結果、そうなっているんです。

意識的に筋緊張を変化させたり関節運動を行ったりアライメントを作ったりしているのではなく、
何とか今の身体で転ばないように対応した結果
そうゆう筋緊張や関節アライメントになってしまっているのだと思います。



でもそれは以前とは違う方法ですし、
以前とは違う知覚経験をしているので、

転びはしないけど
頼りなかったり、
違和感を感じているはずです。

またその違和感が不安を生み、
他の身体部位で過度に身体を歪め
バランスの釣り合いをとったり、
上肢で何かにしがみつきたくなるのかもしれません。



じゃあ自分たちはそんな方たちに何ができるのか?
何を考えないといけないのか?

なんて話が脳祭でできたらいいな、と思っています。
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