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言葉の威力

痛いのは生きているから
転んだのは歩いたから
迷っているのは前に進みたいから
逃げ出したいのはたたかっているから

         ツイッターにあった名言


この言葉、何だかしっくりきます。

それぞれの言葉の前半はネガティブなんですが、
後半の言葉によってポジティブな一文となっていますよね。


自分が臨床で患者さんの訴えに対する返答は
いつもこうあるように無意識ながらやっています。


この言葉を読んで
自分の関わりを再確認できました。


患者さんも痛みや不安などの訴えや
転倒やある動作に時間がかかったりと
失敗や苦労を
毎日の生活の中でしていることと思います。


そういったことを
自分はできるだけポジティブな解釈につなげるよう
心がけています。


セラピストの言葉は
患者さんに良くも悪くも影響します。


患者さんはどうしたらいいか分かりません。
患者さんは努力しています。

努力の結果がセラピストにとって間違っているとして
患者さんはそれが正しいと思ってやっています。

それを否定すれば頑張りを否定されてしまいます。
そうすれば患者さんの気持ちは崩れてしまうかもしれません。

もし間違っていたのなら
それを否定するのではなく
その間違いを説明し、次に
どうするべきかを示すべきだと思います。


では自分の関わり方の例を…………


痛みがあった場合に
それが萎縮筋の筋肉痛であったなら

「今まで入院してかばって弱くなった部分を少しずつ怪我する前みたいに使えてきた証拠ですよ」

「入院するまでほぼ一日動いていた人が車椅子で一日過ごしていればどうしても脚は弱くなりますよ」
「だから少しずつ使いましょう。疲れたら休んでもいいですよ。」



頚部骨折などで創部痛でなく荷重時の筋スパズムの痛みだとしたら…

「最初は傷が痛かったんですね」
「でもそれをかばって頑張ってるので無意識に力が入り過ぎちゃうんです」

(力を入れず創部に触れた時の痛みがない/少ないことを確認後)

「傷自体は良くなってますよ、傷の痛みだったら怪我した直後みたいに何もしなくても痛いはずですから」
「でも心配だからどうしても力が入っちゃいますよね」
「まずは痛みのないくらいで足の裏をつけてみてください」

(グラつきや代償を見ながら適宜介助や口頭指示も)
「頑張り過ぎなかったら少し痛くなさそうですね」
「痛い時は無理やり体重かけようと頑張りすぎかもしれないですよ」
「痛いとまた我慢して力が入っちゃいますからね」
「退院するまでに(健側と)同じくらいかかればいいんですから、少しずつでいいですよ~」




麻痺側の残存機能はあるのに
非麻痺側優位のパターンで立位動作を遂行する方…

「病気になった時は今よりも動かなかったんですね」
「そのときに何とか車椅子に乗ってトイレに行くには良い脚を使った方が楽ですし、安全ですよね」
「今はその時よりも悪い脚も少しずつ良くなっていますよ。だけど良い脚でやる癖がついてるんでせっかく良くなってきたこっち(麻痺側)の脚を使わなくなっちゃてます」

(患者さんが麻痺側で荷重する感覚を確認、実感してもらった上で)
「これぐらいなら使えますよね」
「病気になってからこっちの脚は思い通り動かなくなっていると思います。でも少しずつなら使えます」
「今(非麻痺側の)3割くらいの力が出るのでまずは普段トイレに立つときとかに3割を使えるように意識していきましょう」
「意識すれば使えますよ。でも意識しないと得意な良い脚でやっちゃう癖が出ちゃいます」
「今は意識して3割ですけど、退院するまでに8,9割になれば歩けそうですよね」

「寝て起きたら3割が急に10割にはならないです。でも3割を繰り返していれば3.5、4割にはなります。それはリハビリで一緒にやっていきましょう」
「でも今日の3割もリハビリの時間以外全く使わなければ2.5割になるかもしれないです。」
「だからまずはお部屋でもどこでもいいのでたまに3割使えるかを確認してくださいね。」
「○○さんの脚は○○さんにしか動かせません、僕はどうやったら使えるか、使いやすいかのコツは伝えられます。でもそのコツを癖にするには○○さんのお手伝いが必要です。」

なんて感じで伝えます。

患者さんのキャラクターに応じて
言葉かけはもちろん変わりますけど…

あと大事なのは
実感ですよね。


こちらの説明していることと
患者さんの身体経験が一致していること
が大切です。


一致していなければ
患者さんは
そう言われても痛いじゃん!!うそつき…とか
思われています。

だから動作の観察や患者さんの言葉から
常にこちらの仮説や説明が一致しているかを
確認しないといけません。


そしてそれを見る観察能力と
現象をその場その場で解釈し
問題点を抽出し
患者さんに説明、アプローチし

患者さんの実体験として
成功経験をしていくよう導ける

ことが理想です。

自分も毎日試行錯誤していますし、
なかなか思うようにいかない方もいます。


患者さんの動きや言葉、そしてその動きや言葉の背景にあることを
考えていくことで
患者さんの抱えている問題の本質に近づくこともあると思います。


言葉が全てではありません。

患者さんの歩きたい、という言葉には
歩行が自立する、という単純な目的ではなく

家族と旅行に行きたい、とか
パチンコに行きたい、とか
妻の介護をしないといけない、とか
誰にもまだ頼りたくないなど

その方にとっての
理由があるはずです。


言葉は大事ですが、
言葉に含まれた意図も考えないといけません。


そして臨床でのこちらの言葉は

患者さんを
勇気づけることもできるし
混乱させることもできるし
くじけさせることもできます。



まとまりがなくすいません…

今日はこのへんで




あなたが患者さんだったなら

どのような言葉を

かけて欲しいですか?
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