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痛みを考える

なんで努力するかわかるか? 
それはな、努力をした人にしかわからねぇんだ。

 ネットでみつけた名言集


発表が遅れまして…

京都大学の建内先生とのコラボ勉強会ですが

3/31に開催することになりました!!

楽しみですね。股関節を真面目に勉強しようと思います



………ということで

昨日、一昨日の二日間、
三重県四日市で東海北陸PT学会に参加、発表してきました。


自分は整形領域で
注意によって
荷重時痛や荷重量、リーチなど立位のパフォーマンスが変化する

というような発表をしてきました。

発表後、
30分にわたりご質問を頂きました。
本当にありがたいことです。

なかにはリウマチ病院のような
整形バリバリの病院の方もおられ、
そのような方でも
機能的な問題だけでは説明し切れない部分も多いんですよね、
と興味を持っていただける方もおられました。

でもなかには
なんでそれで痛みが減るのか
意味が分からないという方もおられました。

同セッションの他の発表や質問でも感じたことですが
解剖学的な痛みで全てを考えてる人がまだまだ多いんだな…
ということです。


世界疼痛学会の痛みの定義でも

「不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある」

とされています。

患者さんの訴える痛みは

組織損傷によるもの
+患者さん自身の情動・心理的な修飾
+過度な痛みの予測
+予測的な痛みの防御によるスパズム


が混在したものだと思われます。


この痛みは減るのだろうか?
骨折は治っているんだろうか?
体重をかけると骨が曲がってしまうんじゃないだろうか?
などの不安や、

体重をかける=痛みが増える
関節を曲げる=痛みが増える
動かす=痛みが増える
といった運動の手がかりを痛みの増減により認識してしまう方も
臨床上では目にします。

そういった方では
痛みを探しにいってしまったり
痛みの強さを基準に運動を起こしてしまうようです。

痛みは不快な経験です。

そんなことが続けば
触れたり、動かしたりする
触圧覚や皮膚・筋の伸張など
通常の刺激ですら
痛みとして認識してしまうこともあるようです。

またそんな経験が
さらに予測的に患部周囲や患側全体を
防御的に動かさないよう
過剰に固定し、
それが筋の阻血状態を起こし
痛みも誘発しやすくしたり
スパズミックなまま筋が伸張されれば
伸張ストレスはよりかかりやすい状態になるはずです。

また逃避的な患側肢は廃用により筋力低下を起こします。
それが徐々に荷重などいわゆる良い使い方をすれば
はじめは筋肉痛を起こします。
今まで使えてなかったんですから。
これはいい痛みですよね。

でもこれは誰も説明しなかったら
患者さんは悪いものだと思い、より使わないようにし
廃用を進めるかもしれません。

逆に、
痛みを我慢していれば良くなるものと思って
より過度に自発的にストレスをかけ、
逃避的で代償的なパターンを強めてしまう方もいます。


そんなこんなが混在した状態を
患者さんはひとまとめに

「痛い」

という言葉で表現します。

患者さんはもはや
何が原因で痛いのかも分かりません。

でも痛いんです。


患者さんによっては
炎症期を過ぎ
受傷直後とは痛みの原因がすりかわってしまっていることもあります。

だけど患者さんは
「痛い」ことには変わりありません。

そこを評価するのはこちらの役割です。
痛みの原因が分かり、
痛みへの対処法、痛み時にはこうすれば痛くない
という経験は
痛みへの不安を軽減します。

そういったことでも患者さん自身の痛みの認識は変わります。

それで防御的なスパズムが軽減し
痛みが出現しにくくなり、
良いループにつながっていく方もいます。


ですけど誤解しないで欲しいのは

しっかりと解剖学的な痛みの評価を行なっていること
が前提になる、ということです。


なんかはっきりしないから
これは心理・情動的な痛みだ、とか
勝手に痛いと思ってるだけ…

と決めつけてはいけません。

解剖学的な痛みは
解剖学的な関節運動や
ターゲットとなる筋に伸張ストレスや圧痛により
痛みの再現性があるはずです。

動作時に触診していても
ある部分のスパズムがあるはずです。

解剖学的な痛みは
知識があり
それを触診できれば評価はできます。

それを触診できる能力は求められますが。


そういったことをしっかりと見た上で
痛みの解釈をしないといけないと思います。

と簡単ですが思ったことを書きました。
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コメント

あやさん、コメントありがとうございました。
おっしゃるように異物感や腫脹、痺れや圧迫感…本人がどう捉えるかで同じような状況でも痛みとして訴えたり違和感として訴えたり、また人によっては訴えなかったりと様々ですよね。

自分たちはそれをどう見極め、どう具体的に解決していくかが求められますよね。

あやさんの臨床のヒントになれば幸いです!

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