スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「立つ」って一体どうゆうことですか?

どうして君は他人の報告を信じるばかりで、
自分の眼で観察したり見たりしなかったのですか。
              ガリレオ・ガリレイ(物理学者)


昨日は30名弱の勉強会のご参加、誠にありがとうございました。

20名ほどの方が、初めての参加という久しぶりの展開。

自分の考えを知らない人に、自分の思いをどう伝えるか?

久しぶりにいつもとは違う刺激を受けながらの勉強会でした。


タイトルの
「立つ」って一体どうゆうことですか?

これは午前中のグループディスカッション(テーマは麻痺側下肢を歩行で参加するために立位で何を評価し介入すべきか?)の中で、学生の参加者の方の言葉です。


皆さん、説明できますか?

片麻痺患者さんで
麻痺側の足底が浮いたまま、あるいは着いていてもほとんど荷重をしないまま立位は安定している。

トイレ動作も移乗動作もできる。

つまり立位保持、動的立位も自立している。


立位は取れている。安定して立っていますよね。


でも違和感がありませんか?

立てればいいんですか?

立って何かができればいいんですか?

できないよりはできた方が良いです。



でもその患者さんが上記のような状態で立っていた時に

立てましたね!とセラピストが言った時に

どの患者さんも喜んでくれるでしょうか?


逆に聞きます。

皆さんが上記のような状態で立っていることは

良い立ち方、
求めているような立ち方

なんでしょうか?

違いますよね。



簡単にいえば、

上記の立ち方は1本の脚で立っています。


求められる、いわゆる普通の立ち方というのは

2本の脚で立つ

ことではないでしょうか?


臨床において患者さんは

1本の脚と
もう1本の動かない脚、力の入らない脚、着いてる感じがしない脚、ぼんやりしている脚といった病前とは違う脚で立っていることになります。

病前とは違う、という経験の中で
そのまま昔のようには使いませんし、使えません。
人によっては使いたくないかもしれません。

そうなれば自然と姿勢は非麻痺側の下肢を余分に使って立つはずです。
それでもバランスが取りにくければ、上半身や非麻痺側の上肢を使ってバランスを取ろうとするかもしれません。

それがいわゆる非対称なアライメントや過緊張として現れてきます。

アライメントや筋緊張は結果なんです。

それだけを直そうとしても、それを生み出した原因は残ったままです。

だからまた違った代償を作り出します。

その代償を対症療法的に何とかしようとすればまた違う代償で患者さんは対応します。

いたちごっこです。


異常なアライメントや筋緊張を見つけることが大切なんじゃありません。

なぜそんな反応が出てしまうのか?なぜそうせざるを得ないのか?
という原因を見つけることが大切だと思います。


患者さんは病前のように下肢が思い通りにならないから困っているんです。

では思い通りになる、とはどうゆうことかを考えなければいけません。

以下の自分の過去の記事をお暇な方はお読みください。

患者さんに触れる意味

失敗のススメ

自分の関わり

歩行について考えてみる



これらの記事で昨日の講義の意図は何となく伝わればと思います。

また
毎回Bridgeでなぜ実技をやるのかは以下の記事↓

セラピスト同士のハンドリングから学ぶこと



てな感じです。


じゃあ最初から講義でいいじゃん、と思う人もいるかもしれません。

でもまずグループディスカッションをまず行った方が、参加者それぞれが、自分の今の考えをちゃんと振り返っておいた方が、自分の臨床に対する問題意識を持てると思いました。


まずはグループのメンバーの意見を聞くことで
同じテーマでも考え方や臨床での見方、実際のアプローチには色んな視点がある。自分の考えてることなんて、ほんのちっぽけなことなんだ、ということに気づいてもらうためにやりました。


そして午後は私が
参加者の一人をデモで
歩行の特徴から立位との関連性を評価し、実際の仮説・検証、アプローチ、歩行の変化の再評価

までを実施しました。


評価・仮説検証、アプローチは自分の考えを伝える前に
後輩数名にやってもらいました。

そんな中で実際の歩行や立位姿勢を評価する時にどんな部分のどんなことを見て、触って、解釈しているかを提示しました。


そしてその後はグループで
ロッキングした膝を戻し、その時に受け手がちゃんと立っている経験をできるか
を実技で行いました。

単純そうななことでも実はその要素は複雑で考え、感じることは沢山あります。

そう、めんどくさいんです(笑)


まずはその面倒くささに気づいてもらうこと。でもその面倒くささに向き合うことで数分の介入でも変化が出ること、に気づいてくれたら良かったかなと重います★
関連記事
スポンサーサイト

コメント


管理者のみに表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。