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知識おでぶちゃんにならないように

『人生の目的は行為にして思想にあらず』

         トーマス・カーライル


知識は、あなたの視点を増やします。

知識は、あなたの考えを深めます。

知識は、あなたの説明を上手くします。


でも、知識はあなたの実践能力は高めてはくれません。


筋の名前と場所が分かっても、それを触って見つけることができなければ意味がありません。

触って見つけることができても、それがいつ、どのように働くべきかが分からなければ硬いか柔らかいかしか分かりません。

硬いか柔らかいかが分かっても、その筋緊張の原因が分からなければ、硬いところをただマッサージすることしかできないかもしれません。

もしその硬さがどこかの弱さを補っているのだとしたら、その関節を不安定にしているだけかもしれません。

そのマッサージが痛ければ、さらにその筋を硬くさせているだけかもしれません。

その硬くなった筋をマッサージしても………


もちろん、知識は必要です。

でもその知識は行動とその結果によって、意味付けをされます。

その知識をあなたの目と手で活用できることで、アプローチにつながります。

ただただ、知識を増やしても、頭の中で整理・整頓されていなければ
ただのゴミになってしまうかもしれません。


知識を沢山得ても、
消化・吸収し、自分の筋肉(臨床力)につなげなければ、
脂肪になります。


知識おでぶちゃんです。

知識を得ることだけに喜びを感じるのは良くないと思います。

自分の持っている知識を全てだと感じてしまうと
目の前の患者さんをその知識の範疇で捉えようとしがちです。

自分の考えと矛盾が生じた時、
それは自分の知識の中では答えがないことかもしれません。


後輩や勉強会に参加していただいている方から

どんな本がおすすめですか?
何を勉強したらいいですか?

と聞かれることがあります。


一応、これかな、とか伝えますが
それは僕の興味と知識と経験の中での面白い本であって、
その方にとって良い本かどうかなんて分かりません。


とりあえず、沢山読んでみてください。
その中で面白い本が、あなたに面白い本です。

沢山本を読めば、
同じジャンルの本であれば
共通点が出てくるはずです。

その共通点はそのジャンルの中ではやはり大事なことなんでしょうし、

著者ごとに見解が異なる時、
あなたの都合の良い方を選んではいけません。
考察しやすい解釈を選んでもいけません。

なぜ同じことなのに見解が違うのか?
その部分を考えることが大事だと思います。

そうすれば同時に複数の解釈を持つことができます。


沢山、本を読んで、今のあなたにとってつまらない時、
それはあなたの知識や頭の整理ができなくて、解釈でききれないだけかもしれません。


でもその本を3年後、5年後、
もう一度読んだら、すごく良い本なこともあります。

先輩なんかに聞かずに、
とりあえず本を買ったり、ネットで文献を読んだりしてください。
そしてそれをまとめてみてください。


何を勉強したらいいのか、分からなかったら
何でもいいから勉強してみてください。

何もしなくて成長できるなら、誰も何もしません。

何を勉強したらいいか分からない。
そう言っている方は、勉強しようという意志はあるはずです。

そんな時は、
今日の患者さんとのリハビリがばっちり上手くいったのかを考えてみてください。


ばっちり上手くいっているのなら悩まないはずです。

何か、引っかかることがあるはずです。
まずはそこから始めてみてください。


結婚もしておらず、
子どももいなければ時間はあるはずです。

その時間を有効に使ってください。

結婚をして、子どもができたら
その時間はなくなります。

今できていないのに、
結婚したらできるんでしょうか?
子どもができたらできるんでしょうか?


沢山本を読んでも、沢山勉強会に出ても
臨床力は上がりません。


その知識を目の前の患者さんと向き合う中で
整理し、新たな知識を取り入れ、
常にアップデートしてください。


自分も勉強するごとに
毎回、見解が変わります。

勉強会やブログで伝えたことも、
今は違うと思っていることもありますし、
今はまた新たな解釈をしていることも多々あります。


知識はアウトプットすることで、
洗練されます。

頭の中のバラバラの知識が
まとまったり、解釈が深まったりします。

アウトプットとは、
・人と話すこと
・紙に書くこと

です。

人に伝えるためには、まとまっていないと伝わりません。
伝えたいテーマの中での要点を絞れていないといけません。

紙に書くことで、
自分の考えでまとまっていない部分や
説明できない部分に客観的に気づくことができます。

自分は学生さんや後輩にフローチャートを書いてきてもらうことが多いです。

1つ1つの要素をどう結びつけて解釈しているのか、が分かりやすいからです。

そのフローチャートに、何度も似たような言葉が出てきていたり、
つながりに無理がある部分は
要するにこじつけていることが多いんです。

フローチャートを何度も何度も作っているうちに、
段々自分の思考がまとまってきます。

足りない部分は調べたり、次の日の臨床で確認すればいいんです。



要するに、
まずは何かやってみてください。
知識を増やしてください
そして臨床に結びつけて考えてください
目と見て、手で感じて、患者さんの声を聞いてください。


ドラクエとかファイナルファンタジーのようなロールプレイングゲーム(RPG)と同じです。

動かないと物語は進みません。
自分から声をかけないと誰も反応してくれません。
戦わないとレベルは上がりません。

仲間がいます。
あなたの足りない所は他の誰かが補ってくれます。
長所と短所があります。
補いあって、チーム(RPGでいうパーティ)ができています。

攻撃力が高いの、
魔法が使えるの、
回復ができるの…色々あります。


機能に対するアプローチが強いセラピスト
ADLに強いセラピスト
環境調整に強いセラピスト
多職種のマネジメントが得意なセラピスト

色々います。

あなたの長所はなんですか?

チームに必要とされる能力を磨いてください。


簡単に倒せるスライムばっかり倒してても、はじめはよくても
ボスキャラに挑戦し続けるようなセラピストとは

数年後には歴然とした差が開いているはずです。

知識を武器に戦って、経験値を増やしてください。


新人さん、若手セラピストの少しでもお役に立てれば幸いです。
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