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数値だけを頼りにしない

たとえば、目指す場所に誰かの足跡があったとしても、
自分の足で道を探すこと、
そのことにワクワクしたい。

     バガボンドより



かっこいい言葉ですね。

先人の発見を読んだだけで、知ったような気にならず
自身の体験を持って、そこに至ることが大事、だと
小松は勝手に読み解きます。


ということで今日のテーマは「数値」です。


先日、信頼できる後輩9年目OTとのやり取りをしました。

新人さんが高次脳機能検査の点しかみていないと…。

その場のやり取りの中での違和感や表情、一つ一つの課題のどこに時間がかかっているか。そうした紙には現れない部分を拾うのもOTだと。

ただ点数やかかった総時間をみることだけでは不十分だということですね。

もちろん、合計点や時間からも平均からどれだけ外れているかで分かることもあります。

でも大切なのは、
そこで減点や時間をかけている部分が
その方の生活にどう影響を及ぼしているか?という
問題抽出にならないといけません。

ただ、平均より悪いんです、遅いんですじゃいけない。


そしてそれはPTにも当然必要。
環境や課題の難易度、声かけに対する反応。言葉で伝える量や内容。
そういった部分を見ながらその人が課題に、自分の抱えている問題に向き合えるよう工夫する。そんなことは学校では教えてくれないし、本にも書いていない。

それが臨床だと思います。


自分はまだ高次脳機能障害を治せるなんて言えません。
でもどこにつまづいていて、それに対して家族や職場に復帰するのであれば職場の方にどう対応すればこの人はストレスを感じず、家庭や職場で自分の役割や力を発揮できるのか、を伝えるよう努力はしています。


HDS-Rで20点以下では、認知症疑いと判断されます。

でも21点以上でも生活に支障ができる方もいますし、
20点以下でも独居生活や自立生活を送ることができる方もいます。

置かれた境遇や、その方の果たすべき役割、
周囲の方の理解や協力などなど…により求められること、必要となることは違います。


ただ、点数で、はいだめーーーーということに違和感があるんですね。

点数がカットオフ値以下だから、ダメなんでしょうか?


セラピストの役割は

点数によって

その方の人生や生活の可能性を潰す、ことではありません。


前述したようなその評価の中から得られる情報と
求められる状況などを総合的に考察して

どうしたらより良い生活に導けるか、という解決策を共に考え、実践する中で

その方の人生や生活の可能性を拡げる

仕事だと小松は思っています。


数値も大事ですが、
数値からは見えないこと、も含めて

生活の阻害因子を抽出し、
解決策を提案、実践することが大切です。



数値、という目に見えるものに目を奪われすぎると

目の前の患者・利用者さんが見えなくなるかもしれません。
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