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後輩のブログ…そして高次脳

仕事が楽しみなら人生は極楽だ。
苦しみなら地獄だ。

       ゴーリキー 「どん底-一幕」



3年目の後輩がブログを始めました。

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うちよりもよ~勉強してるし、何よりアグレッシブな奴です♪


近いうちにBridgeでも講義してもらおうかと思っています★

いい刺激をいつももらっています☆
こんな仲間が増えると楽しいですね。


たまには臨床的なことも書こうかと。

今、他の病院のPTから患者さんについての相談を受けています

もちろん細かいことは書けませんが
病識がなく半側空間無視(USN)、注意障害があり
動けるんだけど職場復帰は難しい、
というよな患者さんだそうです。


いわゆる高次脳機能障害ですね。

よく勉強会で高次脳機能障害、って評価しても
実際はその部分に対してどうアプローチしたらいいか分かりません…
なんて声をよく耳にします。

よく本や文献でも高次脳機能は評価方法や点数をつけることがあっても
じゃあ実際にどんな風にアプローチすべきか、という部分はあまり書いてないように思います。

そもそもなんでそのような症状が生まれているか、というメカニズムが
最近少しずつ解明されてきている段階なのか…


病識が欠如している、とか半側空間無視とか注意障害とか…


注意障害ってすごく曖昧です。よく使いますが…

・注意を向けるべき対象があっても、その注意を持続できないのか
・注意を向けるべき対象があっても、その他の刺激があるとそちらに注意が向いてしまうのか(その場で不必要な情報に対する注意が抑制できないのか)
・注意をむけるべき対象の優先順位がつけられないのか
・対象があったとしても、そのどこの部分、どんな要素に注意を向けたらいいのかが分からないのか(失行でもこのような現象が起こります)
・姿勢の安定性を保てないがために姿勢保持に必死で、その他の情報に注意を向けることができないのか。実際に注意を向ける能力があったとしても。

USNも身体イメージとの関連があるのか、ないのかでアプローチも変わります。身体イメージはその周囲の空間との関係性で成立する部分もあるようです。自己の身体で影響を及ぼすことのできる範囲(例えば手の届く範囲)から得られる視覚情報と手の届く範囲を超えた視覚・聴覚刺激とは活性化する脳の部分が異なるらしいです。つまり手の届く範囲の視覚情報はそれをとったり、操作したりする”運動”と密に関連しており、遠くの空間では自己の位置の変化や移動を認識するために働いていたりします。

こう考えれば、身体失認がそもそも存在していれば、失認側の視覚情報に対する注意は向きにくくなるかもしれません。となればそれに対するアプローチは自己身体を感じられないこと、に対してアプローチする必要が出てきます。

身体失認であれ、USNであれ根本的な問題は
失認をしてそちら側の壁にぶつかったりする危険があるからではないと思います。

自己の身体の一側がどうなっているか分からない
一側の空間が見にくい

ということもまだまだ現象です。

そもそも上に書いた現象にさえ当の本人は気付いていない
こともあります。
自己の身体の変化に気付いていないことが今回の患者さんであれば
病識の低下につながっている可能性もあります。

なんてことも考えられるかもしれません。
そうしたら少しはアプローチの方向が見えてくるかもしれません。
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