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右片麻痺の患者さんは失語を疑え

たまには臨床的な話を

右片麻痺の患者さんには
失語を疑え
、です。


セラピストの方なら

そんなん当たり前でしょ!!!
言語野があるのがほとんどの人で
左半球なんだから、と。


そうなんです。
当たり前なんです。


でも、
右片麻痺の方の臨床場面で、
そのことに配慮していますか?

配慮できていないセラピストの関わりを目にすることがあります。

運動と言語は切っても切り離せません。

失語のある方には
こちらの説明が伝わっていないから
今から何をしようとしているのか、
セラピストは何をしたいのか、
すら伝わっていないかもしれません。

そして運動・感覚麻痺もあれば
身体そのものの動かなさ、動かしにくさを
抱えています。


どこでエラーが生じているのか、を考えないと
運動・動作の問題なのか
言語理解の問題により、運動のスイッチを入れられないのか
など、患者さんができなくても困っている理由が
分かりません。

いつも言葉でやりとりできることが当たり前の自分たちの感覚で
失語症のある患者さんに向きあえば、
患者さんは多くの場合に混乱しています。


そんな思いをツイッターでつぶやいたら、
思いの他反応がありました★

以下、に貼り付けておきます★

**************

失語の患者さんとの関わりは慎重に。右片麻痺で日常会話ができる方でも、言語の処理には時間がかかる方が多い。

どのくらいの言葉で、文章の長さで、話す言葉の速さで、内容で伝わるかを表情や目線の動きを追いながらゆっくりと会話をする。


目線が宙を泳いだり、目が点になっている時は会話の内容が理解できなかったり、ついていけていないサイン。

でも若いセラピストは、理解させようとさせようとさらに言葉をかぶせていく…

余計混乱を生む。

説明することを諦め、急にリハが始まる。

相手の思いも知らないままに。

患者さんがフリーズした時には待つ。考えている素振りがあれば、さっきの内容を必死に処理しようとしているかもしれない。

そこでさらに言葉をかぶせてはいけない。

待つ。


伝わらない患者さんがいるのではなく、

患者さんにとって、どうしたら伝わるのか、なぜ伝わっていないのか考えていないセラピストがいるだけ。


言語や情報処理に時間がかかるかどうか

自分は
家族やお見舞いの人と喋っていて疲れるか。
テレビを見て、疲れるか、内容は分かるか。

をまず聞くことが多い。

患者さんによってはお見舞いの人と喋ると頭が真っ白になって寝ちゃうんだよ、という方もいた。


セラピストは、運動や動作をどうにかしたいと思う。

でもまずはコミュニケーションが大事。

相手が何を望んでいるのか
こちらはそれに対してどうしたいと思っているのか。

それを進めるためには
どう意志疎通を取っていけるか、を見極めないといけない。


また会話はでき、伝わったとしてもいざ運動になると急にフリーズしたり、エラーが増える人もいる。

いわゆる失行の問題。言語と身体や運動の関係性が崩れる。運動、感覚麻痺も相まって見た目の運動障害以上に問題は複雑。

患者さんの頭の中はパニックなはず。


見た目は同じような課題でも、言葉の使い方、こちらの与える情報量の制限(あえて言語を使いすぎない、視覚的な情報から入るなど)によってパフォーマンスは変化する。

前日、この患者さんに関わった後輩セラピストが自分のリハの時に見学に来た。

同じ課題でのパフォーマンスの違いに驚いていた。


やっている課題は一緒。目的も一緒。

でも関わり方の違いで、パフォーマンスが大きく変化する、患者さんが喜ぶ姿に驚いていた。

自分もいつも上手くいくわけじゃない。
でも失敗した瞬間に次はどうすべきか頭をフル回転。

失敗を最小限に留める。
時にはあえて失敗してもらう時もあるけど。


失語の患者さんに話しにくさに直面させたくない。

出にくい時に、ゆっくりで良いよ、間違っても良いよと言葉をかける。

話したくない、と思わせちゃうのが一番いけないと思う。

それを家族にも伝える。
家族が話しかける時にはどう話すと伝わりやすいかも伝える。



一番ストレスを感じているのは患者さん本人。

家族も伝わらなさや、以前のように会話をしても理解されないもどかしさがある。

お互いイライラする。

STの介入でそれを良くしていくことも大事。

でも、今、どう関わるべきか、も家族に伝えておかないといけない。


***********

自分とその患者さんの臨床を見学していた後輩は

「私、喋りすぎてました」

「言葉でどうにかしようとしてたんですね。」

と言いました。


患者に思いを伝えたいがために、
説明が長く、細かくなりすぎてしまう場面を多くのセラピストがしています。

その思いは大切です。

でも患者さんによっては、
それが逆に、問題を複雑にしてしまっていることもあります。

できることを
考えすぎて、上手くできなくしてしまっている可能性があります。


そんなことに気づいた後輩は素敵ですね★


12/20の脳祭りでも、
そんな話をできたらと思います。
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