FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

右片麻痺の患者さんは失語を疑え

たまには臨床的な話を

右片麻痺の患者さんには
失語を疑え
、です。


セラピストの方なら

そんなん当たり前でしょ!!!
言語野があるのがほとんどの人で
左半球なんだから、と。


そうなんです。
当たり前なんです。


でも、
右片麻痺の方の臨床場面で、
そのことに配慮していますか?

配慮できていないセラピストの関わりを目にすることがあります。

運動と言語は切っても切り離せません。

失語のある方には
こちらの説明が伝わっていないから
今から何をしようとしているのか、
セラピストは何をしたいのか、
すら伝わっていないかもしれません。

そして運動・感覚麻痺もあれば
身体そのものの動かなさ、動かしにくさを
抱えています。


どこでエラーが生じているのか、を考えないと
運動・動作の問題なのか
言語理解の問題により、運動のスイッチを入れられないのか
など、患者さんができなくても困っている理由が
分かりません。

いつも言葉でやりとりできることが当たり前の自分たちの感覚で
失語症のある患者さんに向きあえば、
患者さんは多くの場合に混乱しています。


そんな思いをツイッターでつぶやいたら、
思いの他反応がありました★

以下、に貼り付けておきます★

**************

失語の患者さんとの関わりは慎重に。右片麻痺で日常会話ができる方でも、言語の処理には時間がかかる方が多い。

どのくらいの言葉で、文章の長さで、話す言葉の速さで、内容で伝わるかを表情や目線の動きを追いながらゆっくりと会話をする。


目線が宙を泳いだり、目が点になっている時は会話の内容が理解できなかったり、ついていけていないサイン。

でも若いセラピストは、理解させようとさせようとさらに言葉をかぶせていく…

余計混乱を生む。

説明することを諦め、急にリハが始まる。

相手の思いも知らないままに。

患者さんがフリーズした時には待つ。考えている素振りがあれば、さっきの内容を必死に処理しようとしているかもしれない。

そこでさらに言葉をかぶせてはいけない。

待つ。


伝わらない患者さんがいるのではなく、

患者さんにとって、どうしたら伝わるのか、なぜ伝わっていないのか考えていないセラピストがいるだけ。


言語や情報処理に時間がかかるかどうか

自分は
家族やお見舞いの人と喋っていて疲れるか。
テレビを見て、疲れるか、内容は分かるか。

をまず聞くことが多い。

患者さんによってはお見舞いの人と喋ると頭が真っ白になって寝ちゃうんだよ、という方もいた。


セラピストは、運動や動作をどうにかしたいと思う。

でもまずはコミュニケーションが大事。

相手が何を望んでいるのか
こちらはそれに対してどうしたいと思っているのか。

それを進めるためには
どう意志疎通を取っていけるか、を見極めないといけない。


また会話はでき、伝わったとしてもいざ運動になると急にフリーズしたり、エラーが増える人もいる。

いわゆる失行の問題。言語と身体や運動の関係性が崩れる。運動、感覚麻痺も相まって見た目の運動障害以上に問題は複雑。

患者さんの頭の中はパニックなはず。


見た目は同じような課題でも、言葉の使い方、こちらの与える情報量の制限(あえて言語を使いすぎない、視覚的な情報から入るなど)によってパフォーマンスは変化する。

前日、この患者さんに関わった後輩セラピストが自分のリハの時に見学に来た。

同じ課題でのパフォーマンスの違いに驚いていた。


やっている課題は一緒。目的も一緒。

でも関わり方の違いで、パフォーマンスが大きく変化する、患者さんが喜ぶ姿に驚いていた。

自分もいつも上手くいくわけじゃない。
でも失敗した瞬間に次はどうすべきか頭をフル回転。

失敗を最小限に留める。
時にはあえて失敗してもらう時もあるけど。


失語の患者さんに話しにくさに直面させたくない。

出にくい時に、ゆっくりで良いよ、間違っても良いよと言葉をかける。

話したくない、と思わせちゃうのが一番いけないと思う。

それを家族にも伝える。
家族が話しかける時にはどう話すと伝わりやすいかも伝える。



一番ストレスを感じているのは患者さん本人。

家族も伝わらなさや、以前のように会話をしても理解されないもどかしさがある。

お互いイライラする。

STの介入でそれを良くしていくことも大事。

でも、今、どう関わるべきか、も家族に伝えておかないといけない。


***********

自分とその患者さんの臨床を見学していた後輩は

「私、喋りすぎてました」

「言葉でどうにかしようとしてたんですね。」

と言いました。


患者に思いを伝えたいがために、
説明が長く、細かくなりすぎてしまう場面を多くのセラピストがしています。

その思いは大切です。

でも患者さんによっては、
それが逆に、問題を複雑にしてしまっていることもあります。

できることを
考えすぎて、上手くできなくしてしまっている可能性があります。


そんなことに気づいた後輩は素敵ですね★


12/20の脳祭りでも、
そんな話をできたらと思います。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

Bridge管理人(小松 洋介)

Twitter:@bridgeaichi

Bridge代表講師

愛知県の総合病院(療養➔回復期➔急性期➔訪問)➔回復期病院を経て、H26年1月より、名古屋にてキョーワ訪問看護リハビリステーションにて勤務している11年目の理学療法士(PT)です。

1,2ヶ月に1回、愛知県刈谷市を中心に勉強会を開催しています。
また年に数回、外部の病院やリハの団体からお呼びいただき、勉強会(実技を含めた)を行わせていただいています。

・知識を臨床につなぐ(実践能力の向上)
・他の病院・施設のセラピストとの出会い(ディスカッションを通じて新たな視点と技術の発展)
の架け橋になれればと思います。

そして、患者さんの思いに立て、
世の中に、患者さんに、職場や他のスタッフに
求められるセラピストがたくさん増えるためのお手伝いができればと思っています★

ご意見やご質問、臨床のお悩み、
勉強会の依頼など、何でもお気軽に
ブログの左側にある「管理人にメール」よりご連絡ください!

どうぞ、よろしくお願いします。

セミナー情報、講師・コンサル依頼はこちら!


Bridgeオフィシャルウェブサイト
(↑クリックにてリンク)

セミナー講師・コンサルティングの
ご依頼はサイト内の

「REQUEST」・「CONTACT」

よりお願いします★

募集中のセミナー

9/6(日)

「聴く」・『効く』
「見せる」・『魅せる』プレゼンテーションセミナー


講師:亀田祐旭(亀田整体室 代表)
   小松洋介(Bridge代表講師、寄り添い屋)

詳細・申し込み(クリック)

今後のセミナー情報

Link第二期は

1月中〜下旬の土日連続+2月の日曜の計3回!!

募集開始は8〜9月予定★

メーリングリスト登録者、先行予約あり!!

【メーリングリストの登録は】
60303523@ra9.jp
へ空メールをお願いします★

全記事表示

全タイトルを表示

管理人にメール

勉強会の参加受付、管理人に質問、ご意見などはこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QRコード

スポンサードリンク

FC2カウンター

メーリングリスト登録希望の方

勉強会の予定などを配信します! 60303523@ra9.jp
へ空メールをお願いします★

管理人の講演予定

9/18(金)名古屋

テーマ
「ST限定!!嚥下のための姿勢の評価と姿勢改善のためのアプローチ」

19:15~20:45
場所:協和ケミカル株式会社 本社ビル6階
定員:20名(満員御礼!!)

申し込みは↓↓↓
ST限定セミナー詳細・申し込み


10/18(日)東京

テーマ
「脳卒中後の体幹の安定性向上のためのアプローチ」

10:00-16:00
場所:STROKE LAB(東京都内)
定員:12名(残り5名)

申し込みは↓↓↓
STROKE LAB体幹セミナー詳細・申し込み

フリーエリア

管理人のつぶやき

プロフィール

Bridge管理人(小松 洋介)

Author:Bridge管理人(小松 洋介)
Twitter:@bridgeaichi

Bridge代表講師

愛知県の総合病院(療養➔回復期➔急性期➔訪問)➔回復期病院を経て、H26年1月より、名古屋にてキョーワ訪問看護リハビリステーションにて勤務している11年目の理学療法士(PT)です。

1,2ヶ月に1回、愛知県刈谷市を中心に勉強会を開催しています。
また年に数回、外部の病院やリハの団体からお呼びいただき、勉強会(実技を含めた)を行わせていただいています。

・知識を臨床につなぐ(実践能力の向上)
・他の病院・施設のセラピストとの出会い(ディスカッションを通じて新たな視点と技術の発展)
の架け橋になれればと思います。

そして、患者さんの思いに立て、
世の中に、患者さんに、職場や他のスタッフに
求められるセラピストがたくさん増えるためのお手伝いができればと思っています★

ご意見やご質問、臨床のお悩み、
勉強会の依頼など、何でもお気軽に
ブログの左側にある「管理人にメール」よりご連絡ください!

どうぞ、よろしくお願いします。

カレンダー

05 | 2019/06 | 07
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

管理人の本棚

仕事が楽しくなる名言集


presented by 地球の名言

スポンサードリンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。