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運動麻痺に対する治療戦略と実践② 「質」の問題

昨日の「量」の問題に引き続き、

本日は運動麻痺に対する治療戦略と実践

「質」の問題を考えたいと思います



■「質」の問題


量の問題により、廃用の問題は解決するかもしれません。

運動の再学習(神経ネットワークの再構築)にも反復運動が必要です。

しかし反復運動は現在のパターンを定着させ、効率良くすることはできても機能の改善に直接結びつく訳ではないようです。

リハビリによって麻痺側の参加を促し、
(リハビリによって見つけた)良い運動パターンを(病棟や在宅 生活での使用によって)より多く使う」ことが量と質の問題の解決にとって重要なことだと考えます。


では実際の臨床ではどうでしょうか?
たとえばリハビリで運動パターンが変化した際に、
その変化は次の日まで持続するでしょうか?
午前のリハ効果が午後まで持続するでしょうか?
リハ時間が終わった瞬間に戻っていないでしょうか?

このようなことを私たちは多く経験します。
なぜそんなことが起こるのでしょうか?

患者さんのやる気がないのでしょうか?

もしかすると患者さんは運動パターンが変化したことすら気づいていないかもしれません。
変わったことは何となく分かっても、どうして変わったかは分かっていないのかもしれません。


運動学習とは「運動パターンの比較的永続的な変化」であるとされています。

ということはすぐに元に戻ってしまうような一次的な変化を学習とは呼びません。
ある運動パターンを学習したかどうかは、患者自身が再現できるかどうかで評価ができます。

つまりリハビリは、患者さんに良い運動を再現できるためのコツを見つけ、定着させることと言い換えることができます。


では先ほどから何度も出てきている、「良い運動パターン」とはそもそも何でしょうか?

それがなければリハビリの課題の効果判定もできません。
セラピストによって以下の例の様な様々な基準があるかと思います。

・主動作筋の筋収縮
・アライメントの対称性
・いわゆる正常運動に近い関節運動
・変に力が入っていない

しかし、健常人によっても姿勢や運動パターンは異なります。

答えは1つではありません。

また臨床では、見た目が正常っぽくなったとしても、患者さんの反応がいまいち良くないという場合に遭遇します。

それは患者さんにとって見た目の姿勢や動きと実際に感じられている経験の間に大きな違いがあります。

リハビリによって何かしらの変化が生まれた時、
その変化を患者自身が良い、と思えなければ生活には活かされないかもしれません。


やっぱり、最後は「」だと思います。


では次回は

患者にとっての良い運動とは何か?
考えたいと思います。






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