スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

成長と挫折

サッカーは観客に楽しんでもらえば、
その何倍もサッカーが楽しくなる。

        by ロナウジーニョ



近づいてきましたね、8月勉強会!!

講師の先生方、スライドの準備はよろしいでしょうか?
印刷用スライドの締め切りは来週の土日です★

お願いします!


ということで成長と挫折、なんてことで今日は
書こうと思います。


今、自分が担当している中心性脊髄損傷の方がいらっしゃいます。

ご自分の身体を良くすることに対し非常に真剣な方で
また仕事柄(個人情報となるので内緒ですが)
素晴らしい理解力とイメージの能力を持っています


受傷後の1週間はほぼ完全に四肢麻痺の状態でした。
左上肢以外が自己の身体がどこにあるのか全く分からず
両下肢は動かそうとすると痙性で全くゆうことをきかない状態でした。

現在2カ月ですが、今は歩行器歩行で見守りまでできる状態です。

もちろん最初の数週間はショック期からの回復過程、自然回復の影響が大きいと思います。


ですが、それだけでは説明ができないくらい変化をしていると思います。

この方は自分の身体が
どう動かせるのか
どう感じるのか
をすごく適切に説明してくれます。


自分はそれに対して
動かすために必要な感覚であったり
どこのどんな感覚に注意をむけるべきか

あとどうすればその感覚を感じることができるのか

などをその方との対話の中で伝えているだけです

一つの例としては
この方は左下肢の足底感覚の鈍麻があります。
はじめは足がついているかどうか何とか分かるレベル。
痺れが強い、という状況でした。

そこで自分の仮説としては痺れがあり、痺ればかりが気になって注意が向いてしまうばかりに鈍麻している足底の圧覚にさらに注意が向きにくくなってるんじゃないか、と考えました。

幸いこの方は右下肢は痺れが少なく、足底の圧覚がどこにあるか、強さの違いなども認識することが可能でした。

左右の足底感覚を何度も比較する中でこの方は

「痺れと足の裏を押される感覚は周波数が違う!」

ということを言いました。

この方はそれで感覚を区別できました。痺れの方が周波数が高いと言われたんですね。


そこで自分は、この方には仕事柄分かるだろうと判断し

じゃあ高い方の周波数だけフィルタリングして低い方の周波数(足底の圧覚)を増幅できます?

なんて聞いて、再度左の足底を手で押しました。

すると痺れがかなり減少し、足底刺激の位置も強さの違いも認識できるようになりました。



もちろんこれはこの方が理解力、応用力が高いからできたことだと思います。

でもこうゆう患者さんと出会えることで
自分の仮説や治療が正しい方向へ向かっているのか

自分の伝えたいことを患者さんはどう理解したんだろう
どこが理解が難しかったんだろう
どうすれば自分のイメージを伝えることができるんだろう、なんてことを毎日考え、反省、修正することができます。

すごくプレッシャーもありますが、それが毎日の臨床では当たり前なんだな、と感じさせられます。治療の数十分の中で、新しい発見、自分のしょぼさを痛感することを何度も繰り返します。


成長と挫折、この繰り返しでまた患者さんを良くする方法を模索できればと思います。


そしてこの方を自分の勉強会の講義の症例報告として8月報告できれば、なんて思っています。
関連記事
スポンサーサイト

コメント


管理者のみに表示

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。