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運動器疾患と感覚

人生は卒業後に自分から
どれだけ能動的に働きかけたかで決まる。

           小柴昌俊


来月のシンポジウム、もしかするとシンポジストが増えるかもしれません。

Yさんと話していて、若い先生が感覚をどう考えているか、も話してもらったほうが分かりやすいんじゃない?
なんてことで現在2,3年目の先生にシンポジスト打診中です。2年目の先生は認知のコースに出ている先生です★さて受けてくれるでしょうか???

若い先生が、感覚をどう捉えて、どう治療しようとしているか。

様々な意見に対してうちとYさんで補足なり、自分ならこう考えてこう治療するかな、なんて話しができればと思います。


さてたまには臨床的なお話を。

運動器疾患、骨折などでは若い先生はあまり中枢神経系の問題とは捉えないことが多いのではないでしょうか。
自分も若い頃は、運動器疾患は運動器、つまり運動機能の問題として捉えることが多かったです。


でも臨床では受傷部、ope部に対して
患者さんは

パンパンに腫れている感じがする

ボ~ンとしてる感じがする

これ以上曲げると痛くなりそうな感じがする

体重をかけると膝がガクっとなる気がする


なんて感覚的、運動・感覚イメージ的な訴えをよく聞きます。



腫れてるから、opeをしたから、怪我をしたから
なんてゆうふうに考えてしまうと
感覚や認知的な問題は注目されません。

そして多くの患者さんは自然回復により
そのあたりの問題が最終的には目立たなくなる患者さんも多いです。

でも逆にそれらの認知的な問題が運動に大きく影響を及ぼしている
ケースがあることも事実です。


今回の勉強会でもあったように
荷重へ対する不安から歩行周期全体に問題を起こすこともあります。


荷重へ対する不安から

initial contact~loading response期にスムーズな荷重の移行ができない

足底が着いたのを確認してからその下肢に荷重をゆっくりと移す、
この時点で流れるような重心移動はなくなります。

ということは反対側の立脚にも影響が出てきますよね。

initial contactに不安がある、ということは
当然その前の遊脚でもcontact時の衝撃をできるだけ避けるような
swingにならざるをえません。


荷重に対する不安、という問題が
歩行を観察すると
立脚だけでなく遊脚にも、
そして対側の立脚にも問題が出ているように見えます。


学校で習った歩行周期を分けて歩行を捉える方法は
各周期における分析をしやすい、
という視点からは非常に理解しやすく
異常をみつけやすいのですが

それだけでは根本的な問題を見つけることはできないと思います。

歩行は立脚~遊脚~立脚~………
と時間・空間的に途切れることなく続きます。


細切れで評価するだけでなく、
その流れを悪くしている原因は何か?

を追求することが大切だと思います。



そのためには動作分析だけではたどり着けない領域があります。

ワタル先生のブログ

でも書いてありましたが、


動作をしている主体(患者さん)には意図があります。

自分の身体を感じる脳があります。

そこから感情が生まれます。


自分の身体に異常(腫れぼったい感じ、痛くなりそうな予感など)があれば
その部分を積極的には使わないように
意識的・無意識的に制御している可能性があります。

脳の”機能解離(diaschisis)”も影響しているかもしれません。


そこを無理やり、ROM訓練・筋力訓練をするのではなく、

その感じている異常な感覚を修正することで
結果的に
可動域や筋力の改善、動作パターンの変化を
もたらすことができるのではないでしょうか?


そんな話しが来月できるといいですね★
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